【特別企画】
「EGRETII mini」開封レポート! モニターのタテ・ヨコ切替機能を搭載した画期的なゲーム機
2022年3月1日 00:00
専用コントロールパネルと拡張セットも開封! ゲーセン気分をますます満喫
次に、「EGRETII mini」本体とは別売りのコントローラー、「イーグレットツー ミニ専用コントロールパネル(2Pカラー)」と、「イーグレットツー ミニ専用パドル&トラックボールゲーム拡張セット」を開封してみよう。
「イーグレットツー ミニ専用コントロールパネル(2Pカラー)」は、「EGRETII mini」と同じく8、4方向の可変レバーと6ボタンが付いている。重量は880グラムで、1,130グラムの「EGRETII mini」よりもやや軽いが、どっしりしていてプレイ中にガタガタ動くことはほとんどない印象。レバー、ボタンのサイズが「EGRETII mini」より大きいこともあり、やはりこちらのほうが操作も(自力での)連射もしやすい。特に、場面によってはドット単位での細かい操作が要求されるシューティングゲームをやり込む場合は、こちらを使ったほうがいいだろう。
「イーグレットツー ミニ専用パドル&トラックボールゲーム拡張セット」は、「パドル&トラックボールコントローラー」と、「アルカノイド」「サイバリオン」など合計10タイトルを収録したSDカードがセットになっている。
SDカードを「EGRETII mini」に差し込んで電源を入れると、追加の10タイトルのみ選べるメニュー画面が表示される。メニュー画面では、本機のレバーの代わりにコントローラーのトラックボールを上下に転がすことでカーソルを移動させることも可能で、右端にあるボタンがA、左端のボタンがBにそれぞれ割り当てられている。
筆者はアーケード版のプレイ経験があることから、パドルを使用する「アルカノイド」と、トラックボールを使用する「サイバリオン」を遊んでみたが、思うように操作ができなかった。そこで、ゲームメニュー画面で設定できる、パドルまたはトラックボールのレスポンスを5段階(※1が最低、5が最高速)に調整できる「パドル調整」、「トラックボール調整」機能を利用していろいろ試してみたところ、自分好みの調整を発見して快適に遊べるようになった。もしうまく操作できないと思ったら、本機能を迷わず利用したい。
また、トラックボールはサイズが小さいこともあり、手のひらだけで転がすのは正直難しい。スピード(高速回転)を出すのは指先だけの操作でも比較的簡単だが、回転の向きを正確にコントロールできるようになるには少なからず練習時間を要するだろう。元祖アーケード版の専用コンパネとは異なり、トラックボールのすぐ右側にパドルがある関係上、左右に大きく手を振って転がすと、手がパドルにぶつかる恐れがある点にも注意したい。
なお、追加分の10タイトルは「EGRETII mini」本体のレバーとボタンでも遊べるが、「アルカノイド」の場合はバウス(自機)の、「サイバリオン」は主人公のドラゴンの移動速度を調節できなくなってしまうため、攻略には明らかに不向きなのでおすすめしない。これらのタイトルは、パドルやトラックボールを使ってこそ、面白さの本質が初めてわかるというものだ。
これらの追加タイトルは、発売から長い年月が経過し、なおかつ特殊コンパネを使用していたこともあり、今やどこのゲームセンターに行ってもほとんど見掛けず、移植されることも滅多にないものばかりだ。千載一遇と言っても過言ではないこの機会に、思う存分楽しみたい。
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