【特別企画】

「シン・ウルトラマン」UHD BD同梱Blu-ray特別版、開封レポート!

目を引くゴールドのパッケージ! 「シン・ゴジラ」との共通点も

【映画「シン・ウルトラマン」Blu-ray&DVD】

4月12日 発売

価格  Blu-ray特別版 UHD BD同梱4枚組:9,680円

Blu-ray特別版:7,480円
Blu-ray2枚組:5,280円
DVD2枚組:4,180円

 2022年5月に公開された映画「シン・ウルトラマン」。2016年に公開された「シン・ゴジラ」を筆頭に、庵野秀明氏が企画・脚本、時に監督を務める「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース(SJHU)」プロジェクトの3作目となった作品だ。

 現在、全国の劇場ではプロジェクト4作目となる「シン・仮面ライダー」が公開されている最中だが、本日4月12日に「シン・ウルトラマン」のBlu-ray&DVDが発売された。本稿では「Blu-ray特別版 4K Ultra HD Blu-ray 同梱4枚組」のレポートをお届け。コレクションしたくなる「SJHU」シリーズ統一パッケージの様子など、「シン・ウルトラマン」パッケージ版の魅力を紹介したい。

思わず取り違える!? 「SJHU」シリーズで統一された「シン・ウルトラマン」Blu-ray特別版

 本日4月12日に発売された「シン・ウルトラマン」のパッケージ版は、最上位となる「Blu-ray特別版 4K Ultra HD Blu-ray 同梱4枚組」と、UHD BDを省略した3枚組の「Blu-ray特別版」、2枚組の「通常版」Blu-ray・DVDの計4種。本編映像のみでOKという方は通常版でも満足できるが、頭から足先まで「ウルトラマン」に浸かりたい!という方は特典映像たっぷりのBlu-ray特別版、視聴環境が整っていて“少しでも画質のいい状態で鑑賞したい!”という方は最上位版を選ぶことをオススメする。

 正面から見ると、煌びやかな金色のパッケージが目を引くのが「UHD BD同梱4枚組」だ。UHD BD同梱版は3枚組のBlu-ray特別版に、UHD BDを収めた金色のパッケージを外付けした“2冊構成”となっている。つまり「特典映像はたくさん見たいけど、視聴環境がないからUHD BDはいらない」という方は、Blu-ray特別版を買っても問題ないだろう。

シュリンクに収まった様子。金色のパッケージが目を引く
キャッチコピー「空想と浪漫。そして、友情。」も登場
シルバーのパッケージと、UHD BDを収めた金色のパッケージの2冊構成。ウルトラマンとゾーフィのようなカラーリングだ
シンプルなパッケージだが、「SHIN ULTRAMAN」の文字に力強さを感じる
帯には出演者やディスクに関する情報が掲載。この帯は綺麗に折りたたんで、パッケージに収めておくこともできる

 まずはシルバーのボックス(Blu-ray特別版と同一)から見ていこう。パッケージは三方背ボックスとなっていて、中からは真っ赤なディスク収納ケースが現れる。光沢感があり高級感を感じるケースには、3枚のディスクのほか、16ページの解説書やチラシが収められている。

 ディスクは、映画本編を収録した「本編ディスク」、プロモーション映像やTVCM、舞台挨拶を収録した「特典Iディスク」、メイキング映像や「シン・ウルトラファイト」全話を収録した「特典IIディスク」となっている。この中でも、ファン注目なのが「シン・ウルトラファイト」の全話収録だろう。これは映像配信サービス「TSUBURAYA IMAGINATION」にて配信されていたショートムービーだが、Blu-ray化は今回が初めて。円盤として手元に残しておきたい方は、ぜひ特別版の購入をオススメする。

 ゴールドのパッケージには、4K Ultra HD Blu-rayを収録。UHD BDはドルビーラボラトリーズによるHDR映像技術「Dolby Vision」と立体音響技術「Dolby Atmos」を採用した贅沢仕様となっていて、対応した環境で鑑賞すれば、サブスクでは味わえない高画質な映像と、音の立体感を味わうことができる。

シルバーのボックスから中身を取り出すと、真っ赤なケースが登場
4面開きとなっていて、3枚のディスクと解説書やチラシが収められている
左から順にブックレット収納部分と本編ディスク
プロモ映像や舞台挨拶を収録した「特典Iディスク」と、「シン・ウルトラファイト」などを収録した「特典IIディスク」
UHD BD同梱版のみに付属する金色のパッケージ
こちらには「Dolby Vision」と「Dolby Atmos」を採用したUltra HD Blu-rayが収められている

 続いて「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース(SJHU)」プロジェクト作品と並べてみていこう。「SJHU」プロジェクトでは、これまでに2017年に「シン・ゴジラ」、今年3月に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のBlu-rayが発売されており、現在「シン・仮面ライダー」が絶賛公開中だ。

 実際に「シン・ゴジラ」のBlu-rayと並べてみると、カラーリングは異なるが“同じ意匠”となっていることがわかる。三方背ボックスは無地のバックに、赤色で書かれた手描きのタイトル文字。内部は真っ赤なディスク収納ケースで、ディスクのデザインはほぼ同一になっているなど徹底的に統一されている。「シン・エヴァ」は「エヴァンゲリオン」シリーズのBlu-rayと統一されているため若干デザインは異なるが、手描きのタイトル文字という点から見ると、同じ雰囲気を醸し出している。

 これは余談だが、「シン・ウルトラマン」のパッケージには、現在公開中の映画「シン・仮面ライダー」のチラシも入っていた。「ウルトラマン」と「仮面ライダー」は本来であれば交わることのないであろうコンテンツ。配給会社も東宝と東映というライバル会社だが、こういった形でつながりを感じられるのは意外だった。

「シン・ゴジラ」Blu-ray版との比較。ボックスのカラーリングは異なるが、無地のバックに手描きのタイトル文字で統一されている
「シン・エヴァ」も加えてみた。こちらは他の「エヴァ」シリーズと統一されているため、少し違ったパッケージになっている
内部の収納ケース。写真ではわかりにくいのだが「シン・ウルトラマン」が光沢感があり、「シン・ゴジラ」はマット仕様となっている
ディスクの比較。もはやタイトル文字以外で見わけられない
「シン・ウルトラマン」のパッケージには、現在公開中の「シン・仮面ライダー」のチラシが入っている。こういったところで「SJHU」シリーズのつながりが感じられるのもGOOD

 発売から約11カ月と比較的早く発売された「シン・ウルトラマン」のBlu-ray&DVD。2022年11月からは一足早く「Amazon Prime Video」にて見放題配信が実施されているが、「シン・ウルトラマン」のパッケージにはついついコレクションしたくなる統一されたパッケージや、配信では味わえない画質&音響が味わえるUltra HD Blu-rayの収録など、パッケージ版だけの魅力を備えている。

 「シン・ゴジラ」、「シン・ウルトラマン」の統一されたパッケージを見ると、公開中の「シン・仮面ライダー」のパッケージがどうなるのかも気になってくる。筆者は既に「シン・仮面ライダー」を2回鑑賞しているため、今は「シン・ウルトラマン」を鑑賞しながら、来たる「シン・仮面ライダー」のパッケージ版を楽しみに待っておきたい。