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Wargaming.net、「World of Tanks」Bronze/Silverリーグのゲームクライアントへの組み込みを正式発表
(2016/4/10 00:00)
Wargaming.netは、ポーランドワルシャワで開催されている「World of Tanks」の世界大会「Grand Finals 2016」において、Wargaming.net CEOのVictor Kislyi氏のメディアインタビューを実施し、「Grand Finals 2016」終了後からスタートする2016年シーズンの施策についてその一部を明らかにした。
今回明らかになったのは、新規ユーザーを含めた一般ユーザーと、プロゲーマー達がしのぎを削る「Grand Finals」までの道筋を繋げ、希望すれば誰でも「Grand Finals」にチャレンジできるようにしていくというもの。
具体的には、2016年シーズンが始まる前までにゲームクライアントをアップデートし、現在ホームページ上で展開されている公式リーグのうち、BronzeリーグとSilverリーグをゲームクライアントの機能として盛り込み、ゲーム外の手続きを行なわなくても、手軽にクラン戦、リーグ戦に参戦できるようになる。
BronzeリーグやSilverリーグで高い実績を残した選手は、チームが昇格してGoldリーグに参戦したり、Goldリーグ所属チームに引き抜かれるというキャリアパスが用意される。Goldリーグに所属すればサラリーがWargaming.netより支給され、名実共にプロゲーマーとして活動が可能となり、「Grand Finals」に出場し、活躍できれば、プロゲーマーとして最高の栄誉と高額の賞金が手に入る。
これまでは新規ユーザーにとって、Goldリーグや「Grand Finals」というのは、何をどうすれば参加が可能になるのかすらよくわからない雲の上の存在だったが、今回のアップデートにより、日々のプレイの延長線上に用意される具体的な目標となる。Wargaming.netではこのシステムを導入することにより、「WoT」の更なるe-Sports化、コミュニティの拡大を目指していく考えだ。
そしてKislyi氏の更なる野望としては、「WoT」のマルチプレイの基本モードとなる15対15の30人対戦のe-Sports化を実施に向けてテストしているという。現在、各種リーグや「Grand Final」は7対7が基本になっているが、実際のサーバー上でのマルチプレイは15対15が基本になっている。Kislyi氏は、「WoT」の魅力のひとつである15対15の大規模バトルをe-Sports化し、他のe-Sportsタイトルと更なる差別化を図りたい考えだ。
また、2015年に正式サービスを開始した「World of Warships」やPS4/Xbox One版「World of Tanks」については、まだユーザーの母数がクリティカルマスに達していないということで、すぐe-Sports化することには否定的で、「WOWs」については今回の「Grand Final」の最終戦の手前で実施されるエキシビションマッチで反応を見定めたいとしており、うまくいけばこちらは年内には何らかの形で大会が動き出す可能性はありそうだ。































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