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「GOD EATER 5周年記念発表会」を開催。2月19日0時から遊べるプレオーダーを実施
TVアニメはこの夏放映開始
(2015/2/5 03:00)
バンダイナムコゲームスは、2月19日発売予定のプレイステーション 4/PlayStation Vita用ドラマティック討伐アクション「GOD EATER 2 RAGE BURST」(GE2RB)の発売を控えた2月4日に、5周年「GOD EATER 5周年記念発表会」を開催した。
イベントはお馴染みの富澤祐介プロデューサーと総合ディレクターの吉村広氏が中心となって新情報などを公開していった。さらにはスペシャルゲストとして「GE2RB」の楽曲を担当する椎名豪氏、エンディングテーマ「Faith」を歌うMay J.さんをはじめ、竹田ヒバリ役の伊藤かな恵さん、楠リッカ役の小見川千明さんも出演。イベント後半ではさらなるゲストも呼び込まれ5周年を盛り上げた。
オープニングは新システムなどにも詳しく触れた4分強のPV上映からスタート。「GE2RB」のゲーム情報がたっぷりと紹介された。
発売直前「GOD EATER 2 RAGE BURST」各種情報を公開!
富澤プロデューサーは開口1番「紹介したい数字がある」として、2月1日付のバンダイナムコゲームス調べによる「『GOD EATER 2』累計プレイ本数」を発表。日本とアジアの合算で、パッケージ、DL配信数、PlayStation Plusの配信数も含まれた数字はなんと899,999本という奇跡の数字。あと100,001本でミリオンとなる数字に、会場からは歓声が上がった。
ここで改めて「GE2RB」のゲームの紹介が行なわれた。「GE2RB」は「GE2」のストーリーを改良の上パワーアップさせすべてを収録。その後日譚として「RAGE BURST篇」を楽しめる。「ブラッドアーツ」は400種類を超え、新規要素として「ブラッドレイジ」も導入。「ブラッドレイジ」は神機に誓約を立ててこれをクリアすることで圧倒的なパワーを解放することができるようになる。
発表会では、2月5日からPlayStation Storeで配信が開始となる体験版を使用して、「ブラッドレイジ」のより詳しい説明がされた。ここで吉村氏はPS4版の体験版をプレイ。「GE2」をプレイしていればデータの引継が可能で、そうなるとすぐにでも「ブラッドレイジ」を試すことができるようになる。
体験版に用意されている「ブラッドレイジ基礎訓練」を選択。まずは神機の喚起率を100%まで上げる。そして対象とするアラガミを指定。たくさん表示される“誓い”の中から選び誓約を結ぶ。そして誓いをクリアすれば強大な力を発揮することができるが、より難しい“誓い”を選択しこれをクリアするとより大きなパワーを手にすることができる。
この他にも「GE2RB」ではPS4とPS Vitaとのクロスマルチプレイが可能なほか、武器の育成方法が変わるなど、大幅なパワーアップを果たしているようだ。ちなみに体験版でもクロスマルチプレイが可能なほか、前述の通り「GE2」からデータ引継が可能。そして体験版から「GE2RB」製品版にデータ引継が可能と至れり尽くせりとなっている。
さらに発表は続く。PS4には発売前からアナウンスされていたが、事前にダウンロードをバックで行ない指定時間とともにプレイ可能となる機能を備えているが、「GE2RB」はこれに対応。PlayStation Storeで始まったプレオーダーで予約すると、発売日となる2月19日の午前0時から遊べるという。これは午前0時にダウンロードが開始になるのではなく、ダウンロードは事前に済まされており、プレイが可能になるということ。これには会場から驚きの声が上がるとともに、拍手が起こった。ダウンロード版についても予約特典の「オロチ」と初回特典の「禁忌のブラッドアーツ」が付属する。
この他にもキャンペーンが用意されており、タイトルに引っかけて「零時バースト 零時の誓い」というカウントダウンプレゼントキャンペーンが2月5日から開催される。これは、1日2回の午前0時と午後0時に公式サイトからTwitterに誓いをつぶやくと豪華賞品が当たるというキャンペーン。賞品は42インチのブラビアと7.1chサラウンドシステム、「GE2RB」刻印入りPS4をセットにしたものを、5周年にちなんで5名にプレゼントされる。1日にチャンスは2回あるが応募は1回だけ。期間は2月19日の午後0時までで、合計15回応募できることになる。
これ以外にも、PS4版の早期購入特典として、PlayStation Plusを15日間無料でプレイできるチケットがついてくる。これで、クロスプレイなどネットワーク対戦を、より気軽に体験することができるだろう。
エンディングテーマ「Faith」をMay J.さんが熱唱
ここで話題は音楽方面へ。音楽を手掛けてきた椎名豪氏と真っ赤なドレスに身を包んだMay J.さんが登場。May J.さんは主題歌が決まり「ビックリした。世界でも注目されている素晴らしいゲームのエンディングを担当させてもらえるのは嬉しい」とコメント。
富澤プロデューサーはMay J.さん起用の理由について「主題歌は毎度悩む」と切り出し、「街中で歩いているときにふと耳に入った『Believe』を歌っていたのがMay J.さんだった。好きな曲だったし、それをMay J.さんが選んでカバーしていると聞いて共感を持った」と言うところからスタート。“ダメもと”で頼んだら快諾してもらえ決定となったという。
May J.さんは制作にあたり「キーワードや映像を見せてもらいインスピレーションをもらい歌詞を書いた」という。そんな中でイメージしたのが「これまでも壁を乗り越えてきたが、いままた壁の前に立ち止まっている。帰ることもできないし、前に進むこともできない。でのこの壁はこれまで越えてきた壁と同じ壁に過ぎない。そんな中、前を向いて進んでいく」というイメージだったという。May J.さんは「ゲームをしている人の背中を押せるような曲にしたかった」と表現。この発言に富澤プロデューサーは「ゲームの構造も同じで、テーマをまさに表現している」と感動していた。
完成した曲を聴いた吉村氏は「こんなにピタッとはまった曲ができあがったのは驚いた」と語り、椎名氏も「May J.さんの力強い歌声は堅い感じが『ゴッドイーター』に合っていて、一方で人を支えるような包み込むような包容力がある」と表現し、絶賛した。
そしてMay J.さんがエンディングテーマの「Faith」と、May J.さん起用のきっかけとなった「Believe」を熱唱。会場からは熱い拍手がやむことはなかった。
また、椎名氏は「GE2RB」の音楽の方向性を聞かれ、「北京で録音したのですが、色々な国の楽器を使い色々と表現してみた。1作目の民族音楽のような表現も取り込んである」と語り、集大成となっているようだ。
TVアニメはこの夏放送開始が決定! イベントも6月28日に開催!
イベント後半はTVアニメの発表に続き、怒濤のコラボ情報や、イベント開催のお知らせなど発表が相次いだ。
後半のスペシャルゲストとして呼び込まれたのはufotableのは近藤光代表と平尾隆之監督。5年以上前から「ゴッドイーター」シリーズのアニメーション制作を行ない、平尾氏はすべての監督を務めている。いきなり「スペシャルな映像」と紹介され上映されたのは、これまでの「ゴッドイーター」の映像で構成されたビデオだったが、ラストに「2015年夏放映開始」と映し出されると会場からは歓声が上がった。
平尾監督は「スタッフさんの想い、ユーザーの期待を裏切らないように頑張ります」と抱負を語ると近藤氏は「裏切るとかではなく、前向きに良いものを作る」と付け加えた。近藤氏は「この5年作り続けてきてスタッフのスキルも上がってきている平尾監督がすべて成果を見せてくれると思う」とその出来に自信を持って挑んでいることを感じさせた。
この夏アニメの放送開始の報を受け、アリサ役の坂本真綾さんのビデオコメントが公開された。坂本さんは「アリサと出会い5年も経ちます。こんなに長い付き合いになれて嬉しい」とコメント。「アリサは演じるのが難しいですが、やりがいのある役です。名前が難しいので、スラスラ言えるように練習してTVアニメに挑みたいと思います」と締めくくった。
ここで話題は5周年記念の各種話題に移った。まずは5周年を盛り上げるべく「フェンリル広報部(仮)」設立を宣言。なにをするかは全く決まっていないが、この広報部員に伊藤かな恵さんと小見川千明さんが就任することがその場で決定。
5周年関連情報では、「ゴッドイーター マガジン Vol.4」が2月16日に発売されるほか、スマホアプリ「しんぐんデストロ~イ」にアリサとシエルが登場。さらに、アリサの衣装を着たキャラクターが登場したり、「GE」仕様の戦車も登場。また、現在YAMASAが開発中の「パチスロ ゴッドイーター」に関しても、もうすぐ稼働となるようだ。こちらはufotableの近藤氏が「こんなにいっぱいいるのというくらいアニメを作った」とバラす一幕もあり、数多くの映像を収録した台となるようだ。
そして最後に発表されたのが、イベント「ゴッドイーター フェス2015」。開催は6月28日を予定しており、場所はベルサール秋葉原で、入場は無料。そして「フェンリルカップ」が同時に開催され、大会あり、企画ありの大規模なイベントになりそうだ。
イベントの最後に感想を聞かれた吉村氏は「2015年は新たな出発点。お客さんと対話して5年、10年と楽しさを共有していきたい」と決意を新たにした。富澤プロデューサーは
「アッという間の5年間。作品とともに5歳一緒に歳を取るのは貴重な機会で感謝している。この先5年、制作のメンバーやみんなを巻き込んでもっと大きな会場で10年を祝えることが僕の誓い」と語り会場からひときわ大きな拍手を受けてイベントは終わった。
©BANDAI NAMCO Games Inc.
©BNGI/PROJECT G.E
写真提供:バンダイナムコゲームス