【特別企画】

有名格ゲーマーが「FALL GUYS」でファンと交流! 「WD_BLACKファンミーティング」名古屋で開催

オオヌキ軍VSこくじん軍。対抗戦を制したのはどっちだ?

【WD_BLACK FAN MEETING 2022 year-end party】

12月11日開催

会場:コミュファ eSports Stadium NAGOYA

 ウエスタンデジタルのゲーミングブランドであるWD_BLACKは12月11日、「WD_BLACK FAN MEETING 2022 year-end party」と題した参加型のゲーミングイベントを愛知県名古屋市で開催した。

 会場となったのは名古屋PARCOに常設されている、WD_BLACKがスポンサードしているeスポーツ施設「コミュファ eSports Stadium NAGOYA」だ。

【コミュファ eSports Stadium NAGOYA】

 WD_BLACKと言えば、ゲーミングに最適化されたSSDやHDDのブランド製品として有名だが、本イベントはWD_BLACKをもっと多くの人に知ってもらいたいという想いから開催されており、今回で第3回となる。司会進行はeスポーツキャスターのアール氏が務め、ゲストには格闘ゲームプレーヤーのオオヌキ氏、こくじん氏、DetonatioN Gaming所属プロゲーマーの板橋ザンギエフ氏と、格闘ゲームファンにはおなじみの顔ぶれが登壇した。

【出演者】

 今回のイベントは人気パーティーゲーム「FALL GUYS」を使い、ファンとゲストで一緒にゲームを楽しもうというのがコンセプトだ。来場者たちは常設のゲーミングPCや持参したSwitchを使ってゲストたちと一緒にゲームに参加することができ、また配信を見ているファンもオンラインから参加することができるようになっている。

 また会場内にはWD_BLACK製品を実際に手にとって見られるブースや、クイズに正解するとWD_BLACK製品やノベルティが当たる抽選コーナーが設けられており、来場者を楽しませていた。目玉製品は読み出し速度7300MB/秒、容量4TBをほこる内蔵型SSD「SN850X」で、こちらがインストールされたPCを実際に触れることもできた。

WD_BLACKの主力内蔵SSD製品
フォールガイと一緒に写るのはPS5に最適化されたSSD「SN850 for PS5」だ

漫才師顔負けの軽快なトークショー

 イベントは豪華ゲスト陣によるトークショーで幕を開けた。実はこくじん氏は名古屋出身だそうで、3名とも名古屋には色々な思いでがあるという。オオヌキ氏が以前こくじん氏が名古屋で主催していた格闘ゲームイベント「夜万博」に言及し、「入場料がめちゃめちゃ高くて炎上したんですよ。コーラも1杯1000円とかで、こく・コーラって言われてました」と言うと、こくじん氏はすかさず「1000円なわけないでしょ! 500円ですよ」と言ってツッコんだ。さすがのコンビネーションといった感じだ。

軽快な掛け合いを見せるこくじん氏とオオヌキ氏

 今回のイベントでは事前に来場者から質問が集められており、その中から「格闘ゲームと出会っていなかったらどんな人生を歩んでいましたか?」と聞かれると、まず板橋ザンギエフ氏は「どうなっていたかわからないですよね、格ゲーに出会ってから人生おかしくなっちゃったので。格ゲーに出会ってから明確に人生が分岐した感じがあります」と自身の格ゲー人生をしみじみと語った。

 続いてオオヌキ氏は「僕は人と触れ合うのが好きなので、ずっとホテルマンになりたかったんです。でも高校生の時に格闘ゲームの全国大会で2位になっちゃって、板ザンと同じようにそこからおかしくなってしまいました」と笑い混じりに語った。オオヌキ氏がホテルマンになりたかったというのはゲスト2人も初耳だったようで、驚きの表情を見せていた。

実はホテルマンになりたかったというオオヌキ氏

 次に「ここぞというときに集中力を出すためにはどうしていますか?」という質問が投げかけられた。これに対しオオヌキ氏は「僕は大きな大会の決勝の前には、必ずリポビタンDを飲んでいました」と語る。アール氏が「ゲン担ぎみたいなことなんですね?」と聞くと、「違います、本当に反応速度が3フレーム速くなります」と力説し、「そんなわけないでしょ!」とツッコミが飛んだ。

 興味深かったのは板橋ザンギエフ氏の回答で「集中しすぎるのも周りが見えなくなって良くないと思っています。僕は大きな大会では必ずヘッドセットを半分外して装着し、歓声を聞きながら今試合の流れがどちらにあるのかを判断して、それに応じて選択肢を変えています」と、勝負師ならではの観点を語った。

プロならではの視点を語る板橋ザンギエフ氏

 続いて「ゲーム内で調子が悪い時はどのようにして対処していますか?」という話題になると、こくじん氏は「そういう時はなにか流れを断ち切る行動をするといいんですよ。例えば椅子を回すとか」と言い、ゲスト陣を困惑させていた。実際にやってみせようとすると、立ち上がる瞬間にヘッドセットのコードがひじ掛けに引っかかるハプニングが発生し「今調子悪いじゃないですか!」とツッコまれていた。またオオヌキ氏はこの質問に対して「調子が悪い時は、いつもならコンボにいくところを投げにいくなどして、ミスを少ない選択肢をとります。そうやって行動パターンを変えると、意外と相手にとってはプレッシャーに感じるんですよ」と実戦的なアドバイスを送った。

「流れが悪い」こくじん氏

大将の人徳が試される「こくヌキ対抗戦」

 トークショーが終わると、今回のメインイベント「こくヌキ対抗戦」が開催された。「FALL GUYS」は本来個人戦のゲームだが今回はチーム戦。ゲーム参加者には赤色のこくじん軍か青色のオオヌキ軍、2つの色からどちらかを選んで身にまとってもらい、最終的にクラウンを取った優勝者の色によって、どちらのチームが勝ったかを決めようというルールになっている。

 ルールを聞くと板橋ザンギエフ氏は「ちょっと待ってください、ということは1対59みたいな構図もありえるってこと?」と言うと、アール氏は「そうです。大将両名の人気がチームの人数に直に反映されます」と、このルールの残酷さを語った。ゲーム開始をハラハラしながら待っている大将両名は来場者に向かって「うちのチームの方が楽しいですよ!」としきりに宣伝していた。

大爆笑のアール氏

 いざゲームがはじまると、両チームのチーム人数は大体互角といったところ。しかしオオヌキ軍には、オオヌキ氏が日頃配信上で開催している「FALL GUYS ヌキカップ」の常連プレーヤーが数多く参加しているようで、なかなか手強そうだ。対するこくじん軍は、ここ名古屋が地元ということもあってか、会場から多くのプレーヤーが参加していた。

赤がこくじん軍、青がオオヌキ軍だ

 第1ステージはツンドラダッシュで、ゲームスタートと同時に参加者たちがゴールを目指して一斉に走り出す。マップの構造を熟知したベテランプレーヤーもいれば、たどたどしく走る初心者プレーヤーもいて、このわちゃわちゃ具合がまさに「FALL GUYS」といった感じだ。大将両名も第1ステージ通過を目指して必死に走り、こくじん氏はゴール前の巨大扇風機に上手く体を乗せて見事ゴールイン。対するオオヌキ氏は風向きに嫌われたか、残念ながら脱落となってしまった。

オオヌキ軍

 第2ステージはスライム・クライムで、この時点で残りチーム人数はほぼ互角といったところ。こくじん氏は今回もステージ突破を目指し「ここは名古屋ですけど、安全運転、違反なしでいきたいと思います」と意気込みを語り、宣言どおりショートカットを一切使わず堅実にステージを登っていった。しかしゴール目前、スライムの床の上で左右に動くバーが邪魔する関門にさしかかると、上手く前に進むことができず、最後にはバーに押し出されて惜しくも落下してしまい、脱落となる。

こくじん軍

 続く第3ステージのブラストランティス、第4ステージのスピードスライダーと、大将両名は応援にまわり、チームメイトを励ました。「いいよいいよ!」、「アイイイイ!」と野次がかかり、まるで格闘ゲームの大会を見ているかのようだ。

 両チームのメンバーともに大将たちの声援に応えようと奮闘するが、ステージの難易度が上がるにつれて続々と脱落者が出てくる。気になる残りチーム人数だが、なんと第4ステージ終了時点でオオヌキ軍8人対こくじん軍3人と、大きな差がついてしまった。オオヌキ氏は「やっぱそういうことなんですよ、サードの時代を思い出します」と得意の煽り節を炸裂させた。

第4ステージ後の人数

 そして第5ステージに選択されたのはしっぽオニ、これまでのゴールを目指すステージと違い、お互いにしっぽを奪い合って最後に尻尾を持っているプレーヤーが通過できるというルールだ。本来であれば個人戦が想定されているこのルールだが、今回のこくヌキ対抗戦においてはチームメンバー同士で協力することができてしまうので、こくじん軍が圧倒的不利になる。

 試合がはじまると、こくじん氏が「はやく動いてくれ! はやく!」と叫び出すのでなにかと思えば、こくじん軍のひとりがスタート地点から動こうとせずにエモートを連発しているではないか。もちろんしっぽは持っていない。人数差に絶望して諦めてしまったか、はたまたこくじん軍失脚のためのスパイだったのか、真相はわからないが、ただでさえ人数差があるのに、これでは起こる奇跡も起こらない。

 トークショーからの「流れの悪さ」がここで結実してしまったということだろうか。オオヌキ軍の見事なチームプレイも功を奏し、このステージでこくじん軍は全員脱落となってしまった。

エモートを連発するプレーヤー
叫ぶこくじん氏

 ファイナルステージを待たずして決着がついてしまい、アール氏は「やっぱりオオヌキ軍はヌキカップ常連がいるだけあって強いですね」とコメント、板橋ザンギエフ氏は「それもありますけど、リーダー力の差が出た結果ですね」と辛辣なコメントで会場を沸かせた。

勝利に喜ぶオオヌキ氏

 オオヌキ軍の勝利が決まり、ファイナルステージはジャンプ・ショーダウンとなった。7人の青いフォールガイたちが、全員でのクラウン獲得を目指し、互いを蹴落とそうとすることは決してなく、まるで大縄跳びを飛ぶかのようにして、テンポよくバーを飛び越えていく。バーの速度が徐々に速くなっていっても、さすがはここまで残ったプレーヤーたち。慌てることなくなんなく飛び越えていき、なんと見事7人全員でのクリアを達成した。また最後には、来場者の中でオオヌキ軍で戦ったプレーヤーの中からじゃんけんを行ない、勝ち抜いた1名にWD_BLACKの「D30 Game Drive SSD」が贈呈された。

全員で協力したファイナルステージ
オオヌキ氏による賞品贈呈

 こうして「WD_BLACK FAN MEETING 2022 year-end party」の2日目は幕を下ろした。豪華ゲスト陣による他では聞けないトークショーに、参加型のゲームイベントと、非常に盛り沢山の内容で、現地で参加する価値のあるイベントだった。このイベントに興味を持った読者は、次回開催のアナウンスを見逃さないようにすると同時に、下記本イベントの録画や主催者であるWD_BLACKの製品を是非チェックしてみてほしい。

【WD_BLACK FAN MEETING yearend party DAY2 Part1 Fall Guys】
【WD_BLACK FAN MEETING yearend party DAY2 Part2 Fall Guys】