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AC「DISSIDIA FINAL FANTASY」実機での対戦プレイ初披露!
カンファレンス2部レポート。バッツやラムザなどFFキャラも続々!?
(2015/4/11 01:19)
スクウェア・エニックスはAC「DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー)」(以下、「DFF」)について、ユーザーを招待してのプレミアム発表会「Closed Conference 2015」を開催した。
ロケテ情報などニュースはこちらの記事に、それら発表の模様はこちらの記事と別記事にてお伝えしているとおり。
本稿ではよりゲーム内のコアな情報や実演プレイが披露された2部の模様をお伝えしていこう。
カンファレンス2部は、1部が発表とゲーム内容のプレゼンテーションが主だったのに対して、ゲストが多数登場し、トーク&実演プレイを披露する内容となっていた。
壇上には、プロデューサーの間氏、ディレクターの鯨岡氏、さらにゲストとして前作ディレクターであり、キャラクターデザインも数多く手がけてきた野村哲也氏が登壇した。
野村氏からのサプライズとして発表されたのは「ファイナルファンタジータクティクス」の主人公「ラムザ・ベオルブ」のイラスト! ロケテには間に合わないもののラムザも「DFF」に登場するということだ。
また、野村氏はラムザ以外にも「DFF」に登場するキャラクターの新規イラストを手がけているということで、そのイラストを元に「DFF」用のモデリングが制作されていくのだそうだ。この日は鯨岡ディレクターより「登場キャラは50以上リストアップしている」という発言もあったので、たくさんの追加キャラクターが期待できそうだ。
続いて、クラウド役の声優を務める櫻井孝宏さん、ヤシュトラ役の茅野愛衣さん、さらに前作でバッツの声優を務めた保志総一朗さん、他作品ではあるが、ラムザの声優を務めた立花慎之介さん(「LORD of VERMILION」シリーズなどでの登場時)が登場した。
保志さんと立花さんが登場したことで、「バッツとラムザは『DFF』に出るの?」という話題が持ち上がったが、この日は最初はぼかしていたものの、終盤には登場するのが前提なお話が続くという結果になった。ほぼ登場確定としていいだろう。
出演者がみな揃ったところで、まずは鯨岡ディレクターによるプレイ動画を見ながらの解説が行なわれた。
プレイ画面は、左上に互いのチームの残りゲージ(戦闘不能になったプレーヤーが5回出ると敗北)、右側に敵チームのゲージ、左側に仲間のゲージがレイアウトされている。また、ミニマップが追加されている。
本作のディスプレイはタッチパネルになっていて、右画面下の吹き出しアイコンタッチ後に敵キャラクターのアイコンを触ると、例えばクラウドなら「○○は俺が倒す!」というようなボイスを出して、仲間と意思疎通ができる。
キャラクターの頭上に出ている光の線は、自分を狙っている敵からの「ターゲットライン」。赤に変わると攻撃が放たれたという表示になる。
HPが0になって戦闘不能になると画面がモノクロになり、他のプレーヤーからは見えなくなる。その間に移動してから復活場所を決められる。復活までの待ち時間はこの日見る限りはほとんどないように感じられた。
バトル中にフィールド各所に出現する「クリスタルコア」を破壊すると召喚ゲージがかなり溜まる。召喚するとフィールドの雰囲気が一変し、現段階で実装されている「イフリート」はだいたい30秒ほど炎や爆発をまき散らした後、最後に「地獄の火炎」を放っていた。
なお、召喚獣は無敵でダメージは与えられず、いなくなるまで攻撃を避け続けるほかないという。R2ボタンで注目できるので、召喚獣を見つつ、攻撃のサインである粒子のエフェクトを避けるのがいいということだ。
ロケテ登場の6キャラクターの特徴を紹介。前作とは特徴やギミックの変わったキャラも
キャラクターについても詳しく紹介が行なわれたのだが、前作から個性が変わっていたり、新たな特徴を備えていたりと、進化が感じられる。
・「ウォーリア・オブ・ライト」
バランスのいいキャラだが、オンラインRPGで言うところのタンク(盾役)的な特徴も持っている。専用のEXスキルはホーリーチェイン全員のターゲットを集める。
・「オニオンナイト」
物理・魔法の両方の攻撃を持っていて、物理攻撃を当て続けるとジョブチェンジして忍者になり近距離特化に、魔法攻撃を当て続けると賢者になって遠距離攻撃特化になる。
・「ティナ」
前作同様に遠距離メインな魔法キャラであり、専用のEXスキル「トランス」を持つ。また、何も攻撃しない時間に自動で魔力がチャージされ、魔法の威力がアップ。魔法連発か、溜めて撃つかという使い分けができる。
・「クラウド」
前衛のアタッカーキャラであり、各種攻撃をボタン長押しで溜められる“溜めキャラ”。リミットブレイクすると溜め時間が短縮される。
・「ライトニング」
アタッカーとブラスターのスタイルを使い分けて戦う。ヒーラーは今回なくなった。魔法をばらまいてからアタッカーで切り込むような時間差攻撃が特徴。
・「ヤ・シュトラ」
ブリザラを放った跡に敵が触れるとバインド効果になったり、ストーンを当てたら移動速度が低下したりと、「FFXIV」にあるような魔法弱体の個性を持っている。
バッツとラムザはほぼ参戦決定? バッツは“ものまね”ではなく“1技1ジョブ”が特徴に
なお当初は「DFF」に登場するのかぼかし気味だった「ラムザ」と「バッツ」だが、キャラクターの特徴を紹介するあたりでは本作に登場するのが決定している雰囲気でトークされていた。鯨岡ディレクターいわく「どちらも企画はもうできているんですよ」ということだ。
「バッツ」は前作から大幅に変更され、前作での個性だった「ものまね」はなくなるという。それに代わり、“1技1ジョブ”というコンセプトでブレイブ攻撃やHP攻撃ひとつひとつで色んなジョブに姿を変えていく。例えば、HP攻撃は「ぜになげ」があり、侍になってぜにを投げ、当たったところに刀で斬り込むような攻撃になるそうだ。
「ラムザ」はまだ詳細が語られなかったものの、「LOV III」登場時にもあった「叫ぶ」という特徴を「DFF」でも持っているということだ。
実際の対戦プレイも初披露!シリーズ経験者ならすぐに馴染める“ディシディアの進化形”
開発陣、声優陣での混合チームによる対戦や、会場に招待されたユーザーから、声優陣に指名された人が対戦プレイをするという対戦も行なわれた。
初公開となった実機プレイだが、グラフィックスの美麗さはもちろんだが、フレームレート60fpsを維持している滑らかさが印象的だった。ハイスピードに6人が入り乱れて戦い、派手なエフェクトが飛び交う。その滑らかさと激しさには惹きつけられるものがあり、この日に間プロデューサーが語っていた「アーケードだからこそ楽しめる、とっておきのゲーム」というのにふさわしいものとなっていた。
ちなみに間プロデューサー、鯨岡ディレクターともに対戦に参加したものの、猛者のユーザー相手に無言でプレイするほどの戦いに。間プロデューサーが良いところを見せられず交代した鯨岡ディレクターも熱戦を繰り広げるも敗北するという結果に!シリーズ経験者であれば初めてのプレイでもすぐに馴染めるとっつきの良さを、自身の敗北をもって証明する形になってしまった。
なお、今回明かされたロケテスト以降は、稼働開始は秋頃を予定。リリース後はキャラクター追加やステージ追加など、アップデートを順次行なっていくということだ。
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CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA