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子供向けタブレットなどユニーク商品たっぷり、タカラトミー商談会
恐竜ラジコン、本格ゴム銃、新素材砂遊びなど夏に向けての注目商品
(2015/4/17 19:52)
タカラトミーは4月16日と17日、浜松町の都立貿易センターにて、「2015年夏 タカラトミーグループ商談会」を開催した。商談会では夏を中心に秋までに展開する様々な新製品が流通業者向けに出展されていた。
新製品の中には雑誌展開やアニメ番組などの関係で紹介できないものも多かったが、本稿では発売が近く、ユニークなコンセプトの商品をピックアップして紹介したい。低年齢層向けの商品が多いが、その込められたアイデアや工夫は面白く、開発者達が努力を重ねて多彩なアプローチを行なっているのがわかった。
今回まず目を惹いたのは、子供向けタブレットPC型玩具「ワンダートイパッド」だ。ディズニー/ピクサーのキャラクターが登場し、タッチペンで操作する。「あいうえお」や簡単な計算など、知育玩具としての側面が強いが、ゲームもあり、傾きセンサーを使った迷路や、ディズニーキャラクターとふれ合えるものなどもある。「アナと雪の女王」の主題歌のカラオケなども入っている、盛りだくさんのおもちゃだ。7月に発売予定で、14,300円(税別)。
「サバコン」は、ミリタリー色の強いデザインの銃型玩具で、外見はモデルガンのようだが、発射するのは特別製のリング型のゴム。発射のギミックは、引き金を引くとゴム弾が伸ばされ発射となる。原理としては輪ゴムを飛ばす銃と変わらない。「サバコン」の面白いのはその本格的な銃の外見と、ゴム弾の入ったマガジンをモデルガンさながらに銃床に入れるギミックだ。7月に基本セットが3,800円(税別)で登場、マガジンやストックの拡張なども展開する。
「サンズアライブ~天使の砂~」は2014年10月から展開している玩具だが非常に人気を博しているという。ふわふわの感触の特殊樹脂で水を加えることで粘り気を帯び、型に入れると粘土のように形がしっかりする。第1弾の「サンドキャッスル」(5,800円:税別)は、型で作った部品を組み合わせることで「砂のお城」が作れる。海岸の砂で城を作るのはかなりの技術が必要だが、「サンズアライブ」なら誰でも作れる。女の子に人気が高く、2015年の3月にはソフトクリームやケーキの型がセットになった「スイーツショップ」(3,500円:税別)が発売された。6月には工事車両のおもちゃがセットになった「ロードローラー」(3,500円:税別)が発売予定だ。
「トミカ」の動くジオラマである「トミカワールド」も大きな変化を迎える。「トミカシステム」という新シリーズで、トミカを走らせるコースが「プラレール」のようにパーツ単位で販売され、組み合わせることで長いコースを作れるようになるのだ。急角度の峠道や、段差のあるジャンプ台、ジェットコースターの様な「ループ」など、プラレールではできないギミックも多数用意されている。コースパーツは500円(税別)から発売されており、「ベーシックセット」が3,000円(税別)、7月には「大回転どうろセット」が3,800円(税別)で発売予定。
家庭用ロボットシリーズ「オムニボット」シリーズの目玉商品が、4月23日に発売される「ハロー! ダイノ」(15,000円:税別)だ。ティラノサウルス型のロボットで、2本足で立ち上がり、足のローラーで自在に動き回る。気まぐれに動くモードでは目が緑に発光。鼻にセンサーがついており、手をかざすとそちらに顔を向ける。コントローラでラジコンのように操作もでき、このとき目の光は紫に変わる。そしてしっぽが何かに強くぶつかると目が赤くなり言うこととをこきかず、しばらく激しく動く「怒り」モードになる。大きな恐竜型ラジコンというだけでも魅力だが、自立モードがついているところが楽しい。