【特別企画】「DX超合金魂 グレートマジンガー」レビュー

DX超合金魂 グレートマジンガー

持ち主にすさまじいまでの満足感をもたらす、究極の超合金誕生!

発売元:
  • バンダイ
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 バンダイから“究極の超合金”という言葉がふさわしい「DX超合金魂 グレートマジンガー」がいよいよ発売される。2012年に発売された「DX超合金魂 マジンガーZ」に続く、“DX超合金魂”第2弾であり、現時点での最高級、最大級の超合金となる商品だ。

 今回、「DX超合金魂 グレートマジンガー」のサンプル品を触ることができ、そのあふれんばかりのギミックをたっぷり楽しむことができた。その豪華絢爛たる魅力を紹介していきたい。

【DX超合金魂 グレートマジンガー商品紹介映像】

内部メカも再現。装甲をはめていく楽しい“感触”と重量感

 「DX超合金魂 グレートマジンガー」の第1の魅力は“パッケージの巨大さ”だ。幅70cm、高さ40cm、重さ10kgを超えるパッケージは大迫力で、ここにパーツや“格納整備基地”がつまっているのだ。パッケージは両手をいっぱいに広げないと持ち運べないほど大きく、店頭から持ってくるのが難しいほどだ。だからこそ「とんでもなくスゴイものを買ってしまった」という“充実感”をもたらさずにはいられない。「この商品を手に入れた」という認識が体を震わせるだろう。

圧倒的な存在感を放つパッケージ。編集部に置いておいたところ、他部署からも注目を浴びた
筆者の私物である全高14.5cmの「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダーアギト グランドフォーム」と並べてみた。全高32.5cmのグレートマジンガーの巨大さが実感できる
パッケージの中はこのように部品が収められた箱が何個も収納されている
装甲をはめていく。はめ込んだときのパチン、パチンという感触が楽しい

 余談だが、実際撮影のためにこの大きなパッケージを数日編集部においていたところ、他部署の注目がものすごかった。多くの人が箱の大きさに驚き、しげしげと眺める。特に筆者に近い40歳前後の人が強い興味を持っていた。やはり筆者世代にとって、マジンガーそして超合金は特別な存在なのだ。多くの人が思わず立ち止まり、興味を持って見てしまう、その迫力がどれだけのものか、今回社内の反応で実感した。

 では、パッケージを開けていこう。中身はいくつもの箱に分かれており、最も大きいのは格納整備基地だ。そしていくつもの箱に、グレートマジンガー本体や、装甲、武装、スクランブルダッシュなどに分かれて収められている。出荷状態では本体は前半分の装甲が外れている。ここに装甲をはめていくことになる。

 「DX超合金魂 グレートマジンガー」は“内部メカ”を再現しているのが最大のセールスポイントだ。胸に詰まった動力ユニット、胴体中央にネーブルミサイルが収められていて、足にはバックスピンキックが飛び出すであろう溝がある。見ているだけでワクワクさせるメカがぎっしりと詰まっている。この内部メカを装甲で覆い隠していくのだ。

 装甲の多くはダイキャストで作られていて、金属ならではの冷たい感触と、ずしりとした重みが心地良い。装甲を合わせ、接続部分をパチリとはめると、しっかりと本体に装甲が装着されていくこのパチン、パチンという音と共に、徐々に“グレートマジンガー”が形作られていくのがたまらなく楽しい。

 全高32.5cmという大きなロボットを手に持ち、装甲をはめていく楽しさは、プラモデルを作る楽しさとはひと味違う、頭の中では巨大なクレーンが装甲板を持ち上げ、ロボットの骨格にかぶせ、ネジやリベットで固着させていくような情景が浮かび上がる。巨大ロボットが“建造”されていく光景が頭の中で再生されるのだ。

 装甲をつけたら、いよいよコクピットである戦闘機「ブレーンコンドル」を装着する“ファイヤーオン”を行なう。魂なき鉄の巨人に熱い魂を持つパイロットが接続されたとき、最強のスーパーロボットが誕生するのだ。

 「DX超合金魂 グレートマジンガー」ではこのブレーンコンドルがグレートマジンガーとの“合体”の時に、ブレーンコンドルの先端部分が折れ曲がり、接続部分が現われる“変形”を行なうのだ。この変形の解釈は独特で新鮮に感じた。設定通りコクピットが回転するのもいい。マジンガーZのパイルダーに比べてブレーンコンドルが“小さい”のも改めて驚かされた。ブレーンコンドルはその小さい機体にギミックが詰まっているところが楽しい。

【装甲をはめ込む】
内部メカは、足のダンパーやアトミックパンチのノズルと関節の関係など、“リアルな雰囲気”が楽しい
ブレーンコンドルの変形、そしてファイヤー・オン! グレートマジンガーの起動シークエンスを追体験
装甲がきっちりはまる。手に持つと「巨大超合金」という表現がぴったりな重量感、充実感が心地良い

サンダーブレーク、グレートブーメラン! 全身が武器のグレートマジンガー

 グレートマジンガーの飛行機能「スクランブルダッシュ」は、マジンガーZの「ジェットスクランダー」と異なり“翼が内蔵”されている設定になっている。さすがに翼を機体の中に入れるというのまでは再現されておらず、翼のパーツを取り付けるという方式だが、「DX超合金魂 マジンガーZ」では別売りだった“紅の翼”が同梱されているのはうれしいところだろう。アキレス腱部分の“尾翼”ももちろん飛び出し、頭を上げることで飛行ポーズも再現可能だ。

マジンガーZと違いグレートマジンガーは飛行装置「スクランブルダッシュ」が内蔵されている。「DX超合金魂 グレートマジンガー」でも同梱されている
飛行ポーズもとらせられる。アキレス腱に当たる部分の尾翼も再現
サンダーブレークは専用手首パーツでかっこよく決まる
グレートブーメラン! 振りかぶったポーズをとらせるのが楽しい

 グレートマジンガーを象徴する2振りの剣「マジンガーブレード」は小さい収納状態と、巨大な展開状態が付属。収納状態は設定通りに太もも部分に入れられるのが楽しい。展開状態は迫力たっぷりで、ポーズの付けがいがある。剣にはメッキ処理が施されていて、角度を変えるとギラリと光る。

 グレートブーメランは胸から取り外し、手に持たせられる。発光ギミックに対応しているクリアパーツのモノと通常のモノがある。胸パーツはふたを取り外すと、発光ギミック用の鏡状のパーツが露出するところがメカ好きの心をふるわせる。発光可能なグレートブーメランに描かれた模様は“内部メカ”を思わせるもので、メカがむき出しの状態に装着するときちんと「内部メカ風」になるところこも開発者のこだわりが感じられて楽しい。

 数々の強化装備も再現されている。前腕部分にドリルのような模様が描かれる「ドリルプレッシャーパンチ」は前腕の装甲を差し替えることで再現。膝部分の装甲を変えることで「ニーインパルスキック」、すね部分から刃が飛び出す「バックスピンキック」を再現するパーツも同梱されている。

 手首パーツは握り手、武器持ち手、指が可動する手に加え、「サンダーブレーク」用の手も左右用意されている。さらに「DX超合金魂 マジンガーZ」との握手用の手も用意されている。マジンガーブレードをマジンガーZに持たせたりもでき、2体持っていればプレイバリューはさらに広がるだろう。

 そして、「DX超合金魂 グレートマジンガー」の胸部には“音声・発光ギミック”が搭載されている。グレートマジンガーのパイロット剣鉄也を演じた野田圭一さんの音声で、サンダーブレーク、グレートタイフーン、グレートブーメランなどの数々の必殺技の熱い叫びを聞くことができる。

 ブレーンコンドルがグレートマジンガーに合体する「ファイヤーオン」や、雷を受けて指先から発射する「サンダーブレーク」の時は音声と共に目が輝き、胸のグレートブーメランから熱戦を放射する「ブレストバーン」では、発光バージョンのグレートブーメランをつけておけば赤く輝く。さらにアニメ「グレートマジンガー」の主題歌、劇中歌(いずれもインストゥルメンタル)が3曲も収録されている。この曲をかけると劇中の名シーンが蘇り、気分を盛り上げてくれる。これらは赤外線リモコンで作動させられるのだが、最初の電源スイッチだけ、わざわざ胸の装甲版を外さなくてはいけない。この“手間”がいかにもロボットらしくて、イイのだ。

 「DX超合金魂 グレートマジンガー」は胸の反り返り用の関節や、肩の引き出し関節などはなく、昨今のバンダイのスーパーロボット超合金やロボット魂シリーズと比べると可動範囲は少なめである。しかしあえて関節を抑えたことでシンプルで力強さを感じさせるデザインとなっており、立たせて眺めているだけで飽きない。

 そして手に持ったときの重量感や、ポーズをつけるときの各関節から感じる“手応え”は全長32.5cmの超合金だからこそ生み出されるもので、独特の“満足感”をもたらす。手に持ってみて動かし、立たせて色々な角度から眺めると、自然に笑みが浮かんでしまう。この感覚は大きなフィギュアやカメラ、新しいPCなど高価で高性能なアイテムを手に入れたときに感じる気持ちだ。たぶん新車を買ったときなども同じような気持ちになるのではないだろうか。

 筆者は幼いとき、ジャンボマシンダーのグレートマジンガーを持っていた。1m弱の巨大ソフトビニール玩具はお気に入りのおもちゃで、筆者は未だに「グレートマジンガー」に特別な思い入れがある。今回、「DX超合金魂 グレートマジンガー」を目の前にして子供の頃の興奮が蘇った。「DX超合金魂 グレートマジンガー」は“なんだかスゴイものを手にしている”という充実感を、心にわき立たせてくれるのだ。

【DX超合金魂 グレートマジンガー、音声ギミックの数々】

【様々な武器を使う】
スーパーロボットならではの派手なポーズが決まる
マジンガーブレードは収納状態のものも用意されている
豊富な手首パーツ
ドリルプレッシャーパンチ、ニーインパルスキック、バックスピンキックも再現できる

(勝田哲也)