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「闘会議2016」で「LA-MULANA」から「ときめきメモリアル」まで遊べ!

「デジゲー博」改め「死にゲー博」コーナーでは「1001 SPIKES」が大盛り上がり

伝説の穴掘りゲー「平安京エイリアン」
1月30日~31日 開催

会場:幕張メッセ国際展示場1~6ホール

価格:2,000円(当日1日券)

自作ゲームエリアに出展されているオリジナル版「LA-MULANA」
「スペース・マウス」

 「闘会議2016」はゲームの総合博であるため、デジタルゲームはもとより花札、将棋、何でもありだ。ゲーム実況ストリートでゲームを見る側から盛り上がっても良いし、メーカーブースでプレイする側に廻ってもいい。様々なブースが展開する中、ホール5、6には「デジゲー博」、「自作ゲームエリア」など、インディゲームやレトロゲームに出逢うことができるコーナーがある。

 自作ゲームエリアとレトロゲームエリアが隣り合っており、このエリアでは懐かしいゲーム達に出逢うことができる。古いマシンはそれだけで貴重で、どんどん稼働しなくなっていく可能性がある。今回は自作ゲームエリアではオリジナル版となるMSX2用「LA-MULANA」や昨年も出展されていた「平安京エイリアン」、伝説の名機・シャープ製「X68000」の「超連射68k」などをプレイすることができる。小さな愛娘が興味津々にプレイするのをお父さんが眺めているのを見ていると、時代は巡っているんだなぁと。

 例えば「平安京エイリアン」などは媒体がカセットテープで、オリジナルの保存はどうすれば良いのか悩ましいところだが、カセットテープに収められたデータをWAVデータで保存し、プレイするときに新たなカセットテープに録音することで、再度プレイできるようにするのだとか。いずれにしても消えゆく近代資産という意味では悩ましいところ。

あの「ドアドア」もプレイ可能
X68000の「超連射68k」

「デジゲー博」の一角に「死にゲー博」登場。「1001 SPIKES」が盛り上がる!

「死にゲー博」コーナーでは、みんなで「1001 SPIKES」をプレイ。人だかりができるほど、大いに盛り上がっていた

 個人で制作した同人ゲームや、インディゲームが出展されているコーナー「デジゲー博」の一角に「死にゲー博」と題したブースが用意されている。取材時には「1001 SPIKES」を4人でプレイするイベントをやっていたのだが、大盛り上がり! 4人でプレイしてどんどん面をクリアしていくアクションゲーム。1人でもクリアすれば次の面に移っていくのだが、これがまた難易度の高いステージ構成で、なにも知らないと、ステージ開始ソッコー数秒で死んでしまうという即死ゲーとなっている。

 「あぁ、また死んだ! 大丈夫! まだ残機827機ありますよ! 死んだら次の人と代ってね」と実況も煽りまくりのなか、牛歩のごとくではあるが着実にゲームを進めていく来場者達。その場に、原作となる「1000 SPIKES」を1人で手がけたゲーム制作者・ヲサ田サム氏がいらっしゃったのだが「即死ゲーは1人用が多いじゃないですか? でもたくさんでプレイしたら面白いんじゃないか? と思って作ったら面白いものが出来上がりました」と振り返ってくれた。

 皆で協力しながらプレイしていても、いつの間にやら足の引っ張り合いになったり、思った通りに進めないもどかしさと面白さ。こういったライブの場でプレイすることで、より盛り上がっていくタイトルだ。

レトロゲームエリアも大人気

 レトロゲームエリアではプレイステーションの傑作アクション「サルゲッチュ」、元祖恋愛シミュレーションの1作とも言えるPCエンジン CD-ROM2の「ときめきメモリアル」、ご存じの方も多いエポック社のカセットビジョン用「きこりの与作」までプレイできる。昨年はカセットビジョンなども展示されていたが、プレイできず、「せっかくならプレイしたかった」といった声も聞かれた。今年は少ないながらもプレイ可能となった。

 またレトロゲームエリアの話題のコーナーと言えば、「巨大コントローラー」だろう。超巨大なディスプレイの前に置かれた人一人分ぐらいありそうなコントローラーが横たわっている。通常の約1,000倍というこのファミコン用コントローラー。女性などがプレイしているのを見ていると、使い勝手が悪いことこの上ないのだが、それだけ運動にはなるということで、100分以上待ちの行列となっていた。

「巨大コントローラー」は100分以上の待ち時間となっていた
「ファミリートレーナー アスレチックワールド」もズラッと並んでいた
プレイステーションの名作アクション「サルゲッチュ」
スーパーファミコン用「不思議のダンジョン2 風来のシレン」
PCエンジン CD-ROM2の「ときめきメモリアル」
伝説のエポック社のカセットビジョン用「きこりの与作」

(船津稔)