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【特別企画】Xbox Elite コントローラーをWindows 10でも楽しむ!
期待の超大作「Quantum Break」をXbox OneとWindows 10でクロスプレイ
(2016/4/19 00:00)
4月7日に日本マイクロソフトより発売されたアクションアドベンチャー「Quantum Break」の大きな目玉は、Xbox OneとWindows 10の両方でプレイできると言うことだ。しかも「Quantum Break」は、Xbox OneとWindows 10で相互にセーブデータや実績などが同期される“クロスプラットフォームプレイ”に対応している。
これまで弊誌では、Xbox OneでXbox Elite ワイヤレスコントローラーの感触を「シューティング編(『Halo 5』、『Gears of War トリロジー』、『雷電V』)」、「RPG編(『ディビジョン』、『DARK SOULS III』)」の2度に渡って紹介してきた。今回はWindows 10での使用、そしてクロスプラットフォームならではのプレイ感をレポートしたい。なお、「Quantum Break」のゲーム内容に関してはこちらのレビュー記事を参照して欲しい。
「Quantum Break」については、4月4日までのキャンペーンでXbox One版を購入した場合、Windows 10版のダウンロードコードが付いてくるので、いきなりクロスプラットフォームプレイが体験できる。これから購入する方はXbox One版か、Windows版か、内容的にはまったく同じものなので環境に合わせて選びたい。
まずはXbox Oneで楽しむ。時間を操る能力が気持ちイイ! キー配置の変更で更に快適!
まずはXbox Oneでのプレイ感から語っていきたい。「Quantum Break」の魅力は何と言っても時間を操る超能力だ。主人公のジャックが時間能力を取得した直後は、“時の断裂”と呼ばれる時間が不規則に停止してしまう現象にただただ翻弄されているだけなのだが、ストーリーが進むにつれて段々と時間の操作に慣れていき、新たな超能力を次々と獲得していく。
時間を操れるというのは強力な力だ。実際、敵の行動を止めて一方的に攻撃できる時は、「無敵すぎる!」と感じることがあった。しかし、その強力な能力を持っていても苦戦するシチュエーションが多かった。たくさんの敵が包囲攻撃を仕掛けてきたり、止まった時の中を進んでくる敵が来たり、強力な時間操作能力が必要な状況が多く、このゲームバランスは見事だと感じた。
また、同じ時間の流れをゆるやかにする超能力であっても、前方の敵の動きを鈍くさせる「タイムストップ」と、主人公の周辺の時間を遅らせることで敵の銃弾が届かなくする「タイムシールド」といった形で別の能力として設定されているため、ゲーム的には敵を攻撃したい場合には「タイムストップ」、敵の銃弾を防ぎたい時には「タイムシールド」といった形で使いわけているのが面白い。
「Quantum Break」の操作体系はオーソドックスなTPSスタイルを採用している。左スティックでキャラクター移動、右スティックで視点移動。Lトリガーで武器を構え、Rトリガーで射撃。Xボタン、Bボタン、LBボタン、RBボタンに時間操作の能力が割り振られているのだが、LB/RBボタンは“長押し”で発動する能力が変わるようになっている。
「タイムストップ」はRBボタンを、「タイムシールド」はXボタンを押すと発動するが、時間操作の衝撃波で爆発をおこす「タイムブラスト」はRBボタンの長押し、高速移動が可能な「タイムラッシュ」はLBボタンの長押しで発動する。
この“長押し”がやっかいだ。ゲームに夢中になっていると、つい押す時間が短すぎて、タイムブラストを発動したいのにタイムストップが出てしまって思うように戦えず、返り討ちにあうことが多々あった。そこで、Xbox Elite ワイヤレスコントローラーの出番となる。Xbox Elite ワイヤレス コントローラーでは、ハイグレードなパーツによる快適操作が堪能できるだけでなく、専用アプリ「Xbox アクセサリー」でキーカスタマイズすることで、さらにプレイしやすくなるのだ。
具体的には右上パドルにRB、左上パドルにLBを割り振った。操作の上では機能の同じボタンが増えただけだが、パドル側を“長押し専用”に意識することで出したい技をスムーズに出せるようになったのだ。
本来のRB/LBは瞬間的に押して技を発動させ、パドル部分はグッと握りこむことで大技を使う。装甲の厚い相手との立ち回りの時など緊張する敵との戦いの時、パドルのおかげで長押しの「タイムブラスト」をきちんと決められるようになった。背面が弱点の「ジャガーノート」相手に立ち回る時は、静止した時間を高速移動する「タイムラッシュ」がきちんと決められるようになり、思うように戦えるようになった。“誤爆”が抑えられることで、安定した戦いができるようになったのだ。
ボタンだけでなくスティックのカスタマイズも可能だ。瞬間的な加速能力のタイムドッジや高速移動するタイムラッシュを使用していると、急激な移動速度に筆者の目が追いつかず、せっかく敵の背後に回り込んでも、その敵を見失うという何とも情けない事態に陥ることも多々あった。
そこで前述の「Xbox アクセサリー」の設定から右スティックを「クイックスタート」にしてみた。すると高速移動時などでも反射的にスッと視点が移動するようになり、かなり体感的にラクになった。今回は割とスムーズにプリセットが自分にピッタリとフィットしたが、こうした設定についても、プリセットをベースにさらに細かいカスタマイズが行なえるので、挙動に違和感があった時はガンガンカスタムして最適化すると、さらに没入感が高まると感じた。