「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【連載第4回】出遅れ組のための「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

ようこそ“玉”と“蛇”の王国へ! 大迷宮バハムート邂逅編1層編

【大迷宮バハムート:邂逅編】

フルパーティ(8人用)コンテンツ

平均アイテムレベル:70以上

制限時間:90分

黄色い世界からコンニチワ。どこにいるかわかるかな?

 今回からいよいよ元祖ハイエンドコンテンツの「大迷宮バハムート:邂逅編(以下、邂逅編)」に攻め込みたい。玉と蛇の王国というと、某夢と魔法の王国みたいだが、こっちにもアラガン装備という夢がある。神話を装備と交換し辛くなった今、アイテムレベル90のアラガン装備を簡単に入手できる「邂逅編」はサブジョブにとっては夢の王国だ。

 さて、まずは「邂逅編」とはなんぞやという紹介をしておこう。「邂逅編」は第七霊災の謎に迫る場所として正式サービスと同時に解放されたハイエンドコンテンツ。パッチ2.2で続編となる「大迷宮バハムート:侵攻編」が追加されるまでは最難関コンテンツとして君臨し、多くの冒険者をはねのけた。リムサ・ロミンサにあるワインポートの地下に広がる、洞窟というよりもジオフロントといった方がぴったりの広大な迷宮だ。

 ちなみに「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」では、最難関コンテンツは1週間に各層1度しかクリアできないというお約束があり、パッチ2.1までの「邂逅編」は1週間に1度宝箱を開けにいく運試しの場所だった。

 しかし、パッチ2.2で上位コンテンツの「大迷宮バハムート:侵攻編」が実装されると同時に入場条件が緩和され、コンテンツファインダーからいつでもどこでも参加できる気軽なダンジョンに様変わりした。

 さらにパッチ移行2週間に1度ずつ「超える力」が強化されており、かつてプレーヤーを寄せ付けなかった敷居の高さは、銀座の高級レストランから近所のファミレスくらいまで下がりつつある。つまり今まさに「邂逅編」の旬・到・来! 行くっきゃない。

 というわけで、これから5週にわたって「邂逅編」を1層ずつ攻略していこうと思う。去年の年末頃、もう絶望的に強すぎて、筆者の心をポッキンポッキンと折りまくってくれたころの思い出話なども交えつつ、現在の状況も紹介したい。この記事が「邂逅編」を楽しむ助けになってくれればと祈るばかりだ。

はじめての玉、そしてはじめての「高圧電流」

 「邂逅編」1層のステージは、なんだかすごそうな正体不明のSFチックな施設と、果てしなく広大な黄色い世界で構成されている。そして玄関口でお出迎えしてくれるのが、通称“玉”こと制御システムだ。入り口からすぐの場所に、特に登場シーンもなくたたずんでいる地味な玉だが、実装当時には「よーしバハムート攻略をがんばるぞ!」と意気込んでいる光の戦士を易々となぎ倒し、一歩も先に行かせてくれない凶悪な強さを誇った。

 特に玉が使ってくる「高圧電流」という技は、実装当時は1発でも見逃してしまうと、DPSの体力を半分以上奪うダメージとエスナの効かない麻痺で、パーティメンバー(特にDPS)に嫌というほど床の味を教えてくれた。

 「高圧電流」は沈黙アクションで止まるので、主にナイトと詩人が術止め役になる。モンクも沈黙役をこなせるが、結構コツが必要なようだ。というのも先日コンテンツファインダーで参加したとき、戦士2、黒魔導士、召喚士、モンク2、白魔導士2という構成になったので、みんな「モンクさんよろしく」と言い放ってスタートしたのだが、1回も止まらなかったからだ。

 以前なら、こういう状況だと、即全滅、即ギブアップという感じだったが、今だとある程度装備が整ったメンバーが集まると、そんな構成と戦い方でもゴリ押しで勝ててしまう。かつての1発でも漏らすと即全滅というプレッシャーはかなり胃に来たが、現在の漏らしても全然オッケーという状況は、それはそれでなんだか物足りない。本当に人間というのは現金なものだ。

 玉を超えた先には、しばしの雑魚エリアがある。「超える力」の実装でボスが弱体された今、実はこの雑魚エリアが最も事故率の高い危険ゾーンになっている。このエリア、奥にいるボスまでの間に、ダークマター・ペリカンやダークマター・マンティスなどがうろうろしている。以前はグループごとに順番に倒しながら進んでいたのだが、最近は何グループかをまとめて範囲攻撃で倒してしまうというやり方が主流になりつつあるのだ。

 だが、調子に乗ってあまりにもたくさん釣りすぎてしまうと、立ち止まった瞬間が命日になったりもする。同じように、ヒーラーで参加したときに、調子に乗って「ホーリー」しようと敵の真っ只中に突っ込んで行ったところに、ダークマター・ペリカンの石化攻撃がクリーンヒット。2人して固まっている間にタンクが落ちる、などという悲劇を繰り返さないためにも、雑魚戦にはぜひ注意して欲しい。

(石井聡)