【特別企画】
未来型戦略RPG「タイムディフェンダーズ」は本当に戦略性が高いのか?
序盤の難関ステージを少ない手持ちキャラクターでクリアしてみた
2021年9月10日 00:00
- 【タイムディフェンダーズ】
- 配信中
- 基本プレイ無料(アイテム課金制)
Vespaは、Android/iOS用未来型戦略RPG「TIME DEFENDERS(タイムディフェンダーズ)」を8月26日にリリースした。基本プレイ無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。
「タイムディフェンダーズ」は、プレイアブルキャラクターとなる英雄たちを集めながら、物語を進めていく未来型戦略RPGだ。60種類以上いる英雄たちの中から12人の英雄を選んでチームを組み、それぞれの戦い方を駆使しながらステージのクリアを目指す。チーム編成だけでなく、戦い方もプレーヤーによって色が出るのが特徴のゲームとなっている。
本作ではタイムエンジンと呼ばれる、いわゆるガチャを使っていろいろな英雄を手に入れることができる。最初の10連ガチャは30回引き直しが可能となっているが、必ずしも強い英雄ばかりが出てきてくれるわけではない。ということはもしかしたら、英雄の引き次第ではどうやってもステージを攻略できないこともあるのではないだろうかという疑念も湧いてくる。
そこで今回は、タイムエンジン10人分を2回使って呼び出した英雄とストーリーを進行する上で手に入る英雄だけで、序盤の難関ステージをクリアできるのか、合計4チームを用いて検証していく。なお、タイムエンジン20連分しか使用していないため、多少他チームと英雄のかぶりがあることはご了承いただきたい。
「タイムディフェンダーズ」とは? バトルの基本システムをおさらい
「タイムディフェンダーズ」は、それぞれ地形やクリア目標が異なる多彩なステージが特徴的なタワーディフェンス型の戦略RPGだ。英雄が総勢60キャラクター以上もいるため、同じステージでも手持ちの英雄によって戦術が大きく変化する。また、同じ手持ち英雄でもプレーヤーの考えによって大きく戦い方が変わるというのが最大の特徴となっている。
英雄にはそれぞれの役割を表わす8つのクラスが存在している。クラスの種類は、近距離攻撃が得意な「ストライカー」や防御力の高い「ガーディアン」、英雄を設置するためのコストを稼げる「アサルト」、遠距離攻撃が得意な「レンジャー」など。各英雄にそれぞれ1つのクラスが割り振られており、チームを組む際はこれらのクラスをバランスよく編成することも重要となる。
また、ステージごとに近距離攻撃を行なう英雄と遠距離攻撃を行なう英雄とで配置できる場所が設定されており、手持ちの英雄たちをどう配置して戦っていくのか戦略を練っていく必要がある。1度の挑戦でクリアできなくても、何度も何度もチャレンジして英雄の配置やタイミングを探しながらクリアを目指していく本作は、プレーヤーの考え方や色が出やすいRPGとなっている。
検証に使う攻略ステージとチームを紹介!
英雄が集まりにくい序盤の難関ステージを使って検証
今回攻略に挑戦するステージは2-1「守護世界:入口」、2-4「守護基地:研究所」、2-10「守護学校:模擬実習」の3つだ。
それぞれのステージに特徴があり、序盤のステージの中では難易度が高いステージとなっている。
2-1守護世界の守護世界:入口
荒廃した街並みを残す砂漠のようなステージ。配置可能英雄は8体、敵が襲ってくるWAVEは2つだ。クリア条件はライフを1以上残して敵を逃走させず殲滅すること、クリア目標は戦闘で勝利、ライフを失わずにクリア、ジンを配置を達成することとなっている。ステージが途中で変化する変則型のステージでもある。
2-4守護基地:研究所
狭い研究所内でのステージ。配置可能英雄は5体、敵が襲ってくるWAVEは3つだ。クリア条件はステージ中央にある保護対象を破壊されず守りきること、クリア目標は戦闘で勝利、ライフを失わずにクリア、ジンを配置を達成することとなっている。チュートリアルを除けば、配置できる英雄が1番少ないステージでもある。
チームはストーリーキャラクターとタイムエンジン20連で入手した英雄のみで編成
次に、今回使用する4つのチームを紹介したい。
今回のチーム編成では、英雄たちはタイムエンジン20回分から召喚したものと、ストーリーを進行していくうえで集まってくる英雄たちに主人公のジンとガーディアンのブリガンティアを必ず入れるスタイルになっている。またステージ攻略に必要なレベルとスキルUPは最低限している状態だ。
チームA
チームAはアサルトのキャラクター達が多い。スズカヒメを筆頭にシノブ、リッパー、カエサベラヌスと4人のアサルトとストライカーのミコを入れたかなり前線が強いチーム編成だ。しかし、レンジャーやエスパーなどの遠距離攻撃がジンとヒルダしかいないので若干航空攻撃に弱い側面がある。
チームB
チームBはレンジャーのノワールを中心に、エスパーやレンジャーが多いチームだ。エスパーのスネグーラチカやレンジャーのヒルダなど遠距離攻撃ができる英雄が多い。またスペシャリストも多く、カイサやクレメンタインといったかなり個性的な攻撃をする英雄たちが集まった。近距離攻撃の英雄の戦力が少し弱い側面があるのが若干心配なチームでもある。
チームC
チームCはストライカーとガーディアン、レンジャーの多いチームだ。ストライカーのアキレウスとナオコを攻撃の中心としながら、レンジャーのロビン・フッドとジョー、ビアンカ、サポーターのメルクリアがいるためバランスのいいチームに見えるが、アサルトが少なくコストを貯めにくいチームでもある。コストの貯まりにくさがどう影響するのか気になるところだ。
2-1守護世界の守護世界:入口の攻略
本作で1番最初に出会う難関ステージ「2-1守護世界の守護世界:入口」。
途中で敵の脱出経路が2つに増えるため、英雄の配置位置が難しいステージだ。また、WAVE2が始まる頃には敵の団体に囲まれているが、少しだけWAVE1とWAVE2の間に時間がある。それまでにいかに体制を整えられるかというのも重要なポイントとなるステージだ。
2-1守護世界:入口を攻略するポイントはWAVE1とWAVE2を別物として考えることが大事だと感じた。英雄たちを2分割に分けてWAVE1に使う英雄とWAVE2で配置する英雄を決めておくとスムーズに攻略できる。また、今回一番苦戦したのはチームCだが、アサルトと他の連携がうまく取れず配置しなかったことでコストをうまく稼ぐことができなかったことが原因だ。しかし、もしアサルトがいなくてもストライカーやガーディアンとレンジャーなどの遠距離攻撃の英雄との連携がうまくいけば十分戦える。
チームA
チームAはとにかく前線の力が強いので、コストが貯まり次第アサルトの英雄たちをどんどん配置していく。筆者はスズカヒメとシノブを配置した。アサルト2人のおかげでコストが貯まるのもかなり早いので、WAVE1の段階でヒーラーのビオレッタとストライカーのミコ、エスパーのジンを配置して余裕を持って乗り切ることができた。WAVE2では追加でガーディアンのブリガンティアを2つ目の出口に、アサルトのカエサベラヌスとリッパーをさらに前線に配置した。
思いっきり攻めの配置をしてみたが何とか配置した英雄を入れ替えることなく乗り切ることができた。コストが貯まりやすく、前線で戦えるこのチームはこのステージとの相性がよさそうだ。
チームB
チームBはかなり難しい選択だが、アサルトのカエサベラヌスひとりを犠牲にしてとにかくほかの英雄たちが出撃できるコストを稼いだ。コストが貯まるとガーディアンのブリガンティアを軸にして集まってきた敵をレンジャーのノワールやヒルダで倒していく。WAVE2ではエスパーのジンとスペシャリストのクレメンタインを配置して2つ目の出口を守る。最後に最前線に近い場所にエスパーのスネグーラチカを配置して近攻撃英雄たちに近づく敵のHPをとにかく削っていった。
近距離攻撃の英雄が弱い中でそこに集まってくる敵をいかに遠距離攻撃の英雄たちが倒して前線の負担を和らげるかが鍵となる。近距離攻撃の英雄がかなり弱い側面はあるが、遠距離攻撃の英雄が強いチームなので、序盤で布陣を整えられればこのステージは十分に戦えると感じた。
チームC
チームCはアサルトのシノブでは敵を抑えきれないため、ストライカーのナオコを配置。ストライカーはコストこそたまらないが、攻撃力も高いので1人でしばらく場を凌ぐなら最適の役職かもしれない。続けてレンジャーのロビン・フッドとガーディアンのマモル、ヒーラーのグシオンを配置して、ナオコの負担を軽減する。2つ目の出口前にガーディアンのブリガンティアとレンジャーのジョーを配置して新たな出口の侵攻を防ぐ。終盤にエスパーのジンとストライカーのアキレウスを配置することで戦況がずいぶん安定した。
WAVE1が終わる段階になってもコストが貯まっていないので、WAVE2序盤は冷や冷やしたが、WAVE2中盤で英雄をある程度配置できると、個々の英雄たちが比較的頑丈なこともあり戦況は安定しやすかった。中盤までの不安定さがあるのが気になるが、もう少しアサルトをうまく使えればもっとうまく戦えそうにも感じたので、戦略改善の余地がある。
チームD
チームDは全体的にコストがかかるので、序盤はとにかくアサルトのバフォメラ1人だけで何とか頑張って戦うしかない。ある程度のコストが貯まるまでひたすら我慢だ。しばらく頑張ってバフォメラの後ろにガーディアンのブリガンティアを配置して押し寄せてくる敵を引き留める。ヒーラーのリリムとエスパーのジンを配置して集まってきた敵の掃討と英雄の延命に努めるが、バフォメラが倒れてしまったのでアサルトのリオに交代した。
WAVE2では2つ目の出口の前にスペシャリストのローズとレンジャーのナタリーを配置して守りを固める。最後に最前線にガーディアンのマモルを配置して取りこぼしがないようにする。序盤の苦しさはかなりあるが、そこさえ乗り切れば後は順調にプレイできた。
2-4守護基地:研究所の攻略
「2-4守護基地:研究所」は、とにかく狭く、配置できる英雄が5人という最小人数で戦うステージだ。ステージ中央に保護対象があり、それを最小人数で守り抜く必要があるため、戦略の組み立てが何よりも鍵となる。敵が保護対象に近づける入り口は2つで、保護対象と英雄の位置も近い。英雄の配置や入れ替えのタイミングなどが重要なポイントとなるステージだ。
「2-4守護基地:研究所」を攻略するポイントとしては、近距離攻撃の英雄たちの交代タイミングだと感じた。もちろん交代することなくクリアできればそれが1番なのだが、筆者が検証したすべてのチームで交代をせずに攻略はできなかった。交代のタイミングはチームごとに違うが、タイミングを見誤るとどのチームも保護対象を守り切れない状況が続いた。何度もプレイしながら最適な交代のタイミングを計ることが重要なポイントだ。
このステージで1番苦戦したのはチームBだ。やはりガーディアンが少ないことで大量に押し寄せてくる敵を受け止めきれず、保護対象近くにも攻撃のできる遠距離攻撃の英雄を配置したことによる回復役の不在が大きい。そのため近距離攻撃の英雄たちの交代頻度が異常に高く、目まぐるしく状況判断をしていく必要があったのが1番の要因だ。しかし、ガーディアンの数が少なくても他の近距離攻撃の英雄たちを駆使すればライフを減らすことなく保護対象を守り抜くことが十分に可能ということも今回のことで体験することができた。
チームA
チームAはアサルトが多いチームなので、序盤はアサルトのスズカヒメを配置してコストを稼ぐ。スズカヒメの補助にエスパーのジンを配置して、アサルトの負担を減らす。さらにアサルトのシノブを配置して反対側を守りつつコストを貯めていく。そこからヒーラーのビオレッタを中央に配置し、WAVE1が終わるまでアサルトの2人をサポートする。WAVE1終盤にヒルダを配置して遠距離攻撃とヒーラーの位置を固めておく。前線に置ける英雄は2人のみなので、WAVE3で敵が大量に押し寄せてくる前に、アサルト組をガーディアンのブリガンティアやスペシャリストのミコに交代して、敵を一気に引き留めるという、定石に沿ったような安定した攻略をすることができた。
近距離攻撃の英雄ががっちりと守ってくれるので、安心感のある攻略になった。アサルトがしっかりコストを稼いでくれるので、その後の配置が非常にスムーズだ。
チームB
チームBは序盤アサルトのシノブとレンジャーのノワールを配置して画面右方面と下方面から来る敵に備える。その後スペシャリストのクレメンタインとエスパーのジンを配置して全方位から来る敵に備えた。本来であれば中央にヒーラーを配置して英雄たちを回復することで、長い時間戦ってもらえるようにしたいのだが、割り切ってこのチームは近距離攻撃の英雄はガンガン入れ替える作戦にした。そして中央にエスパーのスネグーラチカを配置して攻撃力の底上げをする。近距離攻撃の英雄たちがどんどん入れ替わっていくので常に気は抜けないが、安定した戦い方のように感じた。
また、ヒーラーを入れなくても戦える方法としてもおもしろい戦略だった。
チームC
チームCでは、ストライカーのナオコをはじめに配置して、序盤に襲ってくる敵を排除していく。もう1つの入り口にはアサルトのシノブを配置して、少しでもコストを稼いでいった。WAVE1終了までにエスパーのジンとヒーラーのグシオン、ストライカーのナオコに代わってガーディアンのブリガンティアを配置してWAVE2に備える。WAVE2中盤になるとレンジャーのビアンカとアサルトのシノブに代わりガーディアンのマモルを配置して最後に押し寄せてくる敵を迎撃する体制を整える。WAVE3終盤ではマモルが倒れてしまったが、ガーディアンのミキを配置して最後まで守りきることができた。
このステージでは攻撃力の高いストライカーと、コストを稼ぐのに優れたアサルトをうまく配置することで、コストの稼ぎにくさと戦いにくさを軽減することができた。ストライカーとアサルトを組み合わせて戦うのは効率がよく、他のステージでも通用する。
チームD
チームDは、序盤にアサルトのバフォメラを配置してコストを稼ぐことが重要だ。遠距離攻撃の英雄をサポートに出せるまでひたすら1人で頑張ってもらうしかないので、バフォメラには申し訳ないが、エスパーのジンが出せるまで辛抱してもらう。エスパーのジンとアサルトのリオが配置できると随分楽になってくる。WAVE2中盤までにレンジャーのナタリー、アサルトのリオに代わりスペシャリストのローズを配置して弱いところを補強していく。WAVE2終盤にサポーターのブラウニーを配置して攻撃力の底上げと、アサルトのバフォメラからガーディアンのブリガンティアに変更して最終陣形とした。
このチームではヒーラー配置位置が他チームと違うので、ステージ開始時から英雄を回復して長く戦わせるという戦法はとれなかった。また、コストの関係上、英雄たちをころころ代えるということも難しいチームなので、1人ひとりがギリギリのタイミングで交代をして少しでも次の英雄の負担を減らし、最小人数で戦う方法が1番良さそうだ。
2-10守護学校:模擬実習の攻略
このステージの特徴は中央の保護対象に向けて四方から左右に分かれて大量の敵が襲ってくることだ。学校の中の模擬実習というにはなかなかの難易度を誇っており、序盤最大の難関となっている。英雄の配置場所もかなり多く、チーム全体の戦力が完全にモノをいうステージともとれるが、同じチームメンバーでも配置を変えると戦況がガラッと変わるので、いろいろ試すと新しい発見もあるステージだ。
「2-10守護学校:模擬実習」の攻略のポイントは左右の戦力の配分だと感じた。序盤は左右から交互に敵が襲ってくるのでどちらかに注力していればいいが、WAVE2中盤あたりからは左右同時に四方から敵が押し寄せてくるようになる。そこまでにある程度の体制を整える必要があるのだ。大量の敵が来てしまうと戦況が読みづらくなってしまうので、そうならないように対策を講じながら配置する難しいさも感じた。やはり序盤最大の難関ステージだ。
今回苦戦したのはチームDだった。実はこのチームは強い英雄と弱い英雄が半分に分かれていて、左右の戦力をどうやって均等にするかが1番頭を悩ませた。最終的には近距離攻撃の英雄が弱い方向に遠距離攻撃の英雄を手厚くあてがい、近距離攻撃の英雄が強い方は遠距離攻撃の英雄を少なめに配置するという方法を取り、コストを考えながら配置のタイミングを計っていった。コストがかかるチームは1英雄を配置するのにも苦労するので、そこを乗り切るためにアサルトの配置などを入念に考える必要があると実感した。このステージはほぼチーム総力戦になるので、弱いところをいかに補うか、左右の戦力をどうやって均等に配置していくかが、攻略のポイントになると感じた。
チームA
チームAはまず、アサルトのスズカヒメ、レンジャーのヒルダ、ヒーラーのビオレッタを配置する。ヒーラーのビオレッタを中心に配置することである程度多くの英雄を回復できるようにしておくことが最大のポイントだ。そこからストライカーのミコとアサルトのリッパ—、エスパーのジン、ガーディアンのマモルを配置して中盤を戦い抜く。序盤にアサルトの配置を増やし、最終的には配置可能英雄いっぱいまで英雄たちを配置して敵を迎え撃つ。今回のこのチームは攻撃が最大の防御になるように戦えた。
このチームの最大の弱点は、全体的にダメージを受けやすく、倒れやすい英雄が多いことだ。チーム総力戦となった時に倒れてしまった英雄が多いと戦えなくなってしまう。それを防ぐためにも序盤からヒーラーを配置して、とにかく長く戦えるような地盤を整えることが重要だった。
チームB
チームBでは、最初にアサルトのカエサベラヌスとレンジャーのノワール、ヒーラーのリリーを配置した。ノワールの銃撃の強さでカエサベラヌスだけでなく、のちに配置するガーディアンのブリガンティアをも手助けしてくれたため、コストが足りない状況でも何とか耐え切ることができた。コストが貯まってきたら、エスパーのジンとスネグーラチカ、倒れたカエサベラヌスの代わりにアサルトのシノブ、スペシャリストのクレメンタインを配置して前線の弱さを補強する。それでもバタバタと近距離攻撃の英雄が倒れていく。近距離攻撃の英雄がひっきりなしに交代しながら、遠距離攻撃の英雄たちを駆使してカバーしていく戦いになった。
かなり忙しい戦いにはなるが、弱点である近距離攻撃の英雄の脆さを遠距離攻撃の英雄がうまくフォローできれば、保護対象のライフを失うことなく戦い抜くことができた。気を抜かず近距離攻撃の英雄の交代のタイミングを見誤らなければこのチームでも攻略は可能だ。
チームC
チームCの序盤では、アサルトのシノブとエスパーのジン、ヒーラーのグシオンを配置しておく。アサルトの弱さを何とかジンでカバーしながら、ジンとグシオンの両方が右側から来る敵にも攻撃できる場所に配置することが重要なポイントだ。中盤からはガーディアンのブリガンティアとレンジャーのジョー、序盤で力尽きたシノブの代わりにストライカーのアキレウスを配置して守りを固めていく。最終的にはレンジャーのロビン・フッドとビアンカ、ストライカーのナオコ、復活したシノブを配置して守り切ることができた。
シノブのフォローにジンとグシオンを配置することでコストを貯めることができたので、中盤以降の配置がかなり楽なった。このチームはアサルトのシノブが大きなカギを握っているので、どう使うかで戦況がかなり変わる。配置の難しさはあるが、戦略がハマればかなり強いチームであることは間違いなさそうだ。
チームD
チームDだが、ここで重大な事実が発覚した。今まで頑張って育ててきたサポーターのブラウニーが、ストーリーの内容によってこのステージでは使用不可となっていたのだ。やむなくサポーターのブラウニーからエスパーのルイスへとメンバー変更をした。ストーリーの進行状況によってそのステージでは使えない英雄も出てくるので要注意だ。
序盤はアサルトのバフォメラ、レンジャーのヒルダ、エスパーのジンを配置して、左と上方向から来る敵を迎え撃つ。また、ジンは中央に配置することで、左右どちらにも攻撃できるようにしておくことが大事だ。その後スペシャリストのローズ、アサルトのリオ、レンジャーのオウカを配置して、右と下方向から来る敵を迎撃しながらコストを稼いでいく。レンジャーのナタリー、ヒーラーのリリムなどを徐々に配置していきWAVE3に備える。倒れてしまったリオに代わりガーディアンのブリガンティアと左側にガーディアンのマモルを追加で配置することで最終的な配置になった。
このチームは全体的に頑丈な近距離攻撃の英雄が多いので、いかにその英雄をサポートするように遠距離攻撃の英雄の英雄を配置するかがポイントになった。左右のバランスを見ながらエスパーのジンを中心に配置したことでうまく攻撃力が分散された。
検証まとめ。どんな手持ちでも戦略次第でクリアは目指せる!!
今回、タイムエンジンを20回しか使わないという縛りでプレイしてみるという検証を通して、正直これ戦えるのかと思ったチームでも、配置場所を変えたり、配置タイミングを変えるといった戦略面で手助けすれば、十分戦えるようになると感じた。
もちろん、バランスのいい安定したチームを作るに越したことはない。しかし、タイムエンジンで出てくる英雄はランダムなので、ストーリーの序盤は思い描いたようなチームを作れないことがある。今回のように近距離攻撃の英雄が薄くなったり、コストの高い英雄ばかりになってしまうなどの問題や欠点があるチームになってしまうこともしばしばあるだろう。
筆者は4チーム作って理想的な安定したチームはチームAのひとつだけだった。正直他の3チームはどうしたものかと頭を抱えたが、それでも必ず突破口はあるもので、何度も何度もやり直しながら、「こうすればいけるんじゃないか」「こうすれば守り切れるのでは」と考えていく中で、やっと突破口を見つけたときは、スムーズに戦えていたチームのクリアよりも正直嬉しかった。
今回の検証では4チームしか試すことができなかったが、ほかの英雄たちで組んだチームはまた違った戦略で戦うことができるのかと思うともっと試してみたいという気持ちになった。ガーディアンが中心のチームやエスパーが中心のチームなど、まだまだ見たことのない戦略があるんだろうと思うとワクワクしてしまう。筆者の検証は一旦ここで終わりだが、もし興味を持った方は実際にプレイしていろいろな戦略を試してみてほしい。
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