「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
【連載第3回】出遅れ組のための「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
(2014/5/9 00:00)
だって早く壊さないと間に合わないじゃん←言い訳
ヒーラーとタンクが交代している間、DPSはDPSで非常に忙しい。極イフリート攻略の中で、DPSはもしかしたら1番苦手かもしれない微調整プレイが求められる。イフリートはある程度HPが減ると、「炎獄の楔」を出現させる。楔は出現する度に4本、8本、13本と数が増えていき、一定時間の間にすべてを壊さなければ例によって「地獄の火炎」で全滅する。
楔を壊すと爆発して全体ダメージをくらい、被ダメージアップのデバフが付く。このデバフは3秒と短いが遠隔、近接、タンクがそれぞれバラバラに殴っている楔が一気に爆発すると、大ダメージを受けてしまう。
DPSはヒーラーの灼熱を避けつつ、デバフを見て削りスピードを調整しながら、制限時間までの間に全部の楔を壊しきらなければならない。さすがはすぐに小難しい四文字熟語を使いたがるイフリート様。体育会系の脳筋DPSにも頭脳プレイを要求してくるわけだ。
削ってナンボのDPSとすれば、他のメンバーやタンクのHP、ヒーラーのMPなどを気にしつつ火力を調整する、などという面倒くさいプレイはきっと最初から組み込まれていないのだろう。すべてを気にせず超火力で楔を壊しまくるDPSは意外と多い。全員で1つずつ楔を倒していくのが原則だが、人が殴ってない楔に行きたがるのもDPSの性質だろうか。
自分がDPSをやる場合を考えてみるに、とりあえずちょっと向こう側の1本もDoTを入れておこうかなと、先行して殴り始めることがあるのは否定できない。まあ筆者の場合、ダメージ量にかなり自信がないので、とにかく一刻一秒でも早く壊さなければ負けだ! という使命感に駆られ、先へ先へと手を出さずにはいられない。そういう時、頭の中にあるのは「破壊」の二文字だけ。危険だ。
幸い筆者の場合、本当に弱いので削り過ぎてパーティを壊滅させた経験はあまりない(その逆は経験豊富にある)。しかし、超える力が実装され、誰でも光の超人戦士になれるようになったこのご時世、どんなに弱いDPSでもダメージ調整を頭の片隅に置いておく必要が出てきたように思う。
ここまで来ればゴールは目の前、あとは勝つだけ!
他にも、炎獄の鎖でつながれた詩人が殴るのに夢中でちっとも近寄ってきてくれないとか、他のメンバーよりも少しだけ後にいた黒魔道士が、後続をエラプションに巻き込みながら逃げていったとか、全体サラミこと光輝の炎柱の時、タンクについていったら明後日の方角で、安置に逃げ込む暇もなく消し飛んだとか、よくよく思い起こしてみれば、極イフリートにもタイタンやガルーダに負けず劣らずいろいろな思い出がある。
しかし、思い出す風景の中にあるのは、連続インシネレートの豪火や、逃げまくったエラプションから立ち上る火柱、ドカーン、ボカーンと響き渡る爆音。とにかく炎炎炎また炎だ。その重厚さや、冬に遊ぶ分には目も心も熱くしてくれる。筆者は3つの蛮神戦の中では、イフリートステージが1番気に入っている。なんといっても落ちないということもあるが、天空に浮かぶ黒い月ともどもこの炎に包まれた雰囲気がたまらなく筆者の中の“中二”を刺激してくれるのだ。
極ガルーダ、極タイタンに比べると極イフリートにはワンミスでパーティが崩壊するような致命的なギミックがない。そのため、超える力が貯まって死ににくくなれば、それだけ勝利の確率が上がっていく。なによりイフリートを倒せば、もう極蛮神武器も極王モグル・モグXII世も、極リヴァイアサンも目の前だ。負けられない戦いがここにある。
そんなわけで3回続けてきた極蛮神戦編もこれがひとまず最終回となる。次回は、「新生FFXIV」のエンドコンテンツの花形である「大迷宮バハムート」や、パッチ2.2で新たに追加された2つの新極蛮神なども取り上げていきたいと思っている。ここまでおつきあいいただいた皆さんも、ぜひ“ギスギス×”で楽しいエオルゼアライフを満喫して欲しい。
(C) 2010-2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.