PS2ゲームレビュー

コンボをつなげてボーナスをゲット!
爽快な戦闘が楽しめるアクションRPG

「サモンナイトグランテーゼ 滅びの剣と約束の騎士」



 「サモンナイトグランテーゼ 滅びの剣と約束の騎士」は「サモンナイト」シリーズの外伝的タイトル。ポップなグラフィックスや召喚獣、「夜会話」などシリーズでおなじみの要素を盛り込みつつも、シミュレーションRPGではなくアクションRPGになっている。本稿では、シリーズならではの要素を含みつつも、新たな世界観・キャラクター、ゲームシステムのもとに、本作がどのようなゲームになっているかについて紹介していこう。


■ 2人の男女が主人公となるストーリー
  ゲームは章立てで進行していく

ゲームをスタートすると、男の主人公「ロスト」と女の主人公の「ミレット」のどちらかを選択することになる。選択したキャラクターの視点でストーリーが進行するものの、幹となるストーリーは変わらないため、好きな方を選んでかまわない

 舞台となるのは「ジュエルノーツ」と呼ばれる異世界。魂となっていた「ロスト」と「ミレット」の2人は、「ディノ」、「ココ」、「フォルト」という、「クスクス領」に住む3人の子供たちに召喚され、偽の体を手に入れる。魂の状態だった自分たちを現世に呼び戻してくれた3人の願いをかなえるため、また、自らの身に何が起きたかを確かめるため、2人は「ジュエルノーツ」の中にある「グライベル領」へと降り立つ。

 ゲームは、章ごとに分かれて進行するようになっている。まずは第1章のイベントシーンで「ロスト」と「ミレット」が3人の子供たちに召喚された経緯が紹介された後に、第2章から実際の冒険がスタートする。ここからは、第2章以降の進行の流れについて簡単に紹介しておこう。

 各章のはじめには、主人公に選んだキャラクターが、その章のボス戦を夢の中で一足先に体験できる、「ナイトメア戦闘」と呼ばれるイベントが発生する。

 「ナイトメア戦闘」の後は、街などで会話をしながら情報収集をした後に、フィールドを移動して目的のダンジョンへと到着。

 ダンジョンでは、主人公の力となってくれる召喚獣との出会いをした後に、「ナイトメア戦闘」で戦ったボスと実際に戦闘をすることになる。ボス戦に勝利すると、ほかのキャラクターと主人公が、その章の冒険について会話をする「夜会話」と呼ばれるイベントを行なうことで、1つの章が終了。次の章へと進むようになっている。

 これらを繰り返しながらストーリーは進んでいき、「ロスト」と「ミレット」が身体を失った経緯を知り、子供たちの願いをかなえる中で、「ジュエルノーツ」の世界が持つ問題に直面し、次第に世界を救うために行動する、というストーリーになっている。

 プレイスタイルやプレーヤーの技量にもよるものの、各章をクリアするのにかかる時間は1時間から2時間といったところ。アクションRPGというジャンルゆえ、ゲーム中は集中しなければならないものの、集中力が切れかかったあたりでキリのいい場面になるため、休憩がはさみやすく、遊びやすい長さにまとまっているように個人的に思えた。


街などのイベントシーンでは、キャラクターのイラストが2Dで描かれる。メインストーリーはフルボイスとなっており、主要なキャラクターたちの会話では豪華声優陣によるボイスが再生される街を出た後のフィールドでは、3DグラフィックスによるリアルタイムアクションRPGとなる。次々と現われる敵を倒しながら、ジュエルノーツの世界を冒険しよう第2章冒頭より、主人公「ロスト」がグライベル領に降り立つ際のムービーシーン。重要な場面ではアニメーションムービーが挿入されるなど、さまざまな演出も用意されている



■ 「ロスト」と「ミレット」を随時チェンジ可能!
  モンスターに合わせてキャラクターを変えて戦え

フィールドでの戦闘画面。画面上部には、現在操作しているキャラクターのHPとAP、装備している召喚獣、次のレベルアップに必要な経験値が表示されている。画面右下にあるレーダーで、周囲にいる敵の位置を把握できる。右上にあるのはアイテムポケットは、登録したアイテムを素早く使用できる。
L2もしくは□ボタンを押すと、瞬時に「ロスト」と「ミレット」をチェンジできる。チェンジはボタンを押した瞬間に終わり、硬直時間などもないので、敵の種類や状況に合わせて積極的に活用していこう

 最初に、主要なゲームモードとなるアクションシーンについて紹介していこう。

 

 3Dグラフィックスで表示されるフィールドやダンジョンを移動していると、モンスターが現われ、そのままリアルタイムに戦闘が開始される。戦闘は、モンスターの攻撃を避けながら攻撃を与えていくアクション形式となっており、敵との位置取りや距離を考えながら、攻撃を繰り出す必要がある。

 まずは、基本的な操作方法の説明をしよう。左スティックで主人公が移動を行ない、右スティックはステップによる回避。○ボタンで攻撃、×ボタンでジャンプ、△ボタンで特殊攻撃やチャージ攻撃、召喚魔法、□またはL2ボタンで「ロスト」と「ミレット」を切り替えるチェンジ、R2ボタンでカメラをキャラクターの正面に向ける。R1、L1ボタンはアイテムポケットとなっており、システム画面で消費アイテムを登録すると戦闘中に素早くアイテムを使用することができる。

 「ロスト」と「ミレット」2人の主人公は持っている武器が違っており、それぞれ特徴を持っている。剣を使って攻撃する「ロスト」は、威力が大きく、素早い攻撃を繰り出すことができるものの、空中を飛んでいる敵に当てるのは難しくなっている。銃で攻撃する「ミレット」は、空中にいる敵を攻撃しやすい上に、移動しながら攻撃できるため、敵の攻撃を受けにくいものの、威力が小さく、戦闘に時間がかかりやすい。

 プレーヤーが操作するキャラクターは、アクションシーン中はいつでもL2ボタンや□ボタンを押すことで素早くチェンジして切り替えられる。攻撃中や敵の攻撃を受けているときにチェンジするとAP(行動力)ゲージを消費してしまうものの、チェンジを使いこなすことで、例えば空中のモンスターに対して、「ミレット」の銃でチャージ攻撃して、落下したところに威力の大きい「ロスト」の連続攻撃を叩き込む、といったことも可能だ。モンスターを倒せばAPはある程度は回復する上、APを回復するアイテムもあるため、基本的にAPの消費はあまり気にしないで戦闘しても構わないような設計になっている。


【剣での接近戦が得意な「ロスト」】
○ボタンで通常攻撃を敵に当てた後、△ボタンの特殊攻撃を出せば相手を宙に浮かせることができる。こうすることで、相手の反撃を気にすることなく一方的に攻撃し続けることが可能だ
【銃での遠距離戦は「ミレット」で】
「ミレット」の銃は、遠距離の相手にも攻撃を与えられる。敵に接近するまでは、「ミレット」でコンボ数を稼いでおくといい「ミレット」独自の操作として、R2ボタンと○ボタンを押しっぱなしにすることで、現在攻撃中の敵を画面中央に捕らえ続けながら攻撃できる。激しく移動する敵などは、こうすることで見失わずに済むようになる相手を画面中央に捕らえ続けた状態で、横方向に移動しつづければ、ほとんどの敵の攻撃を回避可能だ。アクションゲームが苦手な人はこの方法で戦うといいだろう


■ 攻撃をつなげてコンボを稼げ!
  コンボ数が多ければ多いほどボーナスポイントが加算される

コンボ数を稼いで敵を倒すと、左下に取得した経験値とお金に加えて、ボーナスの経験値が表示される。またアイテムも取得しやすくなる

 一定時間以内に敵に連続して攻撃を与えると、コンボ数が増加していき、敵を倒した際にボーナスポイントとして追加の経験値やお金をゲット可能だ。また、コンボ数を稼ぐことで、モンスターが持っているアイテムのドロップ率も高くなる。よって、なるべくコンボ数を増やすように攻撃してモンスターを倒せば、キャラクターをより強化しやすい。

 コンボ数を稼ぐために、あえて威力の小さいミレットの銃による攻撃をはさむなど、プレーヤーが工夫することで、より多くのコンボ数を稼ぐことも可能だ。


【チェンジを挟んだ多段コンボの例】
「ロスト」で宙に浮かせた敵に対して、あえてすぐにとどめを刺さず、「ミレット」にチェンジして攻撃することでコンボ数を稼ぐこともできる。攻撃中にチェンジをするとAPを消費するものの、敵を倒した際にAPは回復するので、機会があれば積極的に狙っていこう


■ 召喚獣をキャラクターへセット可能
  特殊効果の追加や召喚魔法で大ダメージを与えられる

 ダンジョンの深部には、召喚獣が封印されている場所があり、召喚獣の封印を解くことで、主人公の2人に力を貸してくれるようになり、今まで進めなかった場所へ移動できるようになる。召喚獣を装備すると、その召喚獣が持つ属性ダメージが追加されたり、特殊攻撃に特別な効果が追加されるといったメリットもある。

 

 △ボタンを長押しすることで、チャージ攻撃をしたり、さらに長押しすることでAPゲージを大きく消費するものの、召喚獣が持つ召喚魔法を使用して周囲の敵に大ダメージを与えることも可能だ。召喚獣の属性や持っている特殊能力や属性は、システム画面の召喚獣のメニューでいつでも確認できるので、場面やモンスターに合わせてキャラクターにセットする召喚獣を変更していきたい。
取得した召喚獣は、システム画面の召喚獣の中でキャラクターにセットできる。キャラクターごとに別の召喚獣をセットすることも可能だ召喚獣装備時の特殊能力や属性の相性は、召喚獣の詳細で確認できる。戦闘で苦戦した場合には、敵の属性に合わせて召喚獣の属性を変えると状況を打開できることも


【チャージ攻撃】
「ロスト」のチャージ攻撃は武器によって攻撃範囲が変化する。例えばこの旋回タイプの剣の場合は、周囲の敵に対してダメージを与え吹き飛ばすことができる。このほかに、突進タイプや、衝撃タイプ、斬上タイプがある


【召喚魔法】
△ボタンを押してAPを消費しながらしばらく経つと、主人公の体が青く光って召喚魔法が発動可能になる。召喚魔法は、召喚獣ごとに攻撃範囲が異なるものの、大ダメージを与えられるので、敵に囲まれたときなど、ピンチのときに使えば状況を一変させることができる


■ ボス戦の予習ができる「ナイトメア戦闘」
  結果で実際のボス戦の難易度が変化

「ナイトメア戦闘」では、アイテムが使えず時間制限があるものの、その章で出会う召喚獣の力は事前に借りることができる。ボス戦の練習に最適なので、ボスの行動パターンをこの機会に覚えておきたい

 各章のはじめには、主人公が悪夢の中でその章のボスと戦う、「ナイトメア戦闘」が発生する。これはボス戦の予行練習とでもいうもので、時間やアイテムの使用に制限がある中でボスとの模擬戦をするものだ。

 あくまで夢の中なので、「ナイトメア戦闘」で敗北してもストーリーはそのまま進行するようになっている。ただし、短時間で見事に勝利すると、その章の最後に通常よりも強い強化版のボスと戦えるようになっている。

 強化版のボスは通常版のボスよりも経験値とお金を多く獲得できるので、腕に自信のあるプレーヤーは強化版のボスに挑戦してみてほしい。


こちらが「ナイトメア戦闘」に負けた際に登場する、2章の通常版ボス、ボルギューン。こちらも油断できない強敵だが……「ナイトメア戦闘」に勝つと、強化版のボス、真・ボルギューンが登場する。強化版だけあってHPが増大するものの、行動パターン自体に変化はない見事に真・ボルギューンを倒すと、通常版よりも多くの経験値を獲得できる。とはいえ、ストーリーは普通に進行するので、強化版との戦闘は2周目以降にとっておくのもアリだ



■ アイテム練成で装備やアイテムを作り出せ!
  組み合わせ次第では練成ならではのアイテムも作成可能

アイテム練成のレシピは、街の人たちとの会話から知ることもできる。しかし、この方法で知ることができるレシピは一部の初歩的なものばかり。高性能なアイテムのレシピは、自分で実際に作成してみないことにはわからないようになっている

 アイテムは、「ロスト」と「ミレット」が装備できる銃や剣などの武器、防具となるアクセサリー、HPやAP回復などの消費アイテム、そして練成で使用する資源の4種類。これらのアイテムは街のショップで買うことはもちろん、宝箱やモンスターから取得した素材を使って練成することも可能だ。

 アイテム練成では、3つの資源を選択することで、別のアイテムを作り出す仕組みになっている。練成のレシピは、街の人と会話したりして覚えられるものもあるが、基本的には自分で見つけ出す必要がある。練成したことがないアイテムは何ができるかわからないものの、1度練成したアイテムのレシピは記録されるので、まずは街で購入できる資源を中心にいろいろな組み合わせを試してみるといい。

 資源には8つの種類があり、剣を作るには木と鉱石と宝石、銃は木の実と鉱石と宝石、アクセサリーを作るには、鉱石か宝石を1種類含めるなど、作りたいものによって法則があるため、ある程度狙ったアイテムを作り出すことができる。

 さらに練成に使用する資源には、「ノーマル」、「シルバー」、「ゴールド」という3段階の品質がある。武器とアクセサリーに関しては、品質が高い素材を組み合わせることで、通常よりも性能のいい高品質のアイテムを作り出すことが可能だ。そのため、鉱石と宝石は装備品に関係する資源なので無駄遣いせずに、高品質の装備品を作る、ここぞという場面で使用したほうがいいだろう。

 品質の高い資源は、宝箱の中にあることもあるが、宝箱の数には限りがある。ほかの入手手段は、モンスターに多くのコンボを決めることで入手確率を上げるしかないので、品質のいい資源を手に入れるためにも、コンボ数を意識した戦闘を心がけたい。


まだ作成したことがないアイテムは、完成品の欄に「?????」と表示されるため、どのアイテムが練成されるか作ってみないとわからない。実際に作成することで、アイテムを組み合わせた際に何が練成できるかのレシピを覚えることができる


【高品質アイテムの練成】
ゴールドの資源を1つ、シルバーの資源を1つ含めることで、同じ武器でも最高の性能を持つ武器やアクセサリーを作り出せる。ノーマル品と比べると、攻撃力が上がるのはもちろん、攻撃回数も増えていることがわかる


■ モンスター図鑑で倒したモンスターの情報を確認
  ギャラリーではチュートリアルや設定資料も見られる

ギャラリーで閲覧できる設定資料は、フィールドやダンジョンに設置されている宝箱から入手できる。気になる人は、見逃さないようにマップの隅々までチェックしよう

 アイテム練成のほかにもコレクション要素として、モンスター図鑑とギャラリーの2つが用意されている。

 モンスター図鑑では、これまでに戦闘で倒したモンスターの情報を確認できる。モンスターから取得できるアイテムの情報もここで確認できるので、ほしい素材を落とすモンスターを見つけたら、高品質の素材を落とすようにコンボ数を稼ぎつつ倒していきたい。

 ギャラリーでは、チュートリアルや各章のあらすじから、フィールドやダンジョンの背景イラスト、キャラクターの設定資料などを見ることができる。何かわからないことがあるときや、長時間冒険して休憩したくなったら、ギャラリーで一息つけるといいだろう。


【モンスター図鑑】
モンスター図鑑にはこれまでに倒したモンスターの情報が自動的に記録される。名前の右にマークがついているモンスターはドロップアイテムの情報もすべて埋まっている証だただ倒しただけで、ドロップアイテムの情報が埋まっていない場合は、「?????」と表示されてしまう。効率よくアイテム練成をしたい人は、ドロップの欄が埋めておきたいボスの情報も、ナイトメア戦闘・通常版・強化版の3種類用意。モンスター図鑑をコンプリートするには最低でも2回クリアする必要がある


【ギャラリー】
ギャラリーでは、バックに流れるサウンドを好きな曲にしながら、チュートリアルを確認したり、世界設定やイラストなどを閲覧できる


■ 主人公の気持ちをよりよく知ることができる「夜会話」
  2周目以降はサブキャラクターたちと絆を深めることも可能に

ゲームをクリアする前の「夜会話」では、自動的にもう1人の主人公が相手に選ばれるため、1周目はもう1人の主人公のエンディングとなる

 各章の最後には、ほかのキャラクターと会話する「夜会話」が待っている。「夜会話」は、その章での冒険についての内容が主になっており、主人公の気持ちをより深く知ることができる。

 1周目では、「ミレット」か「ロスト」しか相手に選べないものの、ゲームをクリアした後の2周目以降では、ほかの登場人物たちを「夜会話」の相手に選べるようになる。2周目以降は、いろいろなキャラクターと会話する楽しみができるわけだ。


クリアした後の2周目以降のプレイでは、「ロスト」と「ミレット」の魂を召喚した子供たちなど、サブキャラクターたちの中からも「夜会話」の相手を選べるようになる



■ 適度な難易度で爽快なアクションが楽しめるタイトル
ギャラリーやモンスター図鑑、「夜会話」などやり込み要素も充実

システム画面のワールドマップや、SELECTボタンで見られるエリアマップに目的地が表示されるため、どこに行けばいいか迷うことはほとんどない。とはいえ、やや広大すぎるマップに辟易することもしばしばあった

 本作の内容を一通り紹介してきたがいかがだろうか? グラフィックス的にはプラットフォームがプレイステーション 2ということで、今となっては目を引くところは少ないものの、テンポのいいアクション戦闘が味わえる、爽快感を重視した作品となっている。ストーリー的にも従来の「サモンナイト」シリーズとつながる部分は全くないため、シリーズ作品をプレイしたことがない人でも気軽に入り込めるはずだ。

 1つ難点を挙げるとすれば、後半のフィールドやダンジョンのマップが広すぎる感じがしたことだろうか。フィールドマップやワールドマップに大まかな目的地が表示されるため、目的地がわからなくなることはないものの、移動にかかる時間が長く感じられることが多かった。また、ダンジョン内に用意されている謎には、何らかのヒントがさりげなく用意されているものの、直接的なヒントではないものもあるため、気づかなければ何をすればいいかわからなくて迷ってしまうこともある。敵との戦闘は走って逃げることもできるため、時間のロスはそれほど大きくはならないものの、戦闘を回避しても移動時間が長く感じられたので、もう少しコンパクトなマップにしてほしかったというのが、正直な感想だ。

 筆者はストーリーの進行を優先させて、ギャラリーやアイテム練成、モンスター図鑑といったコレクション要素に関してあまりこだわらないでプレイしたところ、20時間弱でクリアすることができた。ボリューム的には若干物足りないと思うかも知れないが、個人的には長すぎず短すぎず、途中でストーリーが中だるみすることもなかったため、ちょうどいいプレイ時間のように感じられた。また、アイテムやレベルは引き継げないものの、クリアデータをロードすることでアイテム練成のレシピやモンスター図鑑、ギャラリーの内容は引き継いだ状態でプレイ可能だ。「夜会話」の相手を選べるようになるなどの2周目以降ならではの要素もあるので、やり込み派の人はこれらを埋めるようにプレイすれば、より長く楽しむことができるだろう。

 このように、本作は軽快なアクションを遊びやすいボリュームにまとめた上で、やり込み要素も備えた内容となっている。シンプルでわかりやすいゲーム性ながら、長く遊ぶこともできるので、アクション性が高いRPGが好きな人に手にとってほしい1本だ。シリーズ作品との関係が薄い上ジャンルも違うため、「サモンナイト」シリーズのファンにとっては本作がどう受け入れられるのかにも興味はつきない。


(C)FLIGHT-PLAN (C)2010 NBGI

(2010年3月11日)

[Reported by 菅原哲二 ]