【特別企画】

キャラ育成がとにかく深い! 新感覚リズムファンタジーRPG「ナナリズムダッシュ」プレイレポート

曲の途中でゲームオーバーにならない優しさが魅力

【ナナリズムダッシュ】

8月2日 配信予定

価格:基本プレイ無料(アイテム課金制)

 サミーネットワークスは8月2日より、Android/iOS用新感覚リズムファンタジーRPG「ナナリズムダッシュ」の配信を開始する。

 「ナナリズムダッシュ」は、音楽の力がエネルギーになる不思議な惑星「リズム」を舞台にした新感覚リズムファンタジーRPG。“今までにないリズムゲーム体験”がコンセプトとなっており、音楽にあわせて画面をタップするリズムゲームと、戦闘や育成要素のあるRPGが融合したゲームとなっている。

 収録楽曲には、往年から最新のパチンコ・パチスロ楽曲をはじめ、様々なアニメやゲームのIP楽曲が収録されている。また、ユーザー同士の対戦が楽しめるPvPモードなど、リズムゲームとしてはユニークな要素も搭載されている。

 本稿では、本作の正式サービスに先立ち、ゲームを先行プレイできたのでそのインプレッションをお届けしたい。

【新感覚リズムファンタジーRPG「ナナリズムダッシュ」PV】

リズムゲーム初心者にも優しい! 途中でゲームオーバーにならないリズムゲーム

 本作は、ノベルパート部分とリズムゲーム部分に分かれている。プレイの流れとしては、ステージクリア制のリズムゲーム部分を進めていくと、徐々にストーリーがアンロックされていくので、そこからストーリーを楽しむという流れになる。

本作は大きくリズムゲームパートと、ノベルゲームパートに分かれている。リズムゲームをクリアして、ストーリーを進めていく

 リズムゲームパートのシステムは、画面右から流れてくる“ノーツ”にあわせ、タイミングよく画面をタップするというもの。タイミングさえあっていればタップする場所はどこでもよく、他のリズムゲームと比べて難易度は低い。簡単ではあるが、同時押しや長押しなどもあるので、少し捻りが加わったシステムになっているのもポイントだ。

 ここにRPG要素が加わる。ノーツをタイミングよくタップしていくと、キャラクターたちが敵に攻撃を加えていくのだ。リズムにあわせて攻撃していき、楽曲が終わる前に敵を倒しきれればそのステージはクリアになる。多くのリズムゲームに導入されている、ミスが続くと楽曲の途中でゲームオーバーになってしまうシステムはないため、好きな曲を最後まで楽しめるのは本作のポイントだ。

 後述するがステージクリアの目標が敵を全滅させることなので、リズムゲームの腕はもちろん、キャラクターの育成が非常に重要になる。また、キャラクタースキルをはじめ、敵との有利不利が発生する「属性」など、スマホRPGではおなじみの要素も用意されている。

リズムゲーム部分はノーツに合わせて画面をタップするだけ。タップする場所はどこでもいいのでお手軽だし、ゲーム中にゲームオーバーで強制終了させられることもない。非常に親切なシステムだ

 ノベルパートは「メインストーリー」、「キャラストーリー」、「イベントストーリー」の3つが用意されている。「メインストーリー」は、その名の通り本作の中心となる物語が楽しめる。惑星「リズム」で指揮者として奮闘する主人公と、吟遊詩人(キャラクター達)との物語だ。そして、キャラクターとの親密度が深まると「キャラストーリー」が、様々なイベントが開催されているときは「イベントストーリー」が開放される。

ノベルパートは「メインストーリー」、「キャラストーリー」、「イベントストーリー」の3つが用意されている。それぞれ進め方が異なるので様々な遊び方をすることになるだろう

「楽曲の豊富さ」と「育成の豊富さ」が魅力! リズムゲーム好きもRPG好きも楽しめる

 筆者がプレイして感じた本作の魅力は「楽曲の豊富さ」と「育成の豊富さ」だ。

 楽曲は、特にパチンコ/パチスロ楽曲が豊富だ。例えば「獣王」から「サバチャンメドレー」という楽曲が、「ALADDIN」シリーズから「アラジンAメドレー」という楽曲が収録されている。また、「サクラ大戦」の「檄!帝国華撃団」など、ゲームファンに馴染みのある楽曲も収録されている。筆者が確認したところ現時点では50曲以上の楽曲が盛り込まれていた。

 自分の好きな楽曲が入っていれば楽しめるのはもちろんだが、知らない楽曲でも名曲揃いなので新しい楽曲との出会いも本作の楽しみの1つである。

【収録楽曲】
楽曲の豊富さはかなりのもので、先行プレイの段階で50曲以上が収録されていた。今後もアップデートで増えていくだろう
なお、楽曲は、プレイを進めることで入手できる「楽曲解放チケット」を使ってアンロックできる。すべてアンロックするのは大変なので、まずはお気に入りの曲をアンロックしていこう
その他の一部収録楽曲
・愛をとりもどせ!!(パチスロ北斗の拳 天昇)
・嘆きノ森(パチスロひぐらしのなく頃に 祭)
・バトルボーナスべドレー(パチスロ北斗の拳)
・サバチャンメドレー(獣王)
・闘いの詩(ぱちんこCR聖戦士ダンバイン)
・TRY UNITE!(パチスロ輪廻のラグランジェ)
・桃色ファンタジー(CRモモキュンソード3)

 そしてもう1つの魅力が育成要素の豊富さだ。本作では最大で3体のキャラクターを編成してパーティを作るのだが、キャラクター1体1体の育成が非常に奥深い。ざっと項目だけを挙げても「キャラクターLv」、「スキルLv」、「覚醒」、「親密度」、「楽器」、「スフィア」という6つの要素がある。その中でも重要そうなのは「キャラクターLv」と「楽器」のレベル上げだと思われる。

 「楽器」は、いわゆるRPGにおける装備品のようなもので、不要な楽器を合成することでレベルを上げられる。楽器にはそれぞれレアリティがあり、高レアリティな楽器はガチャから、低レアリティの楽器はステージクリア時に入手できるので、レア度が低いものはガンガン合成していこう。

キャラクターLvは、ステージをクリアした際に入手できる専用アイテムを使って上げていく
キャラクターのレベルや楽器のレベルを上げていくのが非常に重要になりそうだ
クエストをクリアすると様々な育成アイテムが入手できる。より強く育てるには周回プレイをすることになるが、そのためのオートプレイも搭載されている

 本作の主なサイクルは、消費アイテムを使ってレベルを上げる、より難しいステージをクリアする、そこで手に入れたアイテムでレベルを上げる……というループで、非常にRPGに重きを置いたものになっている。キャラクターのレベルを上げたら、「アリーナ」で他のプレーヤーと対戦してランクを競ってみてもいいだろう。今回は先行プレイなのでPvPモードは遊べなかったが、「レース」というリズムゲームをメインにしたPvPも用意されている。

オートプレイバトルのPvP「アリーナ」。リズムゲームをメインにした「レース」もある

 なお、楽曲ごとに入手できるアイテムが微妙に違うので、狙ったアイテムを入手するために普段あまり聞かない楽曲をプレイすることもあるだろう。本作のRPG要素が、知らない楽曲との出会いに一役買っているのも面白いものだ。

 リズムゲームパートは非常に触りやすく、途中でゲームオーバーになることのない親切設計。一方でキャラクターの育成は非常に奥深く、どこまでも育成したくなる仕組みになっており中毒性はかなり高い印象だ。配信開始は8月2日から。ぜひプレイしてみてほしい。