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【スマホアプリ今日の1本】巨大化少女と戦う日本産RTS「リトル ノア」

「アートと音楽」の力で「CoC」とは異なる味わいに。遊びやすいアレンジも多数あり

2月12日 配信(Android)

近日 配信(iOS)

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

見た目は「クラッシュ・オブ・クラン」とよく似ているが、「ノア」が巨大化して戦うという新感覚システムが採用されている

 「クラッシュ・オブ・クラン」に代表されるスマホ用のRTS(リアルタイムストラテジー)ジャンルは、同作のヒット以降様々な形で各メーカーから提供されている。ラインナップの中には日本産タイトルも数多くあるが、今回その本命と言える「リトル ノア」のAndroid版が配信された(iOS版は近日配信予定)。

 「リトル ノア」のゲームシステムのベースは「クラッシュ・オブ・クラン」を踏襲しているが、先日開催されたトークイベントで語られたとおり、“斜め45度の世界”にただならぬこだわりを持つ本作アートディレクターの吉田明彦氏と、「タクティクスオウガ」などで吉田氏と長年タッグを組んできたサウンドクリエイターの崎元仁氏による「アートと音楽」で一際目立つ存在感を放っている。

 「リトル ノア」は、眼帯をつけた少女「ノア」と共にプレーヤーの「方舟」を育てていくRTS。自分の「方舟」で資源獲得施設や防衛施設を整備、成長させながら、予め用意されたマップや他プレーヤーの方舟を攻略することで、資源を獲得していく。

 「クラッシュ・オブ・クラン」と大きく異なるのはキャラクターの成長システムで、キャラクターはプレイしていくごとに数々入手でき、合成することでステータスを上げていくほか、進化用アイテムを使用することで進化もさせられる。また「ノア」は戦闘時に巨大化して1体のユニットとしても使用でき、本作ならではのアレンジも多数感じられる。

 またシステムとしては、プレイには時間経過で回復するスタミナ制の導入も特徴的。「クラッシュ・オブ・クラン」のように1回ごとにユニットの生産を待つ必要がなく、ある程度まとまった回数がプレイできるようになっている。

 本作はユニットの種類がとにかく豊富で、集団で攻撃する「ラッテ」や巨体な「ブラウニー」、空中から攻撃する「ガーゴ」、トラップを探してくれる「トランパ」など、それぞれが持つ能力や1度に戦場に出せる数もバラバラ。戦闘時に連れていけるユニットは種類が限られているので、どのユニットをどう育てて、どう使っていくかを考えていく楽しさがある。

 ゲームはほかにも巨大モンスターと戦うボス戦や、ローカル通信による4人協力プレイなどの要素もあるほか、日替わりでイベント戦も楽しめるので、毎日飽きずにユニットを育てていけるようになっている。

 またノアをはじめとしたキャラクターが実にかわいらしく、上記に挙げたラッテにしてもブラウニーにしても、ガーゴにしても、どのキャラクターも愛着を持って育てていける。音楽も世界観とマッチしたオーケストラ調の曲が使われて、高品質かつ安心できる雰囲気が形作られている。

 特に、巨大化する少女と共に戦うという日本アニメ的なノリは本作ならではだし、見た目やシステムを含めて「クラッシュ・オブ・クラン」はまったく異なった味わいとなっているので、気になった方はぜひプレイしていただいたい。

【スクリーンショット】

(安田俊亮)