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2K、マルチプレイサバイバルアクション「Evolve」体験会を開催
岩を投げ、火を吐く、進化するモンスター、ゴライアス
(2014/2/21 00:00)
岩を投げ、火を吐く、進化するモンスター、ゴライアス
手強いハンター4人と戦うゴライアス側の時は、まずとにかく逃げること、捕食し進化することが最優先だ。ゴライアスは手を振り回す通常攻撃、捕食の他、4つの特殊攻撃、そしてスニークがある。さらに“嗅ぐ”ことで、周囲の状態を知ることができる。ゴライアスは野生動物を補食することができる。野生動物を打ち倒し、その身体を食らうことで「進化メーター」を上昇させることができる。メーターが一杯になると進化が可能だ。
ゴライアスはハンターがマップに到着する前、スタート時に自由に動ける30秒のアドバンテージがある。この時、足跡が読まれることを覚悟で遠くまで行くか、移動速度は下がるが足跡のつかないスニークで移動するのもいいだろう。わざと移動せず、ハンターを待ち構えるということもできる。
筆者がゴライアスをプレイしたときは、うまく逃げられず、あっという間に居場所がバレてしまった。敵のライフルはかなりの射程があり、撃たれているときは捕食ができないので序盤で見つかってしまうとじり貧になる。ここは経験を積んでいくしかないと感じた。モンスターは体力の他、「アーマー」というゲージがある。このアーマーは捕食することで回復し、進化すると体力も戻る。あきらめずに何とかハンターの視界から逃れられれば、逆転の目は充分にある。また、進化していない状態でも1対1ならば有利に戦えるので、追跡に夢中になってしまって孤立したハンターがいたら、すかさず倒しておきたい。
何度かプレイを重ねることで見えてきたのは、スニークと地形を活用したゴライアスはハンター側がとても見つけにくいということだ。スニークを使えば移動速度は落ちるものの、足跡は残らないし、鳥も飛ばなくなる。モンスターは“嗅ぐ”ことでハンターの位置もわかるので、冷静に能力を活用すればかなり逃げ回れる。そして野生動物を積極的に補食することで進化していくことができるのだ。
もちろんゴライアスは強力な戦闘力を持っている。4つのアビリティはどれもハンター達の大きな脅威となる。「Rock Throw」は岩を持ちあげて投げつける強力なアビリティ。ゴライアスにとって貴重な遠距離攻撃だ。「Leap Attack」はジャンプし着地地点にダメージを与える技だ。「Fire Breath」は前方範囲に継続ダメージを与える炎の息。「Charge」は突進攻撃だ。最初の段階では4つのうち2つを取得でき、その後進化するごとに1つ能力を増やすことができる。
モンスター側、ハンター側をそれぞれプレイして得た教訓は「まず見つからないこと」が第一で、見つかった場合は距離を取りつつ、孤立したハンターに対しては容赦なく、徹底して攻撃を与えることが有効だということだ。中途半端にハンターを放置しておくと遠距離から弾を当てられ、捕食も進化もできない状態になってしまう。敵の視界からいかに逃れるかが重要だと感じた。
3段階まで進化すれば、モンスターは大暴れできる。4つのアビリティをガンガン使い、火を吐き、ハンターをなぎ倒す大怪獣気分を満喫できる。モンスター側の勝利条件は、ハンターの全滅に加え、「ジェネレーターの破壊」がある。マップには基地もあり、ここにあるジェネレーターを破壊しても勝ちなのだ。ハンター側はモンスターにメンバーが倒された場合、再び4人揃うためにはドロップシップの降下を待つ必要がある。こういったときはハンターは時間稼ぎをするが、モンスター側は深追いせず、ジェネレーター破壊も狙いたい。
「Evolve」はかなりエキサイティングなゲームだ。ハンター側の追い詰められていく感覚、モンスター側の逃げ回る気持ち、そして逆転したときの気持ち。まずはひたすらやり込み、マップを覚え、特性を理解したいと感じた。もっともっとうまくなりたいと思った数時間のプレイでは物足りない。発売が待ち遠しい。
一方で“製品版”としてどうなっていくかも興味のあるところだ。ハンターや、モンスターの種類が増えていき、ゲーム性が変わっていくというところは魅力だが、繰り返しプレイしたリワードなどはどうなるのだろうか? コンセプトは非常に魅力的だが、長く遊ばせるための施策も気になるところだ。「Evolve」は今回の「Hunt」以外にもゲームモードも用意されるという。続報を期待したいし、可能なら体験版などで、発売より早くこの4対1の戦いを楽しみたい。