【特別企画】

コスプレーヤー、パリピもエアガンを手にする時代だから求められる安全性への知識

東京マルイと秘密結社 鷹の爪が提案する「エアガンの安全な使い方」

 東京マルイが「秘密結社 鷹の爪」とコラボレートして、エアガンの安全な使い方を提案する「エアガン日本セフティ物語」をご存じだろうか? 11月16日、「東京マルイフェスティバル6」と同時にオープンしたこのページは今後1年間にわたり、様々なコンテンツを更新し、安全なエアガンの使い方を告知していくという。

 秘密結社 鷹の爪は、ゆるく、ユニークな雰囲気を持ったキャラクター達が織りなすドラマである。「エアガン日本セフティ物語」でも吉田くんや総統といったキャラクター達が日本昔話になぞらえ、エアガンの様々な安全な使い方、注意点などを知らせてくれる。これまでのエアガンメーカーにはない幅広い層に訴求するコンテンツと言える。

東京マルイと秘密結社 鷹の爪のコラボレーションし、エアガンの安全な使い方を提示する「エアガン日本セフティ物語」

 東京マルイは今や多くのユーザーに支持されるメーカーであり、イベントは大人気、実際にエアガンを手にする人も増えてきた。そういった中で東京マルイはどのような狙い、そして想いがあって、「エアガン日本セフティ物語」をスタートさせたのだろうか?

 昨今の人気が高まるエアガン、そして東京マルイを、会社自身はどう認識し、どんな活動をしていこうと思っているのか? そういった考えを弊誌でもおなじみの東京マルイ広報の島村優氏と、「エアガン日本セフティ物語」を担当する公式Twitter担当者に話を聞いた。エアガン業界の先頭に立つ東京マルイの活動を取り上げていきたい。

秘密結社 鷹の爪、日本昔話、とことんまでハードルを下げたエアガン取扱注意書

 エアガンはガスの噴出や電動モーター、圧縮空気などで、樹脂製の“BB弾”を十数メートル以上発射することができる銃だ。近距離で身体に弾が当たれば痛いと感じるし、特に目などに当たらないように注意しなくてはならない。誤作動で怪我をする可能性もある。また、公共の場でむき出しのエアガンを持っていれば周囲の人に「こちらを撃つのではないか」という恐怖心を与えかねない。扱いには注意と、きちんとした知識が求められる。

 昨今はエアガンの人気が高い。キャラクターなどに“変身”できるコスプレの場合、小道具として本物そっくりな銃を手にすることは魅力的だ。またFPSなどリアルな戦場を描写するゲームで遊んでいれば、精密に実銃の外見を再現したエアガンを手にしたいと思うだろう。そして以前は専門店でしか買えなかったエアガンが通販で手に入れられるようになっている。だからこそ、今まで以上に伝わりやすく、わかりやすい「エアガンへの注意喚起」が求められている。

 東京マルイはこれまでもエアガンの危険性を知らせ、使い方の注意喚起、安全な使い方を推奨するコンテンツは作っていた。しかしやはり注意点を網羅していくと、どうしてもエアガンのパッケージに同梱する「取扱注意書」と同じ、堅苦しくてボリュームが多いものになってしまう。

 ちなみに、この取扱注意書はこれまで東京マルイがエアガンの使い方で注意する点において、様々な意見や経験則から作り上げたしっかりしたものになっている。エアガンメーカーであり、会社として作り上げた自信があるからこそ、「この説明で良いじゃないか」という空気も会社にはある。しかし内容は固く、みっしりと詰まっており、エアガンを初めて買った、もしくは手にしたことも初めて、というユーザーには伝わりにくい。

東京マルイの広報の島村優氏

 もちろん、注意書きの内容は「載せておけば(メーカーとしての)義務を果たした」という思惑で記載しているものではない」とTwitter担当者は語った。注意内容を覚えてもらうことが重要なのだ。公式Twitterでは春休みや冬休みなど、何らかの時期に合わせ積極的に注意を促す情報をTwitterで発信している。……しかし、これまでの方法ではエアガンに詳しい人にしか広がらないのだという。

 それというのもまさにエアガンがこれまでにないほど広い層に広がっている現状があるからだ。特にTwitterを含めたSNSでは、ハロウィンなどコスプレでエアガンを使っている写真をアップする人も多い。カメラに銃口を向けていたり、引き金に指がかかっていたり、エアガンに詳しい人にとっては“危ない”と感じられる写真もある。そしてTwitterを通じてそれを指摘する人も少なくはなく、ユーザーの間でのマナーに対する議論や衝突が今まで以上に起きているのだという。

 「コスプレをされる方の中にはエアガンに詳しかったり、サバイバルゲームに参加なさっている方も多いです。だからこそ注意喚起されている方や、きちんと扱っていただける方も多い。ただ全ての方がそこまで知識がなく、端からみれば弾が撃てるようにも見える状態で写真を撮っていたりする。ハッシュタグで安全対策をしている旨を書き加えるといった対応をしている方がいる一方、それでも頭ごなしに注意する方がいたりもして、注意する側とされる側に反発が起きてしまう場合がある。そんな状況も増えていることを鑑みて、もっとわかりやすく、親しみやすく、面白くてオススメしやすい注意喚起が必要ではないか、そう考えたんです」とTwitter担当は語った。

 秘密結社 鷹の爪について少しだけ解説しておくと、映像コンテンツを制作するDLEのアニメ作品である。総統や吉田くん、フィリップといったキャラクター達のコメディーで、漫画やゲームといったコンテンツ展開、さらには様々なコラボレーションも行なっている。海外での日本の活動を紹介する外務省のコンテンツ「鷹の爪団の行け!ODAマン」など、様々な広がりを見せている。

 「東京マルイはこれまでもミリタリーに詳しいイラストレーターさんにお願いして注意喚起のポスターやコミックなども描いていただいたりしているんですが、どうしても説明書よりのカタい内容になってしまう。だからこそ今回のコラボレーションを始めました。「鷹の爪」というだけで「面白そう!」となれば、多くの人に興味をもっていただける。そしてコンテンツを楽しんでいるうちに、エアガンの注意点が自然と学べるようにできればと思ったんです。」Twitter担当者はこうコメントした。

エアガンに同梱されている取り扱い注意書。東京マルイの本音としてはこの情報を全てきちんと守ってもらいたい。しかしこの内容をしっかりとユーザーに知ってもらうにはハードルが高いことも事実だ

 コンテンツを見ていこう。メインとなる「エアガン日本セフティ物語」は5話から構成されている。「セフティ桃太郎」、「セフティサルカニ合戦」など日本昔話をモチーフに、吉田くんなど「鷹の爪」のキャラクターが物語の登場人物に扮してテーマを描いていく。愉快なビジュアルとともに「エアガンを使うときにはゴーグルをつけよう」、「普段はトリガーに指を掛けず、銃口に保護キャップをつけよう」といった注意喚起の物語を会話形式で展開、解説で補足する。

 「エアガン日本セフティ物語」は特に“バランス”に気をつけたとのこと。まず5つの注意点をテーマとして抽出した後、東京マルイと秘密結社 鷹の爪制作チームでアイディアを出し合い現在の形へまとめていった。普段通りの鷹の爪のキャラクターではなく、昔話をモチーフにしたのも、広い世代の認知度や、親しみやすさをより感じられるだろうと考えてのアイディアだという。「○○刑事」といった刑事ネタにするという案もあったとのこと。

 お互いが何度も確認したのは「ミリタリー方向に流されすぎないこと」。東京マルイ、そしてエアガンはミリタリーへの親和性が高い。鷹の爪の世界観は幅広く、ミリタリーネタにも対応しやすい。しかし、銃の玩具を使うことも初めてだし危険性もわからない、そういう人達にどうしたら読んでもらえるか。ミリタリー層、ゲーム・アニメ層、コスプレ層、さらにハロウィンでコスプレを楽しむような人達や、いわゆる“オタク”ではない層にも読んでもらうバランスを考えての鷹の爪であり、昔話だった。この雰囲気は「エアガンが危険なもの」というイメージを強調しすぎない良いさじ加減になったとのことだ。

「エアガン日本セフティ物語」では、鷹の爪のキャラクターを日本昔話のテイストで起用することで、わかりやすい内容を目指している

社内では「もっと注意内容を増やそう」、「ミリタリー色を出そう」といった意見もあったが、この独特のバランスに理解を求めた。関連会社にアンケートを取り、「エアガンって何ですか?」といった人々にも意見を求め、参考にして現在の形にまとめたとのこと。
 そもそも数年前に秘密結社 鷹の爪の吉田くんが、公式Twitterで「鷹の爪団 特別団員」を勝手に任命するといった企画を行い、ユーザーに推薦された東京マルイも特別団員になったのだという。このころからTwitter担当者は鷹の爪と何かできないかと考えていた。秘密結社 鷹の爪のコンテンツ担当者もサバイバルゲームに参加経験があるような方で、こちらの言うことをすんなり理解してくれて、話は進めやすかったとのことだ。

 また、秘密結社 鷹の爪側は豊富なコラボレーションの経験があり、映画での上映前の注意や、難しいコンテンツをわかりやすく説明するなど、鷹の爪の“作風”で物事を面白く説明するノウハウをしっかり持っていた。だからこそ「エアガン日本セフティ物語」はきちんとエアガンの注意点を学べる良いコンテンツになったと島村氏は語った。

ハロウィン、モバイルゲーム……エアガンを万人が手にする時代に

 「エアガンメーカーが『エアガンを持たないでくれ』という注意喚起を行なうのは、外から見れば矛盾している行為という印象を与えるかもしれません。むしろ『コスプレにはぜひ東京マルイのエアガンを』という宣伝をすると思われる。しかし、注意喚起こそ必要なのです。背景にはこれまで以上に広がったユーザー層があり、だからこそ注意しなくてはいけないことだと思っています。やはり、まだ世間的には“銃”ですから、何かのきっかけで悪い方向に風向きが変わってしまう。そうなってからでは遅いので、未然に防ぐ必要があるのです。」と島村氏は語った。

 エアガンはあくまで“玩具”である。玩具にそこまでの厳格なルールが必要なのか、という声もある。それはエアガンを知らないからこそ出てきてしまう見方だ。Twitter担当によれば、玩具であるエアガンに守るべき大切な注意があるということ自体に思い至らない人もいるという。

 「やはり、“弾が出る”というものには、しっかりとした注意喚起が必要なんです。扱い方、注意しなくてはいけないこと、保管方法、様々な所に注意が必要です。自分だけでなく、人を傷つけたり物を壊してしまう可能性もある。ですから、家電の説明書とは違った独自の、きちんとした注意喚起が必要なのだと思っています」とTwitter担当は語った。

 昨今のFPSといったゲーム文化の盛り上がりもうれしい反面、懸念が広がっているところだ。「街中で銃を構えて写真を撮る」ことを後押しするようなキャンペーンまであったとのことで、島村氏をはじめとした東京マルイスタッフは本当に驚いたという。エアガンを人の目につくところで取り出す、などということは、想像もしていなかったことだ。

 他の人がエアガンを持っている人を見たとき「その銃で撃たれるかもしれない」と思われかねない。エアガンユーザーはまさに人からそういった誤解を受けないように注意深くエアガンを扱ってきた。しかし、現在は様々な人がエアガンに興味を持ち始めている。東京マルイスタッフはSNSでの状況やユーザーの銃の扱い方で変化を実感し、だからこそ、危機感を感じたという。

 「私達は、どんなときだって、エアガンは街中で持たないですよ。持ち運ぶときも人に銃が見えないように厳重に梱包したり、ケースやカバンに入れます。もし出すとしても、決められたスペースか、他の人のいない自宅などです。そうでなければ人に危機感を与えてしまう。エアガンに関わっている人にとっては常識なのですが、その「常識」は一般的な「常識」ではないのだということがわかった。だからこそちゃんと注意を発信しなくてはいけないと思っています」と島村氏は語った。

 ユーザーの広がりがある一方で、依然として世間の目が厳しいのも事実である。煽り運転の犯人がエアガンを使い、それをマスコミがまるでエアガンが犯罪の道具などのように騒ぎ立てる。キャッチーな言葉を求めるあまり「あおりエアガン」なる見出しが踊り、犯罪の手口などを面白おかしくふくらませ、手口をまねることを促すかのようなTV番組によって、犯罪が誘発される可能性も少なくはない。だからこそエアガンメーカーは積極的に注意喚起を行ない、きちんとエアガンを扱っているユーザーを守らなくてはいけない。

「東京マルイフェスティバル」はたくさんの来場者が訪れるイベントとなった。10年前、20年前のエアガン業界から見たら考えられない人気であり、エアガン関係者が夢見た「幅広い層からの支持」を実感できる場所となった

 本物の銃は、やはり「何かを傷つけるための戦いの道具」だ。その銃をモデルとしているエアガンで作動や見た目に対してリアルさを求める以上、誤解や偏見に晒される可能性は他の玩具以上に高い。ユーザーを守るためにもエアガンを安全に使うためにはどうするか、危険な使い方はしてはいけない、ということを強く言い続けなくてはいけない。そう東京マルイは考えていると島村氏は語った。

 サバイバルゲームや、エアガンコミュニティ以外の人達がエアガンを持ち始めている。それは東京マルイが夢見ていた未来の1つであることは間違いない。東京マルイは対象年齢10歳以上が使用できるモデルや低価格商品など、より幅広い層に手に取ってもらえる商品も販売してきた。毎年秋葉原で開催している「東京マルイフェスティバル」も、今年で6年目を迎えた。アニメやゲーム文化の発信地である秋葉原でエアガンのイベントをやることで、ユーザー層の拡大を図る狙いで始まったのだ。

 「東京マルイフェスティバル」では入場待ちの時にアンケートを取る。来場者が皆エアガンユーザーかというと、実は40%くらいがこのイベントに来るのが初めてで、ゲームやアニメが好き、という人達がエアガンに興味を持ってくれている。エアガンを持っていないユーザーも多いとのこと。

 東京マルイが、エアガンメーカーが夢見た世界は「東京マルイフェスティバル」で実現していると言っても過言ではないだろう。Twitterのフォロワーもアニメや映画、コスプレといったところのファンが多くなった。アンケートの結果で、アニメ、ゲーム、映画、TVの次に興味をもっているのが、車やバイク、メカに関することである。東京マルイは東京コミコンといったイベントや、車関連のイベントにもブースを出展し、さらにユーザーを増やそうと奮闘しているとのことだ。

最大の難敵は社内に!? エアガンのユーザー層の拡大を目指し、今後も活動していく

 今までにない緩くて明るい雰囲気で注意をうながす「エアガン日本セフティ物語」。しかし実は東京マルイ本社自体がこのコンテンツの方向性そのものになかなか理解を示さず、Twitter担当者と島村氏をはじめとした“推進派”はとても苦労したという。まずは役員に「秘密結社 鷹の爪とは何か?」の説明そのものから始めなくてはならなかったのだ。

 「ちょっとふざけすぎなんじゃないの?」、「東京マルイの真面目なイメージが崩れる」、「もっとミリタリーの雰囲気を出さないと」……。企画の進行は社内の説得の方に多くの時間が取られたという。「その価値観じゃダメなんですよ、新しいお客様向けなんですよ」という言葉を推進派は何度も繰り返したという。

「エアガン日本セフティ物語」のコンテンツはチラシとしてエアガンのパッケージに同梱される。5つのうち1つが入る

 多くのファンを獲得し、ユーザー層の幅を広げている東京マルイ。「エアガン日本セフティ物語」は“今”の状況に対応すべく生み出されたコンテンツであるが、今までのマルイを知るユーザーからの戸惑いがあるかもしれない点もふまえ、時代の変化、ユーザーの広がり、「多くの人が東京マルイのエアガンを手にしてくれている今の雰囲気」を、どう融合させるのかが苦労したという。

 「東京マルイが大事にしている“芯”がぶれているわけじゃないんです。もの作り、そしてエアガンへの想いとこだわりはこれからも変わらず持っていきます。ただ表現の仕方、お客様への情報の出し方は、時代に合わせていかなければ伝わらない。そういう新しいお客様が増えている。きちんとお客様に向けた姿勢が必要なんだと思っています。東京マルイには創業以来50年以上続く伝統がありますが、それも大事にしつつ、新しいものを拒否せず受け入れなければ今の時代に対応できないと思います」と島村氏は語った。

 もちろん、「エアガン日本セフティ物語」は告知とコンテンツ作成だけではない。「エアガン日本セフティ物語」の5つの物語を印刷したチラシを作り、ランダムに製品に同梱することで東京マルイの活動を購入者にアピールしている。

 サバイバルゲームを楽しむユーザー層を中心に据えた展開としては「パッチ」がある。吉田くんの「セフティ桃太郎」をプリントしたパッチは、身につけることで周りにそれとなくマナー促進を促し、「自分はルールを理解し、守っている」というアピールにもなる。イベントなどでの販売も好評で、今後も増産していくという。

好評なパッチとステッカー。黒枠のパッチはイベント限定のもの

 「エアガン日本セフティ物語」は、これから1年間展開していく。秘密結社 鷹の爪といえばやはり動画だ。動画コンテンツも作っていきたいと考えているが、現在はユーザーの反応を見ている状態だという。手応えは感じているものの、爆発的なヒット、というにはまだ足りず、今後の追加コンテンツに関しては検討中とのこと。

 「動画に私を出したいというスタッフからの声もありますが、私としては社長を出したい(笑)。動画コンテンツは実現したいです。アニメだからこそ盛大にイジって欲しいですし、そういう方向はありなんじゃないかと思っています」と島村氏は語った

 「エアガン日本セフティ物語」は発表してから様々な方面より高評価を得たという。「エアガンを知って欲しい、という活動において、すごく良いコンテンツではないか」という声をもらえたとのこと。一方でエアガンコミュニティーに属していない人への認知はまだまだだ。ここをどう広げていくかは今後の課題だという。

 2月からは新しいキャンペーンを予定している。このキャンペーンでどんなコンテンツを盛り込んでいくかも検討中で、今後の発表になる。広報側としても応援し露出を増やしていく考えを持っているとのことだ。

 露出の工夫の1つとしては「エアガン日本セフティ物語」のページの「エアガン検定」がある。問題文や解説テキスト自体が鷹の爪らしい面白いものになっており、質問に答えていくことでどのくらい安全性への関心が高いかをテストし、認定書がもらえる。その認定書ページをTweetして拡散できるようにしている。今後さらに難しいテストも考えている。「エアガンの扱いについて、説明書を端々まで読まなければ正解できないような難易度を考えています」とのことだ。イベントでもコーナーを設けて告知活動を行なっていく。

 「『エアガン日本セフティ物語』といった活動を通じて、エアガンの魅力、銃そのものの魅力に、これまで以上の方に触れていただきたいと思います。詳しい人は検定に挑戦してさらなる高みを目指して欲しいです。つい忘れてしまったことや、知識をもう1度確認して下さい。エアガンに触れた楽しさを思い出させてくれるコンテンツにもなっていると思います。これからの活動にもご期待下さい」最後に島村氏は、読者に向かってこう語りかけた。

島村氏は東京マルイの顔として、イベントでもファンとも積極的に交流を行なっている。だからこそ現在のユーザー層の広がり、状況の変化を社内でも認知して欲しいという想いを持っているという

 東京マルイだからできるユニークな活動だと思う。「東京マルイフェスティバル」にいくと、これほど多くの人がエアガンに興味を持っているのかと改めて驚かされる。女の子が非常に詳しく、安全性も考えた上でエアガンを扱っているのを見ると本当に時代の変化を実感する。「エアガン日本セフティ物語」は新しい時代を象徴するコンテンツであると言うことも実感できた。今後の東京マルイの活動も積極的に取材していきたい。