【特別企画】
K4sen氏がPS4最強コントローラー「ASTRO C40」を持って編集部に乗り込んできたので、K4senファンとして色々聞いてみた!
2019年10月23日 15:00
10月某日、この日は朝からソワソワしていた。そのままお昼ご飯を食べることを忘れるほどソワソワしていた。なぜならそう、ASTRO Gamingのアンバサダーk4sen氏が編集部にやって来る日。 しかも「ASTRO C40 TRコントローラー」を持ってやってくるのだ!
筆者は仕事終わりに家に帰ると、まずゲーム配信を見るのが日課だ。もちろんk4sen氏の配信も楽しみに見ており、「モンスターハンターワールド」のクリップ集では涙が出るくらい笑った記憶がある。
さらに「C40」といえば以前レビューを書いた際に、編集部には内緒でこっそりこのまま返さずに使ってしまおうかな、と本気で考えたくらい使い心地が良く、手放すのが惜しかったコントローラーだ。海外でのみ販売と聞いていたので、日本で発売されると知り小躍りしていた。
そしてついにその時はやってきた。会議室で、k4sen氏とC40と私。な状態に、勝手に1人ファンミーティングを開催し「C40」についてk4sen氏に色々聞いてみることにした。
ASTRO Gamingのアンバサダーk4sen氏もオススメ! 「PS4には『C40』が最強」
k4sen氏といえば、自身も古参プレーヤーである「Call of Duty」(CoD)シリーズの公式大会や「Call of Duty World League」(CWL)での実況が印象的だが、人々に感動や笑いを届けたいという想いでゲーム配信を行なっていることで知られる。また、大会では試合をさらに盛り上げてくれる熱い実況や、時には思ったように結果を出せなかった選手達に対して、eスポーツで勝利にこだわる重要さなどを全力でぶつけて伝えてくれる姿が多くのファンを魅了している。
そんなコアなゲーマーでもあるk4sen氏が、「C40」をオススメする理由とは、PS4コントローラーとしての完璧さにあると言う。いよいよ10月25日の発売まであと数日と迫っている「Call of Duty: Modern Warfare」(CoD:MW)。本製品は「CoD:MW」との相性も抜群で、モジュールごと配置を変えられるスティックや、ハイスペックで充実した機能はすでに海外や国内のプロの選手達の間でも話題になっており、愛用者も多いようだ。さらに本体は有線無線どちらの接続も対応していて、バッテリーも最大12時間持続して使用できる優れもの。
DUALSHOCK 4に近いスティック感覚も魅力のひとつ
プレイステーションのオフィシャルプロダクトコントローラーは他にも「REVOLUTION Pro Controller 2」、「SCUF Vantage」などがあるが、その中で「C40」を選ぶ理由を尋ねるとk4sen氏は「DUALSHOCK 4のスティック操作感に非常に近いんですよね。なのでコントローラーを替えてもその変化にすぐ適用できる。他のコントローラーだとこの感覚が全く違ったりするので、ぜひPS4で使用して欲しいです」と語った。
さらにFPSプレイ時にはスティックが重要だということも教えてくれた。「右スティックには視点移動をする以外、余計な動きをさせたくないんですよね。『C40』は傾きすぎず、かと言って反発が強すぎることもなく反応が完璧なんです」(K4sen氏)
PS4ユーザーなら必ずDUALSHOCK 4を使用したことがあるはず。k4sen氏が話すDUALSHOCK 4に近いという感覚は「C40」が誕生するきっかけとなった「Xbox Elite ワイヤレスコントローラー」にあるという。2017年に発売されたXbox Oneワイヤレスコントローラーの上位モデルで、有線接続も可能でPCにも対応。さらに交換できる各部品には、背面パドル、金属製のスティック、方向パッドなどがあり、販売されると同時に完売するほど人気となったXbox最強のコントローラーだ。
そこでASTRO GamingはPS4に対応したエリートコントローラーを発売しようと思い立ったという。XboxとPS4コントローラーの大きな違いは左スティックとDパッドの配置にある。「CoD」でも世界大会基準のプラットフォームがプレイステーションへと移行しており、日本人選手の多くは大会でもDUALSHOCK 4を使用しているそうだ。
K4sen氏が話してくれたエピソードで、「CoD」公式大会では海外の選手の多くは専用のコントローラーケースを持っているのだが、日本の選手が使用するDUALSHOCK 4は専用ケースが無いため、パッケージをそのままケース代わりに持ち込んでいるのだという。全員が購入時のままのプラスチックパッケージから一斉にコントローラーを出す姿を想像すると思わずほっこりしてしまうが、「C40」ではエリート版PS4コントローラーだけあって、専用のハードケースが付いてくる。しかもASTRO Gamingのかっこいいロゴ入りだ。
また「C40」ではスティックとDパッドを簡単に好きな配置にすることができる。そのため、Xbox風に左上にアナログスティックを配置してみたり、またはDUALSHOCK 4と全く同じ位置にすることも可能だ。なによりスティックの調子が悪くなった場合、本体を修理に出したり解体することもなく、スティックやDパッドを交換することができるのも魅力のひとつなのだと教えてくれた。
プロゲーマーに必要なパフォーマンスを提供。技術面をカバーしてくれる機能
さらに完璧なコントローラーを語る上で、「背面パッドとトリガーストッパーは必須」とK4sen氏は述べた。コントローラーの背面には、〇×△□を割り当てることができる背面ボタンが左右に1つずつ、計2つ配置されている。そしてトリガーストッパーは、L2/R2ボタンの押し込みを自分好みの位置で固定できるストッパー機能だ。
上記で述べた機能は、ゲームをプレイする上で瞬間的な反応と精度を向上することができ、様々なプレイスタイルにあわせてボタンの配置が行なえるので、純正のコントローラーには無い便利すぎる機能としてエリート版コントローラーの名に相応しい要素である。「CoD」をプレイすることが多いというK4sen氏に、背面ボタンが4つあるコントローラーや、純正コントローラーでL1/R1を使用するユーザーが多いことについて聞いてみた。
K4sen氏「背面ボタンは2つ“〇×”を割り当てるだけで十分。逆にそれ以上あると操作が複雑になり混乱するので、プロの選手でも2つしか割り当てないですね。DUALSHOCK 4のL2/R2トリガーは緩すぎて、どこまで押し込めば反応するのかわからないんです。なのでFPSでは押し込みが浅いL1/R1を使用する人が多い。だけど『C40』ではL2/R2の押し込む位置を自分で調整できるんですよ。これがあるなしだと全く操作精度が違ってくるので、必ず設定しておきたい大事な機能です」
「C40」で自分の限界を超えられる!
「C40」はレビュー記事でも詳しく書いているが、無料の公式ソフトウェアを利用すればさらに細かい設定を行なえる。スティックやトリガーの感度、さらに全てのボタンの配置も自由に割り当てることができる。また、ワイヤレス トランスミッション間隔も5ms[5/1000秒]と公表しているが、人間が体感できる速度ではなく、K4sen氏も入力遅延をほぼ感じることがないそうだ。
最後にK4sen氏はこんな話をしてくれた。「『CoD』シリーズはもう10年近くプレイしているんで、新作が出たとしても基本は変わらないので下手にもならず、上手くもならず一定の強さを保ってるんです」。
そこで「C40」を使えばそれ以上に強くなれるのでは? と尋ねるとK4sen氏は笑顔で「限界突破ですかね? あるかもしれないですよ」と楽しそうに語ってくれた。
また、コントローラー発売後の「CoD」公式大会でもどれくらいの選手が「C40」に照準を合わせてくるかK4sen氏も楽しみにしているのだという。それによっては勝敗にも影響されることもあり得るとか。また今後「C40」を公式大会で使用する選手は増えると思いますか? という質問に「確実に増えると思います。もしかしたら半数くらいになるかも?」と選手達も発売を待ち侘びていることを明かしてくれた。
今回アンバサダーのK4sen氏には、プロゲーマーも認める「C40」の魅力について教えてもらうことができた。すでに知っていたけど海外でしか販売されていないため手に入れられなかった人や、これから「CoD:MW」を始めとしたPS4やPCゲームで上達したいと思っているパッド勢の人、または純正以外のコントローラーを使用してみたい人にぜひオススメしたい製品である。今後、交換可能なモジュールパーツも様々な種類の販売を検討しているそうなので、楽しみに待ちたい。
またK4sen氏は、多くの人に「C40」に触れてもらいプレイ時の感動を実際に体感してほしいそうだ。11月12日にはASTRO Gaming主催によるLibalent Vertexとk4sen氏、ボドカさんが登場し「CoD:MW」をC40でプレイできるファンミーティングを行なうそうなので、気になった方はぜひ参加してみてはいかがだろうか。