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【スマホアプリ今日の1本】応用編以上のギミック&戦略がプラス「キャンディークラッシュソーダ」
「ソーダ」が加わってゲームはより複雑に。ビジュアルはさらに甘々に!
(2015/1/24 00:00)
CMも絶賛放送中の3マッチパズル「キャンディークラッシュ」に、姉妹作「キャンディークラッシュソーダ」のスマートフォン版が登場した。
「原宿カワイイ」を彷彿とさせる純色系の鮮やかな色彩感覚とタイトル通りの「お菓子」をテーマとした甘々な世界観はそのままに、ゲームシステムやアニメーションがさらにパワーアップした「キャンディークラッシュソーダ」は、そのギミックにも凝ったタイトルに仕上がっている。
「キャンディークラッシュソーダ」は、同じ色のキャンディーを3つ以上揃えて指定条件を達成していくステージクリア型の3マッチパズル。オリジナルの「キャンディークラッシュ」はキャンディーは「落ちるもの」だったが、「ソーダボトル」を消すことで水面までキャンディーがせり上がってくる「ソーダ」という要素が加わって、上からも下からもキャンディーが出現してくる。
さらに本作では「キャンディーベア」というキーアイテムも登場し、キャンディーを消すことで壊れる「氷」の下に隠された「ベア」を見つけ出したり、「ソーダ」の力で「ベア」を指定地点まで浮かび上がらせるというものもある。
変更点はほかにもあり、例えば今作ではキャンディーを正方形(2×2)に揃えることで「キャンディーフィッシュ」が登場したり、7個以上を消すと「カラーキャンディー」が登場する。「キャンディーフィッシュ」はオリジナルにもステージのギミックとして用意されていたもので、消すと画面を泳ぎだし、「氷」や「ソーダボトル」といったギミックを優先的に消してくれる。「カラーキャンディー」は、画面内にある1色のキャンディをすべて自分の色に染めてしまうという効果を持っている。
本作が面白いのは、オジリナル作とゲームのベースは同じだが、これらのギミックや特殊キャンディーの効果によってゲームとしてはかなり変わったものになったということ。新ギミックが加わったことでキャンディーの動きも含めて複雑になっている分、2×2という新たな消し方が可能になったことで戦略にも幅が出ており、位置づけとしては「キャンディークラッシュ」の応用編といった趣が強い。
そのため「キャンディークラッシュ」プレーヤーからは「『ソーダ』は難しい」という声が結構耳に入ってくるのだが、順当な反応なように思う。しかしオリジナル版もゲームが進めば相当キツいステージのオンパレードとなってくるので、オリジナル版がレベル488の筆者としては「こんなものかな」という印象だ。むしろ変化に富んだギミックが色々登場するので、賑やかさの分「ソーダ」の方が楽しいくらいである。
ちなみに細かい印象として、「ソーダ」ではキャンディーの陰影がよりくっきりとしていて、オリジナル版よりも立体的に感じられる。そこに砂糖がいかにもたっぷり入ってそうな紫がかったソーダが画面を支配していくため、見ているだけで口の中が甘~くなってくる。相変わらずの気だるいBGMと妙に低音なボイスが「甘み」をより強くしているので、紅茶でも飲みながらプレイしたいタイトルだ。