インタビュー
優勝はN高(沖縄)! “高い個人技と冷静さ”で盤石の栄冠を勝ち取る
第3回全国高校eスポーツ選手権「ロケットリーグ」部門優勝チームインタビュー
2021年3月13日 18:07

- 3月13日 開催
第3回全国高校eスポーツ選手権「ロケットリーグ」部門の決勝大会は、N高等学校「NRLG Cats」の優勝で幕を閉じた。
終わってみれば決勝大会は準決勝戦を3-0、決勝戦も3-0とストレートで勝ち上がっており、まさに「NRLG Cats」の盤石の勝利となった。「NRLG Cats」の強さは、「全員がそれぞれ高い個人技を持っている」ところにあるとリーダーのtetu選手は話す。
その実力がいかんなく発揮された決勝戦だったが、勝因をたずねると「焦らなかったこと」だという。試合を冷静に運び、ミスらしいミスはほとんどなかった一方で、相手の大阪府立大学工業高専「hogehoge」にはミスが見えた。「相手には、もしかしたら焦りがあったのかもしれない」(tetu選手)。
中でもtetu選手が注目したのはkazuryu選手。「チームとしては勝ったが、個人ではどうかな」と語るほどで、というのも「予選決勝から決勝戦の間に、ここまで伸びるのかと思うほど実力が高まっていた」と感じたという。
「hogehoge」はリーダーのkazuryu選手ひとりが飛び抜けた実力者であり、他の2人はランクの低いところからスタートしている。つまり、実力を高めたのはリーダーのkazuryu選手が2人を引っ張っていったからこそであり、そのリーダーとしての手腕に感服した、というわけだ。
「NRLG Cats」メンバーのsk:D選手、Arinko選手はともに1年生。メンバーが固まったのが2020年5月あたりであり、大会直前まで直接会う機会はほとんどなかった。しかし、オンラインでプレイする中で自然と仲良くなることができていたので、オフラインで会ってもほとんど違和感なくコミュニケーションできていた。この関係性も、勝因のひとつなのだろう。
tetu選手は全国高校eスポーツ選手権に3年間出場しているが、優勝は初めて。「高校の3年間、この大会をずっと意識していた。なので、勝てて嬉しい」と喜びを率直に語る。tetu選手は卒業後、プレーヤーとして続けるつもりもあるが、将来のことを考えながら決めていきたいそうだ。
リザーバーのnekota選手を含めた3名はtetu選手ほどの強い思い入れはないそうだが、「来年も出場したい」(Arinko選手)、「2連覇目指して来年戻ってきたい」(nekota選手)と次回大会を見据えた抱負も語った。N高の“eスポーツ常勝”という波は「ロケットリーグ」にもやってきている。ぜひ、今後の大会にも期待したい。






























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