【特別企画】

「フェスティバトル」、メディア対戦会に行ってみたらなぜか仮装をさせられたんだが?

ゲーム内外で“ワイワイ感”をたっぷり浴びてきた

【フェスティバトル】

8月29日 配信

価格:基本プレイ無料(アイテム課金制)

 いよいよ8月29日の正式サービスが開始される、スマートフォン向けチーム対戦アクションバトルゲームの「フェスティバトル」。本作は、コロプラとMIXIがタッグを組んで開発が進められてきた、オンライン対戦ゲームだ。

 この「フェスティバトル」では、最大6人でチームを組み、「チームサバイバル」や「クリスタルハンター」など様々なルールでバトルを楽しむことができるオンラインアクションゲーム。メニュー画面は縦持ち、対戦では横持ちに切り替わり、自身のアバターをカスタマイズしながら繰り返し対戦に挑んでいく。

 1試合あたりのゲーム時間はわずか5分程度となっており、気軽にプレイすることができるところが最大の特徴だ。オンラインでマッチングするだけではなく、友達同士で協力してチームを作ることもできるので、まさにパーティ感覚で遊べる作品となっている。

 ゲームのリリースに先駆けて、本作の魅力を肌で体験出来るメディア向けのイベントが、8月2日に東京・中野にあるRed Bull Gaming Sphere Tokyoで開催された。

 ゲームの内容については以前に取り上げているので、合わせて参考にしていただきたいが、今回のイベントはメディアの対戦会というもの。ただ対戦するだけでは面白くないということで、ゲームをプレイしながら、プレーヤー自身の動きや状況に負荷をかけるという、遊び心たっぷりの内容となっていた。こちらの記事では、その模様をレポートする。

【【フェスティバトル】ゲーム紹介】
イベントを盛り上げるため、会場となったRed Bull Gaming Sphere Tokyo内には、ゲームに登場するキャラクターたちの等身大パネルがいくつも設置されていた

ルールに合わせたお題もあり!? 各メディアがタッグを組んで総当たりで対戦

 今回のイベントは、いわゆる「メディア対抗戦」ではなく「メディア混合戦」というスタイルで行われた。それぞれのメディアの代表が、ランダムで3つのチームに分かれて総当たりで戦っていくというもので、最終的に優勝チームが決定されるというものだ。

 対戦は大きく2回に分けて行われ、前半が「チームサバイバル」、後半が「クリスタルハンター」というルールで実施。それぞれ勝利したチームが勝ち点2点をゲット。引き分けの場合は1点ずつ獲得となり、合計点で順位を競っていく。ちなみに、上位2チームが同点になった場合は決勝戦が行われるほか、3チームが同点の場合はメンバーの上位3名のポイントを合計したものが高い方から順位が付けられていく。

プレイエリアには巨大なディスプレイが設置されており、そちらで対戦の様子も見られるようになっていた

 ということで、最初に行われたのが「チームサバイバル」だ。こちらは、いわゆるバトロワ的なルールとなっており、最終的に最後までチームメンバーの誰かが生き残った方が勝利となる。ゲーム序盤までは敵に倒されても復活することができるが、バトル後半はサバイバル開始となり復活ができなくなる。また、それに伴い、セーフエリアも狭まっていき必然とバトルが発生しやすい状況になっていく。

 今回のイベントでは単に対戦するというだけではなく、どちらかというとお祭り的な雰囲気のものとなっていた。それを体感するために、ルールごとに異なるお題が運営側から出された。この対戦に先駆けて参加者に出されたお題が「参加者もカスタマイズする」というものだ。ゲーム内では自分が操るキャラクターの見た目をカスタマイズすることができるのだが、参加者たちもそれに見習って仮装するというものである。

 会場内にはあらかじめマスクやかつら、マントが用意されており、それを選んで身に付けられるようになっていた。マスクの形が違うなど微妙に異なるセットが用意されていたが、共通項としてかつらのみチームで色分けされており、Aチームが赤でBチームが白、Cチームが青となっていた。ちなみに筆者が参加したのはBチームだったので、白いかつらのコスチュームを身に付けてゲームに参加している。

なんだか怪しいアイテムが置かれているなと思っていたら……!?
それぞれの仮装は微妙に異なるが、かつらの色でチームが見分けられるようになっていた

 実は最初に出されたお題はこれひとつではなく、もうひとつの要素も用意されていた。それが、実際にゲームをプレイするエリア自体も、ゲームの進行に合わせて狭まっていくというものだ。対戦を行うプレイエリアには、あらかじめ四角い枠が描かれており、対戦するときはその中に入ってゲームを行っていく。

 この枠は開始時は黄色い枠の中に収まるようにプレイするのだが、サバイバルが開始されると同時にさらに内側に描かれた赤枠の中に収まるようにしてプレイしなければならない。そのため、おしくらまんじゅうのような状況になってしまうというわけだ。

 とはいっても、今回はあくまでもお祭り的なイベントでもあったため、たとえはみ出していたとしても特別なペナルティがあったわけではなかったのだが……これはこれでなかなか新鮮な体験であった。

こちらが会場内に設置されていた、プレイエリアの枠。最初は黄色の内側でプレイを開始し、ゲーム内のセーフエリアの縮小に伴い途中から赤枠の内に移動しなければならない
枠内に収まっているかは、スタッフが厳しくチェックしていると思いきや、よく見るとはみ出している人もいた。このあたりは、お祭りイベントならではのゆるさだ

めったに見られないレア技も飛び出した「チームサバイバル」

 「チームサバイバル」の第1試合として行われたのが、Aチームと我がBチームとの対戦だ。今回チームを組むことになったBチームは、ほとんど今回は初のゲームプレイという人が多かった。しかしながら、練習試合のようなものは一切なく、いきなり本番で対戦が行われることに。

画面左側(青)がAチーム、右側(赤)がBチームだ

 この「チームサバイバル」について少し補足しておくと、ゲーム序盤はスキルを取得したり、能力を高めることができるパファースフィアと呼ばれるアイテムを集めていったりしながら、自身のキャラクターを強化していくことで有利に進めることができる。スキル自体は、フィールドに湧いているモンスターを倒すことで入手が可能だ。パワースフィアはそれぞれ異なる色が用意されており、同色のものを3つ集めることで効果が高くなる。

まずはゲーム中に使えるスキルを獲得していく
キャラクターの後ろに連なっているのがパワースフィアだ。できれば同色のものを集めていたい

 途中で倒されてしまった場合でも、俯瞰視点で爆弾を設置するなど味方をサポートすることができる。しかし、ゲーム開始から2分30秒が過ぎるとサバイバルが開始され、それ以降復活が不可に。また、セーフエリアも狭まっていくというルールになっている。

 ということで、元々前面に立って戦うというタイプでもないため、サポートに徹するために初戦ではキャスターのカエサルを選択してみた。しかし、クローズドベータのときも使ったことがないキャラクターだったということもあり、思ったような活躍はすることができなかった。試合としては、復活ができないサバイバルが開始されたあと、Aチームが残り3人、Bチームが残りひとりの状態となりピンチが続いていたが、勢いのあるAチームが初戦の勝利を勝ち取った。

Bチームは最後ひとりで粘ったものの、残念ながら最後は数の差で押し切られてしまった

 第2試合はAチームとCチームとの対戦となった。そのサバイバルが始まる後半戦へ、倒されたメンバーによるアシストも見事に決まり、残り3対3の拮抗した勝負となっていたが、最後はCチームがルシファーの「エナジーサークル」という技を使って勝利を掴んだ。

 そこで急遽、試合後に開発陣が試合内容について解説を開始した。というのも、「エナジーサークル」の隠された効果がここ一番で発揮されたからだ。

 「エナジーサークル」は、原作「モンスターストライク」にある友情コンボ「ハイエナジーサークル」を再現したもので、もともとは「発動までボタンを押し続ける事で一定範囲まで効果範囲が広がり、ボタンを離したタイミングで範囲内にいた敵全員に3~4回ダメージをあたえる」という効果になっている。

 しかし、「味方が自分以外戦闘不能」という特殊な状況下においては、発動後に「フロア全体に追加で1回ダメージを与える」という追加効果が付く。追加効果の発動条件はかなり限られているため、開発陣によるテストプレイでも見ることがなく、実際に試合で見たのはこれが初めてだったという。しかも、それが試合終了の決定打になったということで、感銘を受けたのだとした。

レアな技で窮地を乗り切り勝利をもぎ取ったCチーム

 第3試合は我がBチームと、先ほど劇的な勝利を収めたCチームとの対戦が行われた。最初に選んだカエサルがいまいちハマっていなかったため、今回はクローズドベータテストでも扱いやすく感じた赤髪のヒーローを選択して挑んだ。そうしたこともあってか、先ほどよりはやや活躍できた印象だ。

 チーム全体としても調子がよく、今回はサバイバルが開始された時点で全員が生き残っているという状態になった。ここから徐々に生き残るメンバーが減っていってしまったが、Bチームは人数差で有利な状況を維持することができた。

サバイバル開始の時点では、完全に互角の状態に

 筆者は残念ながら最後まで生き残ることができず途中で倒されてしまったものの、残りのメンバーの頑張りもあり、ここでようやく初勝利をゲット。ちなみに勝利したチームはダンスの映像が流されるのだが、それを見ながらやっと勝利を実感することができた。

初勝利でようやく喜びのダンスシーンが見られた

 ここで前半の「チームサバイバル」が終了。勝ち点としては全チーム同率1位ではあったが、ポイントの合計により1位がAチーム、2位がCチーム、3位がBチームという結果になった。

中間発表ではAチームがポイント差で1位を獲得

クリスタルを集め多分だけペットボトルで重さが体感できる「クリスタルハンター」で対戦!

 休憩を挟んで場面転換が行われた後で、後半戦がスタート。こちらは先ほどまでとは異なり、「クリスタルハンター」というルールで行われた。ゲームとしては、フィールド上に散らばっているクリスタルをチームで12個集めていき、その状態を30秒間維持したら勝利となる。もちろん、クリスタルはそれを所持しているプレイヤーを倒して奪い取ることも可能だ。

 今回は「チームサバイバル」とは異なりリアルなプレイエリアが狭くなるということはないものの、その代わりといってはなんだが、今回は別のお題が出されていた。それが、クリスタルを獲得していくごとに、その重さをプレイヤー本人も体感するために背負ったリュックの中に水が入ったペットボトルが入れられていくというものであった。

「クリスタルハンター」では対面で座った状態で対戦が行われた
自己申告でクリスタルをゲットしたことを伝えると、背中のリュックにペットボトルが入れられていく

 本来は「チームサバイバル」の結果を受けて、対戦順番も変更される予定であったが、得点差はあるもの同率1位という結果になり、先ほどと同じ順番で対戦が行われることとなった。というわけで、「クリスタルハンター」の第1試合で行われたのは、先ほどの順番と同じAチームとBチームの対戦だ。

 この「クリスタルハンター」では、フィールド上に散らばっているクリスタルをできるだけ集めていくことが目的となるため、足が速いキャラクターが有利だ。素早く移動できるだけではなく、敵に狙われたときも素早く逃げることができる。

 また、戦術としては、終盤にガードが堅いガーディアンにクリスタルを集めるというやりかたもある。このように、チームでどのような作戦を立てて行動していくかというのが勝利の鍵となるのだ。ちなみに、クリスタル自体は、ゲーム序盤から獲得していくことができる。そうしたこともあってか、試合がスタートしてから間もなくすると、あちらこちらから「取りましたー!」という声が聞こえてきた。

このルールでは、フィールドに散らばっているクリスタルを集めていくことになる

 試合は終始Aチームがリードを保った状態になっており、9対4でゲーム終盤に突入する。ここで、5個のクリスタルがゲット出来るメガクリスタルが出現し、そちらもAチームがゲットしていた。ちなみにメガクリスタルをゲットしたときは、背中に入れられるペットボトルも5個と大幅に数が多くなる。最終的にAチームが15個のクリスタルを保持した状態でカウントダウンが進み、そのまま勝利を収めた。

Aチームが15のクリスタルを集めた状態でカウントダウンが進み、その勢いのまま勝利を掴んでいた

 第2試合はAチームとCチームの試合が行われた。先ほどの「チームサバイバル」では甲乙付けがたい実力を持った両チームであったが、この試合でも拮抗した状態が続いていく。なんと終盤では、お互いがクリスタルを11個まで集めるというリーチ状態に。

 その後、Cチームが13個のクリスタルをゲットすることに成功し、そのままカウントダウンが進んで勝利をゲットした。結果的にここまで行われてきた試合は、先ほどの「チームサバイバル」のときと同じような展開に。

お互いのレベルが均衡していたこともあってか、好試合が続いた

 この日最後に行われた試合が、我々Bチーム対Cチームとの戦いだ。ゲーム序盤、Cチームが8個のクリスタルを集めていく。Cチームは戦術として、バトルに参加するメンバーとクリスタルを集めることに専念するメンバーに分かれて行動しており、その作戦が見事にハマっていたのである。

なぜかCチームは、ほとんどのメンバーがアーサーを選択!?
作戦がハマリ、序盤はCチームが大きくリード

 しかし、クリスタル保有数の差が徐々に縮まっていき、途中でBチームが7個を集めて逆転。筆者自身も、最初の試合ではひとつもクリスタルを集めることができずに仲間のサポートに徹していたのだが、今回はサクサクとゲットすることができきかなり調子が良かった。

 クリスタルをゲットすると背中にペットボトルが入れられていくのだが、実はひとつ前の試合からペットボトルが軽すぎるのではということに運営側が気づき、2本ずつ追加されるようになっていた。しかしながら、調子に乗ってどんどんクリスタルをゲットしていくことができたので、その重さもほとんど感じないぐらいにゲームに集中することができた。

一時は12対1とリードし、このまま勝利するかと思ったのだが、現実はそう甘くはなかった

 てっきりこのまま勝利を勝ち取ることができるかと思っていたのだが、なんと試合後半にCチームが逆転し、そのまま勝負が決まってしまった。ここですべてのゲームが終了となり、後は最終結果の発表を待つことに。

残念ながら最後の試合は敗退で終わってしまう

 集計の結果、最終的に優勝を果たしたのは6ポイントを獲得したCチームだった。2位は4ポイントを獲得したAチーム、そして我がBチームは2ポイント獲得で3位という順位になった。今回はどちらかというと、ゲームのノリをそのまま体験できるということに主眼が置かれたイベントであったため、バラエティ色も強くなっていた。

1位を獲得したのはCチームだった。同チームには、もっとたくさんゲームを遊んでほしいということから、ワイヤレス充電器が賞品として贈られた
2位はAチーム。クールにワイワイ遊んでほしいということから、ハンディファンが賞品で贈られた
なぜか3位なのに記念撮影のときだけは勇ましかったBチーム。クリスタルをイメージした砂糖菓子が贈られた

 というわけで、あっという間に楽しい時間が過ぎ去ったという印象だった今回のイベント。「フェスティバトル」というゲームが持っているワイワイとした雰囲気やパーティ感覚で楽しめるところを、まさに肌で体感することができた。

 ゲームとしては、他にも様々なルールが用意されているほか、アプリの中に配信機能も盛り込まれており、そちらを使って配信者になったり視聴したりといった楽しみ方もできる。いずれにせよ、対戦ゲームにありがちなギスギスした雰囲気はなく、さくっと遊べて勝っても負けてもまた次の試合に挑みたくなるところが魅力だ。

 ゲーム内の状況にあわせてプレーヤーが実際に影響を受けるというのは初めての状況だったが、そうした遊びを加えても、楽しく遊べるところも良かった。とにかくわいわい楽しめるタイトルとなっているので、リリース後にぜひとも遊んでみてほしい。

【「メディア混合わいわいフェスバ!」当日の様子】