【特別企画】
ゲーム「ウマ娘」新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」先行体験レポート
ついに秋川やよい理事長がシナリオリンクとして登場! 飯を食って強くなれ!
2024年6月25日 12:00
- 【ウマ娘:新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」】
- 6月26日 実装予定
皆さんのゲーム「ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)」における育成目的は何だろうか?最近では高難度のソロコンテンツ「マスターズチャレンジ」が登場したことで、これをクリアするために頑張っている人も多いだろう。筆者も日々、マスターズチャレンジに挑むため強いウマ娘を育成して、返り討ちにあったりしている。
育成シナリオがアップデートされると、どんどん育成するウマ娘たちのグレードも上がっていくため、新育成シナリオの登場は楽しみでしかない。そんなところに6月26日より「ウマ娘」の新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」が実装される。劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」の盛り上がりなど、まだまだ話題が尽きないウマ娘だが、果たして新育成シナリオはどのくらい強くて逞しく、かわいいウマ娘が育成できるのだろうか? また、2月に追加された「U.A.F. Ready GO!」の周回に慣れてきたこのタイミングでの新育成シナリオだが、周回のしやすさはどのようなものなのだろうか?
今回はメディア向けに開催された先行体験会に参加し、新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」をプレイする機会に恵まれたので、その際に感じたプレイ感などをレポートしていきたい。なお、体験会でプレイした新育成シナリオはまだゲームバランスが調整中など、開発中の物となるため、リリース時と異なる場合がある点は予めご了承頂きたい。
今回は新キャラ追加なし!秋川やよい理事長がついに起つ!
新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」のあらすじは、秋川理事長の突然の畑開放宣言により、誰でも自由に畑で農作物を育てて、収穫できるようになったトレセン学園大農耕時代。陽の下で、みんなでクワを振るい、暮れればともに食卓を囲む。さて、今日も畑に行こう!というものだ。
今回の新育成シナリオでは、これまでも常にウマ娘の事を考え、我々トレーナーの助けともなっていたトレセン学園理事長・秋川やよいによる肝入りのイベントだ。そのため、新たな追加キャラクターは登場せず、既存のメンバーで盛り上げていく流れとなっている。
なお、勘のいい人ならすぐに気が付くと思うが、今回の新育成シナリオにおける強力な友人サポートカードとして、秋川理事長のカードが登場決定しているので、入手可能なタイミングになったら是非ゲットしておきたい。
育成シナリオとしては、前回の「U.A.F. Ready GO!」などと同様、育成中に共通イベントを行なうタイプではなく、ウマ娘ごとの固有イベントを行うタイプだ。新育成シナリオ固有のイベントとして、初年度のジュニア級は12月末に試食会イベントが発生。その後、2年目のクラシック級では6月末と12月末、3年目のシニア級では6月末に試食会が行われ、最後の12月末に開催される大豊食祭をクリアするとイベントは終了となる。最後の締めはURAファイナルなので、イベントの流れはU.A.F.と同じ感覚と言える。
新育成シナリオの目標は、野菜を育てて料理を作り、その後の試食会を成功させて、最後の大豊食祭を盛り上げること。野菜を畑で育てて、収穫し、料理をするという流れがトレーニングに組み込まれるというなかなかユニークな仕掛けとなっている。
トレーニング画面にはいつもの画面に見慣れない新たなウィンドウが追加されており、ここに5種類の野菜の保管状況が表示されている。今回はスピードやスタミナなどいつものトレーニングアイコンの横に小さなバッジのような形の野菜アイコンが付与されており、それぞれのトレーニングを行う際に、これら野菜の畑の世話も行うという仕掛けになっている。
トレーニングやその他の活動を行うことで、世話をした野菜はより多く、それ以外の野菜もそれなりに収穫できる量が加算されていき、4ターンに1回、収穫が発生して、これらが一気に保管数に加わる形となる。ポイントとしては、保管数上限を超えないように適度に野菜を消費するのが重要だ。
野菜の収穫は4ターンにつき1回だが、2年目/3年目の夏合宿期間中と、URAファイナル期間中は毎ターン終了後に野菜が収穫される。野菜の収穫を繰り返していると「畑Pt」を貯められるので、これを使って畑の「野菜Lv」を上げることもできる。野菜Lvが上がれば収穫数が増えるほか、料理を作った際のトレーニング効果も強化、さらには保管数上限も上がるため、より多くの野菜を蓄えられるようになるなどいいことだらけだ。
またトレーニング項目の選択画面には、新たにお料理ボタンが追加されており、保管している野菜を使って料理が行なえるようになった。料理を作ることで「お料理Pt」が獲得でき、これが基準値に達すると半年に1度の試食会の満足度が高くなる。
なお、料理を行ってもターンは消費されない。それどころか料理を行ったターンはトレーニング効果がアップするため、効率的に野菜を料理してトレーニング効果を高めるのも本シナリオの育成テクニックにおいて重要な要素と言える。料理の種類は1年ごとに追加されるため、トレーニング効果をチェックしておくのも大事なポイントの1つだろう。
前回のU.A.F.では「賢さ」を選んでも体力が回復しないという、これまでのウマ娘育成と比べて、やや特殊なルールとなっていたが、今回の新育成シナリオでは賢さによる体力回復が復活した。U.A.F.で慣れてしまうとトレーニングメニューを選んだのに体力が回復するという動きが再び新鮮に見えるから不思議だ。
「試食会」は今回も全て新規アニメーション!ルビーの微笑みは最高だ!
今回の先行体験会において、筆者はダイイチルビーをチョイスした。理由は簡単で、筆者はダイタクヘリオスが好きすぎて、ダイタクヘリオスが好きなウマ娘であるダイイチルビーも大好きになってしまったからだ。ミュージカルの影響も無視はできないが、キャラクターとしてはデレがほぼないクールなキャラクターの印象も筆者の心には好印象だ。また、ダイタクヘリオスがダイイチルビーを呼ぶ時の「お嬢」という言い回しが筆者の昔の心の想い出にどストライクだったから、というのもある。これは深掘りすると色々と困ることになるので割愛する。
もう1つ「チーム競技場」では、特定の組み合わせのウマ娘がリーダーに並んでいる場合、稀に出走前の掛け声が特殊な2人の掛け合いに変化する場合がある。ダイタクヘリオスとダイイチルビーが並んでいる場合にもこれが発生するのだが、出走前にダイイチルビーが「近いです……ヘリオスさん」と言い、ヘリオスはそんな声を気にせず「お嬢ぉ~~!」と返すこの掛け合いが最高なのだ。
ただし、チーム競技場のチーム編成でリーダーを張るには性能も最高でなければならない。現段階で筆者手持ちのダイタクヘリオスとダイイチルビーは、ダイイチルビーの方がステータスが低いため、今は仲睦まじく並んでいるこの2人が、いつか別れてしまう可能性があるのだ。そんなのいやだ!ということでダイイチルビーをより強く育成するべく、新育成シナリオに望みを託すべく、ダイイチルビーをチョイスしたというわけだ。
今回の新育成シナリオの魅力の1つはなんといっても、試食会でご飯を食べる際の新規アニメーションだ。幸せそうにご飯を食べるウマ娘たちが全て新たに描きおこされており、本来なら食べ物で一喜一憂するタイプではなさそうなダイイチルビーがおいしそうにご飯を食べるビジュアルは筆者の心の氷を溶かしていく。これはとろける。
新育成シナリオのプレイ感としては、とにかく料理のタイミングが超重要だ。野菜は保管数上限をオーバーしてしまうと、無駄になってしまうため、収穫前の段階ではとにかく料理を行って保管数を減らしておきたい。しかし、闇雲に料理をしても、そのターンでトレーニングができないと料理Ptは稼げてもトレーニングとしては意味がなくなってしまうのでとてももったいない。特に料理の種類が増える後半戦は、パラメータ効果などから、作りたい料理を意識して野菜の保管数調整を行いたいので、コントロールが難しいのだ。
そのため、今回の新育成シナリオも周回自体はやや時間がかかりそうだ。今回の体験会でも何周か回してみたが、1回にかかる時間は平均40分前後だった。一方で「賢さ」による回復効果が復活した事で、体力ゲージ的に困った時は「賢さ」を踏んでおくという、昔ながらの戦法も役に立つので、農作業や料理などとの兼ね合いには注意が必要ながらも、比較的スムーズにトレーニングが進行できる点は大変ありがたい。
畑での野菜収穫数や野菜のトレーニング効果アップなどにも影響を与える野菜Lvも重要だ。スピードを上げたい場合はにんじんを早めにあげておきたいが、畑Ptにも限りがある上に、ポイントの配分がシビアな事もあり、簡単にそれぞれの野菜Lvを上げられないようになっているからだ。
また、野菜Lvには上限が設定されており、例えばジュニア級の1年目はLv3以上に上げられないなどの制約があるため、野菜Lvを上げる畑Ptをどれだけキープして、どこで使うかなどの駆け引きも重要になると感じた。
半年に一度の試食会の満足度については、半年の間に一定数の料理をしておけば、比較的スムーズに“大満足”を取る事は可能だ。ただし、最後の大豊食祭ではさらに上の隠された最高満足度があるのだが、これを取るための条件がわからない。筆者は何度か周回する中でたまたま1度だけ獲得できたが、今回の新育成シナリオによる育成は、まずはその条件を探すところから始めることになりそうだ。
まとめると、いつも通りの育成要素に野菜のお手入れ要素が追加されているので、保管数を増やしたい野菜が該当するトレーニングを行なう時は、友情トレーニング発生時を狙うなど、野菜の保管数コントロールをやりつつ、適宜料理を繰り返して料理Ptを貯めて大満足をキープ。最後の大豊食祭の最高ランクの満足度を目指しつつ、ウマ娘の育成もこなすといったスタイルで進めていく流れになりそうだ。
料理を食べるウマ娘たちのビジュアルを堪能せよ!
以上、新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」先行体験会のレポートをお届けしてきた。実際に自身の手持ちのサポートカードや継承ウマ娘を使ってみないと育成効果については分からない面もあるが、3年目の料理によるトレーニング効果アップはかなり育成に効くため、3年目に満足のいく料理と育成の両立が行なえるように、1~2年目のうちに5種類の野菜Lvをバランスよく上げておき、畑Ptのチェックも入れつつ進める事で効率的な育成が行なえそうだ。
新育成シナリオをやり込む上では、秋川やよい理事長の新サポートカードがいつ提供されるのか、その入手性はどうなるかなども気になるポイントだ。今回の先行体験会でプレイした範囲では、U.A.F.の時ほど重要性は感じていないが、あるとないとでは恐らくかなりの差が出る部分なのは間違いないため、今後も最新情報をチェックしておきたい。
今回の新育成シナリオは、トレーニング前の料理など、従来と異なるアクションが重要ポイントながら、従来のウマ娘の育成シナリオの良さも活かしたバランスのよい育成シナリオになっている。料理を作ってご飯をたくさん食べると言う事から、ヒシアケボノやスペシャルウィークなど、昔からのキャラクターたちがシナリオリンク対象キャラクターになっている点もポイントだ。
前回のU.A.F.などの育成シナリオと比べた場合、野菜の保管数状況を追ったり、料理可能な状態をチェックする必要があるなど、トレーニングの合間の手間はそれなりにかかる。そのため、U.A.F.の時と同様、スムーズな周回は難しそうな印象を受けた。一方で料理のトレーニング効果を考えると、これまで以上に“つよつよ”なウマ娘が育成できる可能性は十分にありそうだ。
何はともあれ「ウマ娘」は3周年を過ぎ、いよいよ4年目に突入した。劇場版「ウマ娘」や様々な企業とのコラボなど、ゲーム内外問わず盛り上がりを見せており、ウマ娘からは今後も目が離せない。
(C) Cygames, Inc.