「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【連載第2回】出遅れ組のための「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

敗北の味は苦くても、谷底に落ちた分だけ強くなる! ~極タイタン編

【極タイタン討滅戦】

フルパーティ(8人用)コンテンツ

平均アイテムレベル:67以上

制限時間:60分

なんだか怖いなあと思って敬遠していたけれど、そろそろ行かねばなるまい……

 前回に引き続き、今回は、3極蛮神の中では最凶の難易度を誇る極タイタン討滅戦について語っていきたい。中には“極タイタン”と聞いただけで、意識を失いそうになる人もいるだろう。それほどまでにこの壁は頑強だ。その鉄壁さは2.2になっても健在だ。超える力? それはまず3分間全滅せずに戦えてから考えることだ。3分間を無事乗り越え、超える力が付いても、壁の高さはまったく変わっていないことに気づくだろう。“超える力”をも凌駕する圧倒的な強さは、これからも多く心を折り続けることだろう。

 とはいえ、この壁を越えないことには、極イフリートはもちろん、極リヴァイアサンも極王モグル・モグにも挑戦できない。どんなに高い壁だろうが、なんとしても超えなくてはならないのだ!!!

 これほど過酷な敵であるにもかかわらず、極タイタン討滅戦を好きだという人も多い。真タイタンも同じように人気があった。バトルものの漫画やアニメには、ギリギリの戦いの中でしか生きている実感が持てないという病んだキャラクターがたいてい1人はいるが、まさにあのノリだ。

 ギリギリまで研ぎ澄まされた極タイタンとの戦闘は、だんだんと苦しみが悦びに変わってくる。というと、アブナイ趣味の人みたいだが、ノリノリな後半の名曲と相まってランナーズハイならぬ極タイタンズハイの状態になるのだ。というわけで、軽くハイになりつつも、極タイタン戦のポイントなどを語ってみたい。

敗北の味は苦くても、谷底に落ちた分だけ強くなる!

 極タイタン討滅戦は、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏も語っているようにパターンを覚えるところから始まる。次から次に繰り出される攻撃は、過酷だが毎回同じなのでパターンを完璧に覚えてしまえば避けるのは難しくない。ネットを検索すれば、攻撃の順番はいくらでも調べられる。筆者は最初、攻撃を縦に並べたリストを作って、そのリストにここでバフ、ここで交代と書き込んでチラ見しながらプレイしたりもしていた。

 ちなみに筆者は真タイタンも極タイタンも初クリアは谷底で迎えた。初心者なのに落ちないスーパープレーヤーもいるが、初心者は落ちるものだ。むしろ、谷底の味を知らずして、極タイタンを語るなと言いたい。

 何度やってもランドスライドで落とされてしまうという場合には、修業のために真タイタンに行くといい。不思議なもので、あれほど難しかった真タイタンが、極タイタン経験後はびっくりするほど簡単に感じる。自分のレベルが上がったことを実感できる瞬間だ。

 しかし、今回はかならずしも自分のミスで落ちるとは限らない。ジェイルが壊れた直後にランドスライドが来たり、交代のためにタイタンの正面に来たサブタンクがランドスライドに狙われ、メインタンクもろとも吹っ飛ばされたり、DPSを狙ったランドスライドが真横に発生して、逃げ場のなくなったメインタンクが吹っ飛ばされたりと、なにかと落ちる機会は多い。

 で、誰かが落ちると人数が減ってしまうため相対的にコンテンツの難易度がさらに上がり、クリアがますます遠のく。これが極タイタン戦を難しくしている最大の要因だ。このため、まずは極タイタンの行動パターンを完璧にマスターし、落ちないようにするのが重要となる。

(石井聡)