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「アラド戦記」、低~中レベルの世界がらりと変わる「大転移」アップデート実施
ギミック盛りだくさんのスペシャルダンジョンなど、上級者要素も充実
(2014/7/14 00:00)
ギミック盛りだくさんのスペシャルダンジョンなど、上級者要素も充実
もちろん、今回の「大転移」アップデートは初心者向け要素ばかりではない。上級者向け新要素も盛り込まれている。「スペシャルダンジョン」と呼ばれる新ダンジョンが登場、新しいアラド地域に5つ、天界地域と、ショナンに4つの計9つのダンジョンが実装される。スペシャルダンジョンでは「強力な魔法で封印されたユニーク装備」を入手できるようになるほか、レア以上のアイテムが入手できる「魔法の壺」を手に入れるための材料も入手できる。
今回は、スペシャルダンジョンの「追撃特急列車」に挑戦してみたのだが、ダンジョンに入る前に“ミニゲーム”があり、モーターボートで障害物を避けて進む強制スクロールのゲームをプレイすることができた。慣れないため障害物にぶつかりすぐにダンジョンでの戦いになってしまったが、うまくいけばボスに到達しやすくなるという。
また、ここでは「ホタル・イナバ」という格闘家APC(AI プレーヤーキャラクター)が一緒に戦ってくれる。今回はボスに到達する前に倒されてしまったが、彼女がきちんと最後まで生き残るとボスの展開が変わるとのことだ。スペシャルダンジョンではミニゲームやAPCなど様々な仕掛が楽しめる。他のダンジョンにも様々な仕掛があるという。
上級プレーヤーに嬉しい要素としては、「異界ダンジョン」の改変があるだろう。「異界ダンジョン」はソロではとても攻略できないような強力なダンジョンで、パーティプレイで挑む事が前提となっている。今回、このダンジョン攻略には「統合サーバーチャンネル」に接続することで挑戦できるようになった。現在日本での「アラド戦記」のサーバーは2つだが、この垣根を越えて戦えるようになったのである。
また、異界ダンジョンに関してはこれまで3人制限だったところが2人制限となり、最低人数が引き下げられたため、挑戦しやすくなった。さらにEASYモードではソロで異界ダンジョンに挑戦できるようになる。異界ダンジョンは高レベルプレーヤーにとって「クロニクル装備」を集めるための魅力の場所。今回の改変で、より多くの冒険者が挑戦するようになるだろう。
このほかにも、プレーヤーごとにドロップアイテムが出るようになった「個別ドロップシステム」や、強力な「レジェンダリーアイテム」さらにバランス変更が行なわれた「決闘場Season2」等々、多数の新要素がある。これらは実装後のプレーヤーの評価を待ちたいところだ。
今回の「大転移」アップデートは「アラド戦記」を新たにはじめるのにぴったりの機会だ。今回のアップデートで、全てのプレーヤーが、全く新しいダンジョン、全く新しい冒険を楽しめるようになった。高レベルキャラクターを何体も持っているベテランプレーヤーにとっても新しい冒険はとても楽しみな要素だろう。
一方で過去の世界がなくなってしまうと言うのは、ちょっと寂しい。確かに古くささは感じるところがあるものの、これまでの要素も独特の魅力があったと思う。ゴブリンやミノタウロスなどは異界ダンジョンでも出会えるものの、今後の何らかの追加コンテンツで過去の世界ものぞけるようなコンテンツにも期待したいと感じた。
今回のアップデートでは、これらの「大転移」アップデートに加え、女鬼剣士の2つの新職業「バガボンド」と、「ダークテンプラー」が追加された。この要素は次のページで紹介したい。