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【スマホアプリ今日の1本】「モンスターハンター エクスプロア」 スマホ版での到達点
指一本でしっかり「モンハン」ができる! 100万DL突破の注目作
(2015/10/8 11:50)
「モンスターハンター エクスプロア」の3大ポイント
・指一本で「モンハン」ができる、スマホ版では集大成的タイトル
・9月配信で、Android/iOS版合計100万ダウンロードを突破
・本家と流れはほぼ同じ。3DS版ですらプレイする暇がない方にオススメ
スマートフォンで楽しめる「モンスターハンター」には、「モンスターハンター Dynamic Hunting」、「モンハン 大狩猟クエスト」、「モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS」など様々なタイトルが配信されているが、今最も活きが良いのが、100万ダウンロードを突破している9月配信の「モンスターハンター エクスプロア」だ。
なおiOS版についてはアクセスが集中しており、一時は新規のログイン制限が実施されるほどだったが、10月8日10時には制限が完全解除となっている。
「モンスターハンター エクスプロア」は配信までの過程に紆余曲折があって、初めて発表されたのは2013年、その時点では「モンスターハンタースマート」という名称だった。
当初は2013年秋配信ということで開発が進められていたが、配信が延期され、月日が経過した2014年7月にはコンセプトを見直すことをカプコンが発表し、名称を「モンスターハンター エクスプロア」と改め、さらに約1年をかけて再開発されたのが本作、というわけだ。
「モンスターハンター エクスプロア」の大きな特徴は、操作やゲームシステムなどは簡略化して片手で操作できるようにしつつ、「モンスターハンター」の肝である“ハンティングアクション”の醍醐味をしっかり残している点にある。
操作は画面の中央下部に表示されたボタンを使用して、この部分をスライドさせて移動、タップで攻撃、長押しで武器の特殊攻撃が発動する。フリック操作すれば回避行動となり、モンスターと対峙する一通りの操作が親指1つで可能だ。
1つのクエストはいくつかのエリアに分かれていて、ザコモンスターの登場エリアをいくつかこなしたあと、目標のボスモンスターにたどり着く、という流れになっている。画面は自動で切り替わるためエリア間の移動という概念はなく、モンスターの討伐のみに集中できる仕組みになっている。ゲームサイクルのテンポも良く、早ければクエストをクリアするのに1分で終わり、ということもままある。武器のアクションやモンスターの行動は本家を踏襲しているので、「モンスターハンター」らしいゲーム体験を存分に味わえるだろう。
また本作のためカジュアルになっている部分もあって、まず狙いを付けられる点がそうだ。モンスターの頭部や尻尾などをタッチすれば狙いが切り替わり、ロックオンした部分に向かってハンターは攻撃する。これはかなり楽だ。他にも、エフェクトが派手になっていたり、強化に必要な素材が手に入るクエストを示してくれる、などの機能がある。
本作はオンラインを通じて4人でマルチプレイが可能なのだが、その点も「モンハン」らしさを味わえる。マルチプレイモードでのみ装備を入手できるのもポイントで、マルチプレイがハンターの成長に必須になるが、マッチングが素早いので特にストレスは感じない。
クエストを繰り返して素材を集め、武器を強化していく……というおおまかな流れは一緒で、しかもスタミナ制限などがないのでずっと遊べてしまう。問題があるとすれば、例えばメインシリーズをプレイしている場合、果たして本作をプレイする必要があるのか? という辺りは疑問に思ってしまうのだが、「モンハン」をやりたいけどニンテンドー3DS版ですら触る時間がない、といった場合などには最適かと思う。とにかく指一本で「モンハン」ができるというのは大きく、スマホ版では1つの到達点と言えるので、まだ未プレイの場合はぜひ触ってみていただきたい。