使って試してみました! ゲームグッズ研究所
連載第351回
New3DS用フィルターチェック第2回! New3DS LL用のサイズをチェック!
アンチグレアやキズ修復など特殊フィルターも試してみた
(2014/10/17 11:58)
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
「New ニンテンドー3DS」&「New ニンテンドー3DS LL」のグッズを試し続けている今回は、New3DS LL用フィルターの追加チェック、「キズ修復タイプ」と「アンチグレアタイプ」のNew3DS用画面保護フィルターを試してみた。最後にはこれまで試してきたフィルターから、各タイプ別にオススメもまとめているので、ぜひご覧頂きたい。
【今週のおしながき】
- 3DS サイバーガジェット「CYBER・超硬度液晶保護フィルム・激硬 -大-」
- 3DS サイバーガジェットサイバーガジェット「CYBER・耐衝撃液晶保護フィルム(3DS LL用)」
- 3DS サイバーガジェット「CYBER・液晶保護フィルム[指紋防止タイプ](3DS LL用)」
- 3DS ゲームテック「new キズも入らなシート3DLL」
- 3DS アンサー「new3DSLL用液晶画面保護フィルム キズ修復&空気ゼロ」
- 3DS サイバーガジェット「CYBER・液晶保護フィルム[キズ修復タイプ](New 3DS用)」
- 3DS ゲームテック「new キズも入らなシート3D」
- 3DS アンサー「new3DS用液晶画面保護フィルム キズ修復&空気ゼロ」
「New3DS LL用フィルター」を追加チェック!
大画面が魅力のNew3DS LLだけに、画面保護フィルターを貼って大きな画面を守りたいところ。ただ、New3DS LL用のフィルターは第350回でお伝えしたように、旧3DS LL用フィルターのパッケージを新たにした「リパッケージ品」や、「New 3DS LL対応」といったシールを添付して対応を示している製品が多い模様だ。
それも、旧3DS LLと画面のサイズや画面枠がほぼ共通であり、New3DS LLの下画面の横幅は旧3DS LLよりも約1.1mm広くなってはいたものの、実際にフィルターを貼ってみると旧3DS LL用のものもほぼ問題なくフィットしてくれた。
そこで今回は、せめてもう少し調査を進めてみようと、「New 3DS LL対応」の以下の5製品を用意し、下画面用フィルターのサイズを測定してみた。結果は以下のとおり。New 3DS LL本体の下画面サイズは、87.8mm×65.6なので、それに対してどれぐらいフィットするかご確認頂きたい。
下画面(サイズは横×縦mm) | |
---|---|
New 3DS LL本体の下画面サイズ | 87.8×65.6※ |
サイバーガジェット「CYBER・超硬度液晶保護フィルム・激硬 -大-(3DS LL用)」 | 86.2×64.8 |
サイバーガジェット「CYBER・耐衝撃液晶保護フィルム(3DS LL用)」 | 86.2×64.8 |
サイバーガジェット「CYBER・液晶保護フィルム[指紋防止タイプ](3DS LL用)」 | 86.2×64.7 |
ゲームテック「new キズも入らなシート3DLL」 | 86.3×65.0 |
アンサー「new3DSLL用液晶画面保護フィルム キズ修復&空気ゼロ」 | 86.0×64.7 |
※今回新たに計測し直した値
さすがに横幅が1.5mm~1.7mmほど画面枠と隙間が出来てしまうものが多いが、それでも大体は許容範囲と言っていいのではないだろうか。隙間が片側に集中しないよう、画面の中央位置を意識して貼り付けるようにしよう。
なお、この他の旧3DS LL用のフィルターについては、当時のデータではあるが第291回、第292回、第294回にて掲載しているので、旧3DS LL用フィルターの購入を検討されている人は、そちらもご参照頂きたい。
「New3DS用フィルター - キズ修復タイプ」
フィルターの表面についた細かなキズが自然と治り消える、キズ修復タイプのNew3DS用フィルター。貼り付けは、粘着面の台紙から剥がし、画面に貼り付けていく従来方式となっている。
フィルターのサイズは、上下画面用ともに縦横0.5mm~0.9mmほど画面枠より小さく、画面枠のサイズに近い。同社のフィルターはこれまでも貼り付け面積の広いフィルターとなっており、特徴と言っていい。
キズ修復機能のほかにも、透明度(光線透過率)が90%と高く、フィルターの硬度も2Hと、そもそも傷がつきにくい硬いフィルターになっている。実際にキズ修復機能を試すため、5円玉でガリガリと擦って傷を付けてみたが、細かな傷は数時間経つとほぼ見えなくなっていた。
なお、タッチペンの滑りは、何も貼っていない画面と比べると滑らかで、ペン先が少し滑りやすくなっていた。
ゲームテックのキズ修復タイプのフィルターは「瞬速! 傷が10秒以内に消える」とパッケージにあり、従来は半日程度の時間を経て修復されるところを、スピーディーに治るところが売りになっている。
貼り付けは密着面の台紙が7:3ほどに分割されていて、短い側を剥がし、画面に位置を合わせてから残りを剥がすという方式になっている。このおかげでフィルターが持ちやすく、貼りやすい。
フィルターのサイズは同社の他の製品とほぼ同じく、上画面が約1.3mmほど画面枠よりも小さめなのは気になるが、下画面は約0.5mmほど小さいのみと、貼り付け面積が広くなっている。
タッチペンの滑りは、何も貼っていない画面よりも滑らかさが強く、ペン先が滑りやすくなっていた。
肝心のキズ修復機能だが、タッチペンを当てる下画面用フィルターに5円玉を擦りつけて傷をつけ、時間を置いてから修復度合いを見てみた。まず、細かな浅い傷は、大体10秒経つと薄くなっているかなーという印象。ただ、大きく深めの傷や擦り跡は5分ほど経つとほとんど分からなくなっていた。10秒というのはさすがに傷の大きさや深さによるものの、かなりスピーディーに修復されるフィルターだ。
アンサーの特殊フィルターは、キズ修復、防指紋、気泡除去の機能が組み合わさったフィルターとなっている。貼り付けは、密着面に貼られている台紙が7:3ほどに分割されていて、短い側を剥がして画面に貼り、位置を合わせてから残りを貼っていくというセパレートタイプ。貼り付けのしやすいフィルターとなっている。
フィルターのサイズは上下画面用ともに、ほぼ均等に約1mm画面枠より小さめ。タッチペンの滑りは、わずかに滑りが強めなものの、ペン先を止めるザラザラ感もあり、何も貼っていない画面に近かった。
キズ修復機能では、他のフィルター同様に5円玉で擦って傷をつけ、修復度合いを確認しようとしたのだが、このフィルターはそもそも厚みがあり、5円玉を押しつけても柔らかく吸収する特徴がある。それでいて、今回試したキズ修復系フィルターの中で唯一、どれほどゴリゴリ擦っても傷はつかなかった。修復する以前に傷がつきにくいフィルターだ。
また、防指紋効果も優秀で、さすがに全く指紋跡がつかないわけではないが、べたっと指を押しつけてもほとんど見えない程度にしかつかない。防指紋においても優秀なフィルターだ。
「New3DS用フィルター - アンチグレアタイプ」
サラサラで光沢のないアンチグレアタイプのフィルターだ。貼り付けは密着面に貼られている台紙を剥がして画面に貼っていく従来の方式。ただし、このフィルターは表面側のフィルムは貼られていない。
フィルターのサイズは、同社の他のフィルターと同様に、上下画面用ともに縦横0.5mm~0.9mmほど画面枠より小さめな程度で、貼り付け面積の広いフィルターだ。
特徴はなんといってもアンチグレアの表面加工で、触ってもサラサラとていて光沢がなく、指が引っかからない。ただ、画面にも加工の粒状感が出ていて、透明度も少し白っぽさが出ていた。
その代わりのメリットは感触と、反射/映り込みのなさ。タッチペンの滑りは、サラサラとしていて紙に字を書いているようなザラ付きのある感触。何も貼っていない画面の感触とはだいぶ異なるが、書き心地は良好だ。指紋跡も目立たず、タッチ操作の感触や、映り込み軽減を重視する人向けのフィルターだ。
“3倍滑る!”という、タッチペンの滑りの良さを重視した、ちょっと変わり種のアンチグレアタイプなフィルターだ。貼り付けは密着面の台紙から剥がして画面に貼っていく従来方式となっている。
フィルターのサイズは画面枠よりも、上画面の横幅が1.5mmほど小さく、他は約1mm小さい。多少小さめなフィルターとなっている。
フィルターの表面はサラサラとしたアンチグレア加工が施されているのだが、このフィルターは画面映りへの影響が小さいのが魅力。透明度も光沢タイプ並によく、粒状感も目立たない。それでいて、表面はしっかりサラサラ。光の反射や指紋跡も目立たない。
肝心のタッチペンの滑りはというと、3倍というのはどうか難しいところだが、何も貼っていない画面のツヤによるペン先の止まりが、こちらのフィルターにはなく、サラサラ、スルスルとペン先が動かせる。つっかかりがないのでスムーズかつスピーディーなペン操作が可能だ。他のアンチグレアタイプのフィルターとそれほど滑りに差はないと感じるものの、サラサラとしている。
反射・映り込みを防止し、指紋跡もつきづらいアンチグレアタイプのフィルターだ。貼り付けは密着面の台紙から剥がし、画面に貼っていく従来方式となっている。
フィルターのサイズは同社の他のフィルターと同様に、上画面の横幅が1.5mmほど小さく、他の大きさも約1mmほど小さめになっている。
サラサラとしたアンチグレア加工が施されているフィルターだが、粒状感こそあまり出ないが、透明さには白っぽさがあり、わずかにぼやけた感じの映像になっていた。
タッチペンの滑りは、サラサラ、スルスルと滑りがいい。何も貼っていない画面にある光沢によってペン先がひっかかる感触も全くない。
これまで試してみた中でオススメの画面保護フィルターは?
今回は「キズ修復タイプ」と「アンチグレアタイプ」のNew3DS用フィルターを試してみた。特殊なフィルターだけに、さすがに第350回で試したハイグレード&スタンダードのフィルターより、映りの面でオススメできるものはない。ただ、タッチペンを使うだけに「キズ修復タイプ」のメリットは大きい。
そんな「キズ修復タイプ」では、僅差ではあるが、そもそも同じテスト方法で傷がつかなかったアンサーの「new3DS用液晶画面保護フィルム キズ修復&空気ゼロ」が魅力的。貼り付けもしやすい。
「アンチグレアタイプ」では、アクラスの「New3DS用 すべる液晶画面フィルター(気泡吸収タイプ)」を押したい。3倍すべるかどうかはさておき、アンチグレアタイプでありながら、透明度や色味への影響が少なく、それでいて感触はサラサラ、反射や映り込みもしっかり軽減してくれていた。
上画面(サイズは横×縦mm) | 下画面(サイズは横×縦mm) | |
---|---|---|
New3DS本体の画面サイズ | 91.6×57.0 | 69.1×52.3 |
HORI「空気ゼロピタ貼り for NEW ニンテンドー3DS」 | 90.2×56.2 | 68.6×51.4 |
サイバーガジェット「CYBER・保護フィルム Premium」 | 91.0×56.4 | 68.5×51.7 |
サイバーガジェット「CYBER・液晶保護フィルム[キズ修復タイプ]」 | 90.7×56.7 | 68.7×51.8 |
サイバーガジェット「CYBER・液晶保護フィルム[指紋防止タイプ]」 | 90.8×56.8 | 68.7×51.7 |
ゲームテック「new目にラクシート3D」 | 90.3×56.5 | 68.6×51.7 |
ゲームテック「new キズも入らなシート3D」 | 90.2×56.5 | 68.6×51.7 |
アンサー「new 3DS用 液晶画面保護フィルム 自己吸着」 | 90.1×56.2 | 68.2×51.4 |
アンサー「new 3DS用 液晶画面保護フィルム 自己吸着」 | 90.0×56.2 | 68.2×51.4 |
デイテルジャパン「液晶画面フィルム 極」 | 90.1×56.2 | 68.2×51.0 |
アクラス「New3DS用抗菌液晶画面フィルター(気泡吸収タイプ)」 | 90.0×55.9 | 68.1×50.9 |
アクラス「New3DS用 すべる液晶画面フィルター(気泡吸収タイプ)」 | 90.0×55.9 | 68.2×50.9 |
ナカバヤシ「Digio2 for 3DS液晶保護フィルム 光沢指紋防止」 | 90.0×56.1 | 68.3×51.3 |
ナカバヤシ「Digio2 for 3DS液晶保護フィルム 反射防止」 | 90.0×56.1 | 68.3×51.3 |