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「グランド・セフト・オート オンライン」メディア体験会を開催
「デスマッチ&レースクリエイター」でユーザーの想像力を存分に発揮
(2014/3/6 00:00)
「デスマッチ&レースクリエイター」でユーザーの想像力を存分に発揮
「GTAO」の追加されたコンテンツの目玉は「デスマッチ&レースクリエイター」だ。現在まだベータ版であるが、プレーヤー自身がジョブを作り、アップロードすることが可能になっている。これらはプレーヤー達が遊んで一定以上「高評価」を得ることで、開発スタッフの目に止まり、ロックスター・ゲームスから“認定”を得ることがある。認定されれば、半ば公式の“ジョブ”として世界中のプレイヤーに向けて配信されるのだ。現在30ジョブほどが認定を受けている。
これらのジョブをプレイするにはゲーム内のONLINEメニューからも可能だが、ロックスター・ゲームスのオンラインサービス「ロックスター・ゲームス Social Club」のジョブ検索が便利だ。ここで面白そうなジョブを探しブックマークしておくことで、ゲーム内のONLINEメニューから参加プレーヤーを募ることができる。
「デスマッチ&レースクリエイター」での実際の作成手順も見ることができた。レースの場合はマップ中の場所を決め、チェックポイントを設定していく。武器の使用や、交通量なども設定でき、さらにオブジェクトを設定することも可能だ。だれでも簡単に作成することができる。
デスマッチも同様で、場所を設定してから集合ポイントや復活ポイントを決めるだけでジョブが作れる。「デスマッチ&レースクリエイター」は機能的にシンプルだが、ユーザーが作ったジョブのうち、認定を受けているものはさすがにどれも凝っていて、楽しいものばかりだ。
今回はロックスター・ゲームスに公認されたレースの「4ウェイ・マッドネス」をプレイした。大通りの十字路にジャンプ台が設定されており、参加者は頻繁にジャンプし交差する。このコースではアイテムが入手でき、ミサイルを撃ったり、ダッシュできる。ジャンプし、ぶつかり、ミサイルを撃つ。わいわい楽しめる非常に楽しいジョブだ。このハチャメチャなレースでトップを狙うも良し、ひたすら邪魔に徹するも良いだろう。
ロックスター・ゲームス Social Clubはブラウザ上で様々なユーザーが作ったジョブを見ることができる。認定ジョブはどれも興味深い。巨大な橋を舞台にしたデスマッチ「死の橋」や、バイクで山間部を越える「丘を越えて2」なども面白そうだ。ロックスター・ゲームス Social Clubの盛り上がりは、今回体験会に参加して改めて魅力に気づかされたポイントだった。今後ユーザー達がどんなコンテンツを作っていくかも楽しみだ。また、現在でもプレーヤー達がチームを作れるコミュニティ“クルー”に階級制を導入しているが、今後もプレーヤーの繋がりも強化していく。ロックスター・ゲームス Social Clubのコミュニティ機能強化も期待できそうだ。
体験会ではゲーム体験に加え、気になる今後の展開について質問をぶつけてみた。現在、日本の「GTAO」は海外と別サーバーになっている。ロックスター・ゲームスは「GTAO」開始直後から「いずれ日本サーバーと海外サーバーを合流させたい」とコメントしていたが、まだ実現していない。
「『GTAIV』の時は国内のプレーヤーからサーバーを一緒にして欲しいという声が大きかったのだが、『GTAV』では日本のコミュニティも充分に盛り上がっていることから、満足しているプレーヤーも多く、将来的なサーバー統合は検討が続いているものの、現時点ではスケジュールとして決まっていない」ということだ。
また、「強盗ミッション」の登場も「GTAO」実装当初からアナウンスされていたが、まだ実現していない。これまでは無料のアップデートが続いていたが、有料のDLCは今後出てくるのだろうか? 今回のメディア向け体験会に関しては、何らかの大きな発表を見越し、今の時期にもう1度「GTAO」をアピールしておきたいという意図もあるのかも知れない。「強盗ミッション」も含め、今後のアップデート計画に関しての発表に期待したい。
ロックスターゲームスは「GTAO」は「GTA」シリーズの“将来像”を常に提示する存在であり、長期間プレーヤーに楽しんでもらうために作られたコンテンツであり、これからも拡張を続け、様々な要素が盛りこまれていくと発表している。全世界で「GTAV」をプレイしたユーザーのうち、70%が「GTAO」をプレイした経験を持つ、というデータもあるという。日本の「GTAO」も予想を上回る人気を博しており、一般のプレーヤーが今回のメディア体験会のようにゲームの開発者と一緒にプレイする機会もあるかもしれないという。国内サーバーでも開発者の参戦イベントなどが企画されるかもしれないとのことだ。
今回紹介した要素は全て現在サービスしている「GTAO」で遊べる要素である。「GTAV」を持っているユーザーなら誰でも無料で楽しめる要素だ。オンラインでは「GTAV」とは一味違った楽しさが体験できる。今後のアップデート、近く発表される要素というのも非常に楽しみだ。ぜひ「GTAO」に参加し、楽しい「GTA」ライフを過ごして欲しい。
(C)2013 Rockstar Games, Inc.