【特別企画】

今度の遊戯王は4人同時バトル! 今までと全く違うデュエル体験とアニメファン歓喜の要素が大量に詰め込まれた「遊戯王クロスデュエル」を先行体験

同じデジタルでも「デュエルリンクス」・「マスターデュエル」とは全く違う路線を行く本作! 新しい遊戯王の形を生み出したプロデューサーの考えに迫る

 従来の遊戯王作品とは全く違う路線を行く「クロスデュエル」だが、今回の試遊会では本作品のプロデューサーにインタビューしその内情について聞く事ができたので紹介していこうと思う。なお、プロデューサーの氏名に関しては公表できないとのこと。

――本作の制作にはどれ位の月日がかかっているのでしょうか?

プロデューサー:ゲームの構想に4年、そこから基盤の作成には半年以上かかっています。本作を考えるに当たって「遊戯王」のアイデンティティは「カードゲーム」であるという点に着目して、OCG以外にも「ラッシュデュエル」や「デュエルリンクス」等がある中でどのようにアプローチをすれば新しいカードゲームになるかを模索していました。

 その時に視点を変えて4人バトルはアリなのでは無いかとプロデューサーの自分自身が言い始めたのが切っ掛けで、そこから「遊戯王」の研究を始めていき基盤ができ上がっていった形になります。それで言うと今作は最初に想定していたルールや基盤がほぼ変わらずに製作できた作品になっていまして、最初に想定した構成がそのままブラッシュアップされて完成されたモノが現状の「クロスデュエル」になります。

――召喚方法を始めとした本作ならではのオリジナルシステムで注力したポイントは?

プロデューサー:ルールの基盤を作るに当たりまず遊戯王の難しいポイントや敷居の高い点を研究しました。ただその部分は言い方を変えると「遊戯王」の魅力でもあるので、その魅力を損なわないように注意してバランス調整を意識しながら開発しました。

 召喚方法に関しては大味な言い方をしてしまえば全てがアドバンス召喚という形にはなるのですが、できる限りその召喚のイメージを損なわずにわかりやすくするという視点でシステムを構築した形になります。初心者や復帰勢のプレーヤーも満足できるように今作はルールを覚えてさえいればすぐに遊べるようなゲームバランスを目指しました。

――クローズドβテストから改善した点などはありますか?

プロデューサー:様々な要望を頂いた中で多数ご指摘頂いたのがゲーム全体の“テンポの悪さ”だったのでそこは徹底的に改善しました。初心者プレーヤーに合わせたテンポにするとどうしてもゲームスピードが緩やかになってしまいますが、慣れてきたプレーヤーからするとそれが煩わしさに繋がってしまう事があるので、そのバランスを調整する為に思考時間はしっかり確保しつつ一部の演出などはカットしてテンポ間を持たせるなどかなり力を入れて改善しました。

――リリース後は世界大会などの大型イベントを行なう予定などはありますか?

プロデューサー:具体的な予定はまだ無いのですが本作を制作するに当たってそれを見据えた形で作っています。ルール的にもライフの数値がそのまま順位になるという見ていてわかりやすいシステムに加えて、対戦時には観戦モードも用意しているなどゲームを見るという部分でも本作は面白さを発揮できると考えているので世界大会なども視野には入れていきたいと考えています。4人対戦ゲームなのでフォーマットをどうするかがまだ難しい問題ではありますが、個人的には団体戦なんかもできたら面白いなと思っています。

――ありがとうございました。

既存のルールにアレンジを加えつつ、4人対戦を可能とした「遊戯王クロスデュエル」

 既存の「遊戯王」ゲームの枠を飛び出しつつも様々なタイプのプレーヤーが楽しめるように試行錯誤の上で本作が完成しているという事が今回のインタビューでは感じることができた。と言うよりここまで遊戯王の基本ルールからぶっ飛んでるのにゲームが“遊戯王らしさ”を失っていないのは開発段階から遊戯王の良さを研究しつくした努力の賜物と考えると凄まじい執念のようなモノも感じる。世界大会等の大規模イベントも視野に入れてるとの事で今後の展開が非常に楽しみで仕方がない。

 今回紹介した「遊戯王クロスデュエル」は9月6日に配信を予定しており、現在事前登録キャンペーンも開催している。当然デュエリスト諸君はもう既に登録を済ませているとは思うが、まだのプレーヤーや興味を持った人は今の内に登録しておこう。

 もう筆者は「OCG」、「デュエルリンクス」、「マスターデュエル」と合わせて一生「遊戯王」に人生を使ってしまいそうではあるが、新しきデュエルが今から非常に楽しみだ! それではグッッッ爆アド!!!