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PS3ゲームレビュー

“リアルなドライブ体験”だけじゃない!“オンラインカーライフシミュレーター”の魅力とは?
クルマの知識がない人だって楽しめる!

「グランツーリスモ5」



 クルマという産業と、エンターテイメントは、本当に独特な世界だと思う。エンジンのパワーが重量のある車体を走らせ、足回りが路面をとらえる。技術の結集された金属の固まりが高速で駆けていく。クルマをチューンナップして、レースに挑む。ドライバーの精神力とドライビングテクニック、そしてマシンのパフォーマンスが一体となって、初めて得られる勝利と栄光。自分のクルマを眺め、またいじり、メンテナンスをしていくうちに、いつしか愛着すら沸いてくる。

 そんな独特な世界観を持つエンターテイメントを、“カーライフ”という形で表現したタイトルが「グランツーリスモ5」だ。このレビューでは、「グランツーリスモ5」がどんなゲームでどんな魅力があるのかを紹介するとともに、“クルマのことがほとんどわからない人(筆者のこと)でも楽しめるの?”という観点から、実際どんなプレイを楽しんでいるかの一例も紹介していこう。

 読者のなかには、「『GT』って初心者お断りなんでしょ?(クルマの知識や運転経験が無いと楽しめないんでしょ?)」とか、「難しそう」という印象をお持ちの方もいるかもしれない。このレビューはそうした人に特に読んでほしい。


【オープニングムービー】


■ 収録コース全26ロケーション! 収録車種1000種類以上! 天候変化、時間経過、コースの自動生成も実現!

トップ画面では、愛車を中心に様々な景色が映し出され、右上にはモーターレース関連のニュースヘッドラインが表示される
ゲームのメインモードになる「GTライフ」の画面。ここから「A-spec」と「B-spec」等の様々な要素を楽しんでいく
コースの天候変化、時間経過に対応!雨が降れば当然ワイパーが動いて、視界に影響を及ぼすほか、グリップ力などの走りにも影響する

 「GT5」のモードは、「GTライフ」、「アーケードモード」、「コースメーカー」、「グランツーリスモTV」の4つ。トップの選択画面では、世界中の様々な都市に自分のクルマがレイアウトされているところなど様々な景色が映し出され、右上には「グランツーリスモニュース」として実際のモーターレース関連等のニュースヘッドラインが表示される。

 プレイのメインになるのは「GTライフ」。ここではレースに関係する項目としては、レースイベントに挑む「A-spec」と「B-spec」、走行テストや練習に最適な「プラクティス」、様々なドライビングの課題に挑んでライセンスを獲得する「ライセンス」、一定レベルで挑めるようになる特別なイベントの「スペシャル」などがある。

 新しいクルマを購入する時は「カーディーラー」へ。中古車を購入できる「ユーズドカーディーラー」もある。クルマのメンテナンスやドレスアップを行なう「GTオート」、チューニングパーツを購入できる「チューニングパーツショップ」、さらにはシリーズおなじみの写真撮影モード「フォトトラベル」もある。

 さらに、12月20日に導入されたアップデートで製品バージョンが1.05になり、新たに期間限定レースイベントが楽しめる「配信イベント」、希少で注目度の高い中古車がラインナップされる「ホットカーディーラー」がメニューに追加された。

 バージョン1.05ではこのほかにも、オンライン対戦でも賞金と経験値が獲得できるようになったり、期間限定でレースイベントでの賞金額が増額していたりと、追加要素や調整が多数行なわれている。アップデート内容についてはこちらをご覧頂きたい。アップデート後の印象としては、所持金稼ぎや経験値稼ぎがしやすくなって、相当に遊びやすくなったと感じた。特にオンライン対戦でも賞金と経験値が得られるようになったのは嬉しい変化だ。

 プレイの基本的な流れは、「レースに挑み、その賞金でクルマをチューンナップしたり新たなクルマを購入したりしつつ、さらなるレースイベントへと挑んでいく」というもの。レースは、プレーヤーがドライバーとしてレースイベントを戦う「A-spec」、レーシングチームの監督として挑む「B-spec」と、2種類の楽しみ方が用意されている。

 「A-spec」と「B-spec」それぞれにレベルの概念があって、レースに参加することで獲得できる経験値が貯まればレベルアップする。レベルによって参加できるレースイベントや購入できるクルマが制限されているので、各レースイベントの優勝を目指しつつお金と経験値を獲得していくことが中心になる。

 今作に収録されているコースは全26ロケーション、71レイアウト。一部のコースでは雨などの天候の変化、さらに時間経過による変化に対応しているものもある。収録されている車種は1,000車種以上で、うち約200車種はコックピットビューをはじめ細部まで再現されたプレミアムカー、約800車種はスタンダードカーになっている。

 収録コース数、収録車種数もさることながら、レース中の天候の変化や時間経過によって、耐久レースやラリーなどの過酷なレースも臨場感が増しより本格的に楽しめるようになった。収録コースについて詳しくはこちら、収録車種について詳しくはこちらをご覧頂きたい。

 さらに、今作では初めて「ラリーコースの自動生成」にも対応している。周回コースではない1本道のラリーコースが自動生成され、その区間を1台ずつ順番に走ってそのタイムを競うというものだ。実際のラリー同様の蓄積型タイムトライアル形式を実現しているほか、走行中の音声ナビゲーションも実際のラリーで使われているものを採用している。


耐久レースやラリーイベントをよりリアルにする「時間経過」。昼、夕方、夜と時間が経過し、太陽が沈み、星が輝き出す。夕闇の暗さから夜空の星で明るくなる変化など、恐ろしいほどにクオリティが高い。夜になれば遠くで花火が上がったりと、周辺にも変化がある。臨場感抜群だ
収録車種はプレミアム、スタンダードあわせて1,000車種を超える。それぞれに特性の違いや挙動の違いがあり、それらをチューンナップしていくことの奥深さもある。果てしない楽しみが広がる
周回コースではなく、一本道のコースを自動生成しての本格的なラリーも実現!実際のラリー同様の蓄積型タイムトライアル形式が楽しめる
12月20日に導入されたアップデートで、「期間限定レース」や「ホットカーディーラー」も追加された。「期間限定レース」ではオリジナルなレギュレーションのレースで、多額の賞金が獲得できるボーナスレース、世界中のユーザーと競うタイムトライアル、ドリフトトライアルが楽しめる。ホットカーディーラーは、通常のユーズドカーディーラーでは入手しづらかった希少なクルマがピックアップされる



■ 自らがドライバーの「A-spec」、チームの監督になる「B-spec」、異なるアプローチでレースに挑む!

 プレイのメインになるレースイベントには、「A-spec」と「B-spec」と2つのアプローチで挑める。簡単に言うとA-specは“自分が運転して挑む”従来のレースモード、B-specは“AIのドライバーに運転させ、自分はレーシングチームの監督として指示を出す”というモードだ。どちらでも同じレースに参加できて、所有しているクルマもどちらにも使える。「A-spec」でも「B-spec」でもエンディングを目指していける。

作成したAIドライバーが運転し、自分はレーシングチームの監督としてレース中に指示を出す「B-spec」

 実は筆者、今回のレビューにあたってのプレイで「B-spec」のほうを気に入ってより多くプレイしていた。理由は簡単で、筆者に現実のクルマの知識や運転経験が無いからだ。そもそもリアルなドライビングを自分で運転できると言われても、なんとなくその気にはなれるものの、本当にリアルなのかどうかはわからない。自分にとってそれは、「コンセプトが特殊なレースゲーム」と言い換えられる。それよりも、「B-spec」のほうが遊び方がゲーム的で楽しそうと思えたのだ。そしてそれは結果として、「A-spec」を、ひいては「GT5」全体の魅力を理解するきっかけになった。それを書いていこう。

 「B-spec」は前述のように、AIのドライバーを作成し、自分はレーシングチームの監督としてレース中のドライバーに指示を出してレースを戦うというモードだ。ある意味シミュレーション的な遊び方で、忙しいなかでもちょこちょこと遊べるのが嬉しい。

 歴代のロードスターだけでレースをする「ロードスターカップ」に挑んだときのこと。こうした車種限定のレースは車種が絞られている分、チューンナップとドライビングテクニックによる差がわかりやすくて面白い。

 まずは当然ながらロードスターを所有しないといけない。カーディーラーに行って、マツダのメニューから「ユーノスロードスターJリミテッド」を購入した。とりあえずそれで「ロードスターカップ」には参戦できるようになるので、レースを行なってみた。だが、どう指示しようとも上位には入れない。

 「あぁ、これはどうやらチューンナップをしてパワーアップさせないといけないんだ」と思い、チューンナップショップへ。エンジンを替え、吸気排気周りも交換。車体の軽量化も行なった。なんでもかんでもいじればいいというわけではないのだが(これは後になってわかっていったことだ)、とりあえず一通りを終え、準備ができたところでもう1度レースに挑んだ。
チューンナップの画面。パーツを購入し、それを装着していく。エンジン、ターボ、スーパーチャージャー、吸気や排気など、レーシング仕様にしていくことでどんどんとポテンシャルが引き出されていく。だが、大事なのはバランスだ。そこに奥深さがある


 チームのAIドライバーが、チューンナップしたてのロードスターに乗りこんでレース開始。カウントダウン前に手早く「オーバーテイク」の指示を出す。なんといっても立ち上がりは大事だ。するするーっと抜け出て最初のコーナーを出たところで5位になった。まずまず。あとはペースを上げつつ、前の車と接近したコーナーでオーバーテイクを狙っていけばいい。

タイヤの交換を忘れていた!軽い車体とパワーのあるエンジンのせいで、挙動は乱れ、コーナーは流れっぱなし

 と、ここでどうも様子がおかしいことに気がついた。コーナーリングで白い煙が噴き上がり、車体が流れてしまっているのがわかる。挙動もガクガクしている。タイヤを交換するのを忘れていた。車体を軽くしてエンジンのパワーも上がったが、それを支えるタイヤがズルズルで、パワーをしっかり路面に伝えられず、制御もしづらいというとんでもない状態になってしまっていたわけだ。

 コーナーで毎回のように車体が流れ乱れているのを見て「あぁ、タイヤがズルズルなんだな、グリップぎりぎり……。すまん」と思うも、「次はいいタイヤに交換するから、今回はがんばってそのタイヤ代を稼いでくれ!」と応援することにした。見守っていると、セッティングミスのじゃじゃ馬状態にもかかわらず、うまく3位まで上がってきた。「そのタイヤでよくぞ……」と思うも、相変わらずコーナー抜け立ち上がり後の体勢が悪く素早く加速できていない。

 それでももう少し上位を狙えるだろうか?とまじめに取り組んでみる。ペースアップの指示を出し、上位のクルマに接近していく。だが、ドライバーの思考のバーは右側の赤、ヒートアップの方に振り切っていた。ここでさらに指示を出したら、致命的なミスをするかもしれない。そうは思うもののタイヤ交換を忘れていて捨てているようなレースだ。思い切ってオーバーテイクの指示を出す。コーナーでアウト側から抜きにいって、見事にオーバーテイク! が、次のコーナーで並走気味になったところでスピンしてしまった。やはり集中力が限界だったのだ。

 「B-spec」でレース中に行なうのは指示だけだが、その指示が面白く、そして難しい。レース中のドライバーは冷静な青と熱血の赤のゲージが揺れ動いていく。ドライバーの性格にもよるが、他車と接近していてシビアなコントロールを求められたり、指示を多く出したりすると、冷静さは失われていく。熱くなりすぎているところにさらに指示を出すと、コントロールが乱れ、スピンを起こしたりしてしまうわけだ。人間的な精神状態と反応をみせるドライバーに、どんなタイミングで指示を出すかが難しさであり面白さになる。逆に、独走状態だったり、周囲に他車がいないと冷静になる。あとスピン直後は妙に冷静になったりするところがまた人間っぽさを感じさせる。

 結局このタイヤ交換を忘れて望んだレースは、3位という結果に終わった。大スピンもしてしまいながらの3位なら上々だ。タイヤをちゃんとレギュレーションギリギリの良いものに替えればいける!

下にある青と赤のゲージが、AIドライバーのヒートアップ具合を示している。赤くヒートアップしていると自然とペースが速まるが、当然ミスにも繋がりやすい。ヒートアップしているなかオーバーテイクの指示を出してみたものの、1度は上位をかわしたが、次のコーナーでスピンしてしまった


レーシングタイヤに交換し、再度挑戦! コーナーも流れなくなり、走りがキビキビとしたものになった

 そして次のレース。タイヤはレギュレーションが「スポーツ・ハード以下」ということで、「スポーツ・ハード」に交換した。再チャレンジのレースがスタート。走りを見ると、車体が流される感じが減って、立ち上がりが明らかに速くなった。全体にキビキビとした走りになっている。いい感じだ。こうした積み重ねでポテンシャルを発揮できるようにしていくのが楽しく、それをちゃんと実感できるのが嬉しい。

 序盤のポジションは5位。だが明らかにハイペースに上位に接近できている。オーバーテイクの指示で、スルスルと上位をかわしていく。2位まで浮上するも、1位はさすがに速い。デッドヒートを繰り広げるも、なかなかオーバーテイクできない。ドライバーもヒートアップしているので指示を出すか躊躇する。ある程度ペースをキープさせて少し冷静さがでてきたところで、オーバーテイク指示! 見事1位をかわしてトップに立った。

 1位になったらあとは見ているだけ……とはいかない。単独で走っているとペースがわからなくなってくるものなのだろうか。「B-spec」のドライバーは完全に冷静になるも、それに比例してペースが落ちてくる。ラップタイムをチェックし、もしくは後続をみてペース指示をしていかないといけない。

 レース終盤にかなり追い上げられるも、なんとか1位でゴール! 賞金に加え、優勝したごほうびに、マツダの「フウライ コンセプト'08」という特別なコンセプトカーをもらえた。現実には触れるのが困難なコンセプトカーやクラシックカーで挑めるのも大きな魅力。「次はこのクルマをチューンナップして……、でもお金が足りないからお金を稼いで……」こういう気持ちが自然に沸いてくるようになっていった。


首位独走状態になると今度はAIドライバーが冷静になりすぎてペースが落ちてくるのに気をつけないといけない。他車が見えないぶんペースが掴めなくなるのだろうか。ペースアップやペースキープの指示を出していく。右の画像は、優勝したことでもらえたマツダの「フウライ コンセプト'08」


自分がドライバーとなってレースイベントに挑む「A-spec」

 「B-spec」を遊び続け、何台かのクルマもチューンナップした。そうしているうちにふと、「このチューンナップしたクルマなら自分が運転しても楽勝で優勝できるんじゃないか?」と思った。そこで「A-spec」にも挑んでみた。「B-spec」のAIドライバーよりも上手く走れる(ような気がしている)し、チューンナップしたクルマを自分で操作してみたくもある。

 「A-spec」では自らがドライバーだ。「B-spec」でAIドライバーに乗せていたのと同じクルマに自分が乗り込む。レーススタート!ぐんぐんと加速し、他車をパスしていく。いい感じだ……と思った矢先、高速域に入ったところで異変を感じた。クルマがガクガクと、まるでダートを走っているかのように揺れるのだ。コーナーリングも反応が鋭すぎて、制御するのがとてつもなく難しい。

 「なんだこれは……!」と思いつつ、必死にコントロールする。AIドライバーは何も言わずに(そういう要素が無いだけなのだが)、このクルマに乗ってレースを勝ち抜いていたのに!「B-spec」を遊ぶ前にはチューンナップ前のクルマでコースを走ったのだが、このチューンナップ後のクルマはガラッと感触が変わっている。ボディーの剛性が足りなかったり、サスペンションの調整をしていなかったりなど、ようするにチューンナップのバランスが悪いのだ。

 ガックンガックンと揺れながら250kmオーバーで爆走するミニクーパーに恐怖を感じた。同時に「AIドライバーはこれに乗って優勝したなんて偉いな」と不思議なことも思ったりする。

走行中の挙動や手触りは非常に細かで感心するほど。車種ごとのフィーリングの違いを感じているだけでも楽しめる。ちなみにこの画像の視点は、「ノーマルビュー」

 「チューンナップ次第でこんなにも変わるんだ」それを実感した筆者は、そこからちょいちょいと「A-spec」にも以前とは違った興味を持って挑むようになった。「B-spec」でAIドライバーに運転させつつ、「A-spec」なり「プラクティス」なりで自分でも運転してみて、その感触を自分で確かめる。そこから、チューンナップの方向性がバランスを重視したものになっていった。最初はあまり理解できていなくて適当だったいじり方も、こうしたプロセスを経ていくうちに理解できてくる。

 リアルかどうかは運転経験があること、さらに言えば、その車種自体を運転したことがないとわからない。また、サーキットを走った経験なんてたいがいの人が無いだろう。そこではなくて、車種ごとのベースの特性がちゃんと異なっていること、チューンナップが細かに反映されること、こちらのほうが「大きくて奥深い魅力なんだな」と理解した。そしてその先に、レースでの勝利を味わう。これは「A-spec」も「B-spec」も変わりなく嬉しい。苦労したぶんだけ嬉しい。

 そういう理解の元、今度は「A-spec」に挑むときも印象もガラッと変わった。加速から減速してのコーナーリング、横にかかるGとカウンターをあてる感触。グリップ力が失なわれてしまえば車体は流されてしまう。コーナーの中間を越えたあたりからアクセルを踏み込んで、加速しつつアウトへ抜けていく。それらが、車種の違いや、チューンナップの違いで確かに変わってくる。その違いそのものや、それを乗りこなす感覚が楽しい。

 レースの作りやクオリティの高さは、屈指のレベル。実車にも搭載されている運転をアシストする機能も充実しているので、現実に即した挙動ながら手軽に走ることもできる。もちろん、そうしたアシストを切ることで、その違いを楽しんだり、シビアにタイムを切り詰めていくこともできる。

 臨場感の点においても充実している。レース中の視点は、ノーマルビュー、ボンネットビュー、テールビューと切り替わり、プレミアムカーなら車内運転席からのコックピットビューにもできる。実際にクルマを運転する人ならやはり、コックピットビューないしはボンネットビューで楽しみたいところだろう。車内のディテールも細かに作られている。

 さらに、フォースフィードバックを搭載したハンドルコントローラーを接続してプレイすれば、フォースフィードバックによって路面の振動やハンドルにかかる負担も再現され、より臨場感のあるプレイが楽しめる。「『GT』をプレイするなら、やっぱり最初からハンドルコントローラーはあったほうがいいですか?」という声もよく聞くが、最初はコントローラーでのプレイでも問題ない。シリーズ未体験の初プレイならなおのことで、まだ慌てる時間ではない。だが、魅力にはまってきたら、ハンドルコントローラー、さらにはそれを適切に設置できるシート等までも欲しくなっていくかもしれない。欲しくなったその時が買い時だろう。


左から順に、ボンネットビュー、テールビュー、さらにプレミアムカーのみだが車内運転席からのコックピットビューとなる
リプレイ画面も非常に凝っていて、自分の走りとクルマの挙動を客観的に見られる。コーナーでの重心のかかりかたや沈みこみなど、リアルに動作している


ミニクーパーだけが参加できるレースイベントなど、様々なレースが待っている。挑むのは「A-spec」でも「B-spec」でも構わない
ちなみにこのミニクーパー、チューンナップで250kmまで出るようになったが、自分で運転してみるとガクガクと揺れまくる恐怖のマシンだった。シャーシの剛性アップやサスペンションの調整が必要だ

 クルマの知識があまりない方でも、操作していて車種ごとの個性の違い、手触りの違いを感じ取れてその違いに驚かされたり感心したりできる。運転しやすい、しにくいとか、フィーリングが合う合わないとか。そうした中から気に入ったクルマの名前を自然に覚えていって、そのクルマでレースに勝って愛着が沸いてきたりする。「GT5」で車の面白さを知っていくということも当然あると思える。

 繰り返し書いているように、筆者はクルマのことは全然知らないし免許も持っていなかったりするのだが、「GT-Rってこんなに運転しやすいのか……」とか、「このクルマは足回りがこんなに重いんだ……」とか、そういうゆるいところから、じわじわと面白さをあらためて知りはじめているところだ。手触りが車種によって全く異なるし、それによって走り方も変わってくる。それを理解してうまく走っていく、自分が制御できるようになっていくのは楽しいプロセスだと思う。

 実際のところ、「グランツーリスモ」シリーズは総じて実車に関する固有名詞や専門用語で固められていて、知識が無い人には最初のとっつきが良くないところがある。魅力を掴んでいくための誘導ももっと欲しいと思う。だが、書いてきたように手探りながら遊んでいくと、その魅力がちゃんと掴めてくる。それはいわゆる単に“リアルなレースゲーム”とはちょっと趣が異なる、もう一段階奥深いものだ。

 また、ゲーム内のマニュアルや解説が充実しているし、カスタマイズのコアな部分にも説明が入っている。ひとつひとつ丁寧に理解していけば、その本格さがむしろ魅力的に感じられるようになっていく。

 チューンナップし、「A-spec」では自分でそれを運転、「B-spec」ではAIのドライバーを乗せ、そうした繰り返しで各種レースの1位を狙っていく。遊びこんでいくうちに、チューンナップを試行錯誤したことや、レースで優勝できたときの記憶が貯まっていき、そのクルマが自分にとっての愛車になっていく。

 ちなみにたくさん走らせた愛車は、たまにオーバーホールしてあげないとパフォーマンスが落ちていく。いわゆる慣らし運転の期間を終えてからオーバーホールすれば、ポテンシャルを最大限に発揮できるようにもなる。そのときこそ、本当の愛車の完成と言っていいかもしれない。こうしたカーライフを楽しんでいく過程に起こることもしっかり盛り込まれている。

 また、中古車を買ったときはまず、エンジンのオーバーホールやオイル交換を行なうのが基本になる。あきれるほどに細かい事だが納得のできる話。だが、こういう本当に実車を扱うかのようなプロセスも再現していることで、購入したクルマに愛着が沸くまでのプロセスも再現しているかのように思える。

 もちろん、クルマだけが整っていてもダメで、「A-spec」なら自分のドライビングテクニックを鍛え、「B-spec」ならドライバーを育成していかないと釣り合わない。各種の課題に挑む「ライセンス」ももちろんあるので、そこで基礎から学んでいくのがオススメだ。ライセンスで好成績を残せば、そこでもクルマをプレゼントしてもらえる。

 レベルが上がるにつれて、「スペシャルイベント」に挑めるようになっていく。スペシャルイベントは、実在の有名レーサーとのレースイベントや、本格ラリーイベント、ヨーロッパ横断のトライアルなど、ゲームならではのまさに特別な体験が楽しめる。


シリーズおなじみ、課題に挑み規定タイムを目指す「ライセンス」。ドライビングの基礎を学ぶのに最適なモードだ。全ゴールド獲得への道は非常に険しい
こちらは一定レベルでプレイできるようになっていく「スペシャル」。実在の有名レーサーとのレースイベントや、本格ラリーイベントなど特別なイベントが待っている。画像はプロのNASCARドライバーであるジェフ・ゴードンにNASCARの基礎を教わるイベントの様子
愛車をドレスアップしたりメンテナンスできる「GTオート」。走行距離が累積したクルマや中古車は、エンジンのオーバーホール、オイルの交換をしてあげよう。写真撮影前には洗車も忘れずに


 プレイしていて気になったところもある。最も気になったのは他車のAIについて。「A-spec」中にペナルティものな追突をもらったりすることが結構あったり、「B-spec」では独走しているときにレース終盤に異様な追い上げをされるのも気になった。

 「B-spec」の他車の追い上げに関しては、余裕を持ちすぎた自チームドライバーのペースが落ちていることや、後続車がスリップストリームでひっぱりあって追いついてきたのかもといった理由がいくつか考えられるのだが、ただ、それらを考慮しても終盤の追い上げは不自然に思える時があるので、もう少し調整が欲しいところだ。



■ オンラインでクルマ好き同士コミュニケーションを楽しんだり、クルマの知識を深めたり。カーライフを丸ごと楽しめる!

・最大16人でレースや走行会を楽しめる「オンライン」。コミュニケーション機能も充実

オンラインロビーのルーム内の画面。テキストチャット、ボイスチャットでのやり取りをしつつ、レースや走行会を楽しめる
やはりプレーヤー同士のレースは熱く盛り上がる。ワイワイと自由に楽しむもよし、シビアに楽しむもよしだ

 今作はコミュニケーション機能も充実している。オンラインでの対戦はルームを作成する形式で、ルームには最大16人が参加可能。ワイワイと自由に走るもよし、ペナルティを設定して実際のレースさながらに走ることだってできる。ペナルティとは、ショートカットになってしまうコースアウトや、他車との接触などに対して、一定時間エンジン出力が制限されるというものだ。

 このほかにもレースのセッティングは細かく決められる。スタートの形式を静止状態からのグリッドスタートや走行中からのローリングスタートから選べたり、車体にダメージが蓄積されるメカニカルダメージ、対応しているコースなら時間経過や天候変化の設定も可能だ。カーレースというエンターテイメントを存分に満喫できる。

 コミュニケーションという点では、レースを通してのプレーヤー同士のコミュニケーションはもちろん、ボイスチャットでの会話もそうだ。筆者がプレイしていたときにあるルームで、クルマについての談義を楽しそうにかわしているルームがあった。現実のクルマ談義から、そのクルマを選んでレースを楽しみ、また合間に会話を楽しんでいた。クルマ好きの人にとって最高に楽しい時間を過ごせることだろう。

 そうした良きフレンドが見つかれば、各プレーヤーに用意されている「掲示板」、「メール」、「ギフト」、さらにフレンドとオンラインプレイを楽しむのに最適な「マイラウンジ」といった機能も活用できる。掲示板は自分専用のものがあるので、プレイする時間をやり取りしたりするのに最適。メールも同じくだ。ギフトというのは、クルマや、パーツ等のアイテム、毎日ゲームにログインするともらえるミュージアムカードなどをやり取りできる機能だ。

 なおオンラインの機能では、フレンド間で「B-spec」用のAIドライバーを競わせる「リモートレース」も今後のアップデートで開始予定。さらにリモートレースは、公式ウェブサイト「グランツーリスモ・ドットコム」からブラウザを経由して遠隔操作で開始したり確認できるとのこと。この機能の追加も待ち遠しい限りだ。

 前述のように、バージョン1.05からはオンライン対戦でも賞金や経験値が獲得できるようになった。これまではどうしてもオフラインで賞金や経験値を稼ぐほかなかったが、オンライン対戦をメインにプレイしていくことも可能になった。これは非常に嬉しい。


レース設定も細かにカスタマイズできる。右は、コースアウトのペナルティーが発生している様子。数秒間エンジン出力が制限され、車体も透明になり当たり判定がなくなる


・手軽に楽しめる「アーケードモード」。2人同時プレイやフェイストラッキングも

手軽にレースを開始できる「アーケードモード」。画面のように上下2分割画面での2人同時プレイもできる

 手軽にレースを楽しんだり、2人同時プレイを楽しめるのが、「アーケードモード」。アーケードモードでは、「シングルレース」、「タイムトライアル」、「ドリフトトライアル」、そして「2プレイヤー対戦」が選べる。「2プレイヤー対戦」は上下2分割画面でのプレイになる。

 アーケードモードのレースでは、USBカメラの「PlayStation Eye」を接続してコックピットビューでプレイすると、「フェイストラッキング」という機能が使える。これは、「PlayStationEye」が自分の顔の位置や向きを認識して、顔を動かすとそれに合わせて画面の視点も動くというもの。横を確認したり、上からコースの先を覗きこむようにしたりと、自分の顔の動きで操作できる。

 残念ながらこの「フェイストラッキング」機能は、ピット機能と排他になってしまったということで、アーケードモードで体験するのが最も手軽。ただその操作は非常に面白いので、「PlayStation Eye」をお持ちならぜひ試してみてもらいたいところだ。

・自分好みのコースを自動生成してくれる「コースメーカー」

 「コースメーカー」という、自分でコースを作成できる機能もある。コースはテーマや条件を設定すると自動生成される仕組みで、まずコースのテーマを「トスカーナ(舗装路)」や、「アイフェル(サーキット)」といった7種類から決定。次に「セクションの数(コースの1区間)」、セクションの複雑さや横幅、カーブのきつさなどをセクションごとに決め、天候や時間帯を設定する。最後に、オリジナルの名前をつければ完成だ。作成したオリジナルのコースは「マイラウンジ」で公開し共有することもできる。


テーマやコースのセッションを設定するだけで、オリジナルのコースが自動生成される


・見た目はユニークでも挙動はシビア!「カート」でのレースも楽しめる

 今作では、「カート」も収録されている。クルマに比べて小型のカートにレーシングスーツを着込んだ自分の分身が乗り込んでいる姿はとてもユニークだ。

 だが、そんな外観やカートになんとなく抱いている手軽な印象とは裏腹に、カートもリアルな走行感覚になっている。カートはオーバースピードで曲がろうとするとすぐにスピンを起こしてしまい、制御はなかなか難しい。ドライビングの基本を学ぶのに最適と言われるのも納得だ。

 一方で、シビアなレースに比べて気軽にワイワイと楽しめることも確かで、独特な面白さがある。オンラインでカートオンリーのレースを楽しんだり、スピンしたプレーヤーに次々と後続が巻き込まれたりと盛り上がりどころが多く、リプレイを見ると思わず笑ってしまう。気軽に楽しげにプレイしつつ、レースの基礎も学べる要素だ。


カートでのレースも楽しめるようになった。カートは軽い接触だけでも挙動が大きく乱れるので、オンラインプレイだとアクシデント続出!それがまた一段と楽しかったりする


・クルマ関連の映像を配信する「グランツーリスモTV」、資料や解説も充実

クルマ関連の映像を配信する「グランツーリスモTV」。ここだけで見られるオリジナル番組もある

 ゲームをプレイするだけがカーライフではない。というわけで、クルマ関連の映像や資料も非常に充実している。その最たるものが「グランツーリスモTV」だ。こちらでは世界中から集められたクルマ好きのための映像が配信される。

 配信映像には無料のもの、有料のものとあり、オリジナルのハイビジョン番組をはじめ、「ビデオオプション」、「D1グランプリ」、「ベストモータリング」といった番組も視聴できる。購入した番組(一部の対応番組)は、PSPへ書き出して視聴することもできる。

 「ミュージアム」や、所有しているクルマの解説も、非常に充実している。ミュージアムではクルマ史にまつわる人物、名車、ブランドの歴史的なエピソードを閲覧できる。こちらはミュージアムカードというオンライン接続時に1日1度もらえるカードでコレクションしていく形式だ。ガレージでの解説も非常に本格的で、デモ走行の画面にすると音声ナレーションで解説を聞くこともできる。


番組はHDD内にダウンロードする仕組み。対応しているものなら、PSPに書き出して視聴することもできる
クルマにまつわる資料や解説も非常に充実している。所有しているクルマに関しての解説は右の画像のようにたっぷりとあり、音声ナレーションで聴くこともできる



■ 心ゆくまで“カーライフ”を楽しめる奥深く完成度の高い作品。今後もアップデートによるさらなる進化を期待したい

本格派なこだわりが凝縮されているぶん、知識の無い人にはとっつきが悪いところはあるが、理解が高まっていくごとに奥深い味わいが楽しめるようになっていく
レースを楽しみ、ドライバーを育成し、マシンをチューンナップしていく。その繰り返しにはコレクション要素もあり、それを使って様々な楽しみ方ができる。まさにカーライフだ

 「GT5」はクルマという題材をすごく真面目に、ストレートに詰め込んだゲームだ。それだけに、ゲームらしいエンタメ感の強いレースゲームを期待して「GT5」を触ると、面喰らうところがあるかもしれない。昔に初めて「GT」シリーズを遊んだ自分もそうだった。こうすればいいとか、こうしなさいとか、あまりゲーム側からの誘導もない。だから戸惑うかもしれない。

 だがその奥には深い味わいが隠れている。表面的なエンターテイメント性は薄めで、最初はちょっと拍子抜けするような。だがその奥にこだわりの積み重ねが魅せる繊細な奥深さがあり、それがわかってきたあたりで心をグッと捕まれる。「GT5」にしかない味がある。レースを走り、チューニングに試行錯誤し、クルマに愛着が沸いてきて、また新しいクルマに手を伸ばして。その楽しさは延々と続いていく。

 メニュー周りのジャズ・フュージョン系の曲、レース中のオルタナティブやロックの曲もカーライフという独特の世界を上質にしている。ただ、もう少しわかりやすくてテンションの上がる元気な曲があっても良かったかなと思うところはあった。とはいえ、そうした曲は好みのものを自分でPS3のHDDに取り込んで流せばいいということでもあったりする。

 残念な点として、例えば、リプレイ再生時に早送り巻き戻しコマ送りなどのコントロールが欲しかったりなどの、これができたらいいのにとか、ここがちょっと……という点があるにはあるのだが、そうした部分もプロデューサーである山内 一典氏のツイッター等でのコメントを見ていると、アップデートでの対応が期待できそうだ。すぐに完璧にはならないかもしれないが、アップデートによってより改善されていくのを、プレイしつつ待ちたい。

 「GT5」がゲームとしてどんな遊び心地がするのかは非常に独特だ。レース中のリアルなドライビング体験はもちろんそのままに受け取ってもらえればいいが、レース中が「GT5」の全てではなく、レースシーンだけで語るのはちょっとしっくりこない。

 個性が異なるクルマを買って集めていくのは、アイテムコンプリートを目指してコレクションするようなところがあるし、チューンナップして性能を高めていくのはカスタマイズを楽しむシミュレーションゲーム的な魅力を感じさせる。とてもゲーム的な面白さだ。

 さらに、そのクルマを使ってレースを楽しみ、オンラインでコミュニケーションし、さらには映像配信やミュージアムでクルマという世界そのもの丸ごと楽しんでいく。そのシーン全体が、体験の全てが、「GT5」のプレイ感であり楽しさだと言っていいだろう。


こちらは写真撮影モード。ロケーションを決め、レイアウトを決め、本物の一眼カメラさながらの撮影モードで写真を撮る。撮った写真はマイラウンジで公開したり、自分のプロフィールアイコンに設定できる


 最後におまけとして、自分の個人的な「GT5」の楽しみ方を書いて終わりにしよう。自分が本当に伝えたいことが、なんとなくでも伝われば幸いだ。個人的に書きたいことなので、読み飛ばしてもらっても全然構わない。

シティサーキットの「スペシャルステージルート7 夜」。夜空に花火が打ち上がる。この花火はかなり色々なパターンがあるようだ。過ぎ去っていく景色を走りながら楽しむというのも、クルマの魅力と思う
走ることの楽しさ、クルマに愛着を持つ喜び。ゲームをプレイすることの本質。ここで紹介している遊び方はそれらを考え実感できる大切な時間になっている

 夜な夜な、「GT5」を起動しハンドルコントローラをセッティングして、部屋の照明を消す。走るコースはだいたいシティサーキットの「スペシャルステージルート7 夜」だ。このコースがすごく気に入っている。同じコースで天候が変化するほうもあるが、どちらを選ぶかはそのときの気分による。

 BGMは「GT5」に収録されているものでもいいし、自分でPS3に取り込んだお気に入りの曲でもいい。コクピットビューで、設定で画角を狭めにしたほうが景色がよく見えるので好みだ。選ぶ車種もそのときの気分。なにぶん本物のクルマのことは余り知らないから。あれがいいとかこれがいいとか、速いほうが良いとか遅いほうが良いとかいうことでもなくて、クルマごとの手触りの違いに感心するのが楽しいから、なんでもいい。なんでも楽しい。

 遠くで花火が上がる。光のトンネルを抜ける。大きな橋のストレートを最高速で駆け抜けて、コーナーリングで一気に減速する。スピードに集中してから一気に減速する緩急にグッとくる。天候変化のコースなら、雨が降っていて路面が濡れて反射している。走っているといつしか雨は止んで、ワイパーが止まる。「あ、雨がやんだな……」なんて思いながら、走り続ける。雨上がりの路面は、きらきらと反射している。毎日のことを考えたり、仕事のことを考えたりしながら、走る。

 音楽CDを買ってきた日の夜は、決まってそれをPS3に取り込ませ、その曲をレース中のBGMにして走る。スピードに集中しながら聴くのは普通に聴くのとはちょっと違った心地がする。そこにしかない楽しみがある。普通に聴いていた時には無かった新しい発見もあったりする。時には歌を口ずさみながら楽しむ。

 だいたい、20分〜30分ぐらいそうしていると、やがて疲れてきて、ゴツンと壁に当たる。モードを抜けて、ゲームを終了する。心の中にあった、何か重苦しかったものがスッと消えているような、そんな感触がする日もある。そうして眠りにつく。

 運転免許証をとらないまま今の年齢まで過ごしてしまったものだから、多分もう、自分が免許を取ることは生涯無いだろう。でも、クルマで走る喜びは知ることができた気がする。そう言ったら本当に運転している人からは笑われるのは間違いないのだろうけど、自分は“本当に大切なことは知っている”と思える。ぜひ、この“クルマという存在そのものを楽しむ”感覚を味わってみてもらいたい。そして、楽しんでもらいたい。

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(2010年12月24日)

[Reported by山村智美 ]