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カプコン、PS3「戦国BASARA4」プレミアム体験会 ~品川大合戦~を開催
(2013/12/16 00:00)
カプコンは、2014年1月23日に発売予定のPS3用スタイリッシュ英雄(HERO)アクション「戦国BASARA4」のイベント「『戦国BASARA4』プレミアム体験会 ~品川大合戦~」を開催した。ここではプレス体験会およびユーザーイベント1部の模様をお届けする。
「プレミアム体験会 ~品川大合戦~」は、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが運営するコミュニティサイト「プレコミュ」登録者を対象としたイベント。事前の募集に当選したユーザーが3部にわけて招待され、小林裕幸エグゼクティブプロデューサーと山本真ディレクターのトークセッション、「戦国BASARA4」体験会とゲーム大会が行なわれた。
未公開の4人を含め、全40人が総登場するプロモーション映像が上映された後、小林氏がゲーム概要を説明。“戦国創世”というテーマについて、山本氏は「『3』で関ケ原をやったので『戦国時代さえ創ってしまおうか!?』と、それ以上のスケールを求めた。政宗vs幸村ではなく、政宗vs三成というポジションも『4』らしいと思っている。敵の新武将『足利義輝』は本当に強い武将! 戦国時代のスタートを切るにふさわしい」とコメント。
続けて、ゲームのなかに決断力と判断力を加えたという「戦友システム」、発動させると周囲がスローになり和風の演出とともに敵が倒れていく「粋の至り」、創るというテーマに基づき「戯画も作ってみようかなと思って(山本氏)」と取り入れられた戦友と協力して繰り出す超絶技「戯画バサラ技」、“○×の陣”をバサラ的に表現したという雑兵たちの組み体操「陣形合体」など、新要素の数々に言及。
実機を使ったデモでは、山本氏が戦国創世モードの概要を説明。使用武将は「(主君の)尼子晴久を探して全国を旅している(小林氏)」という山中鹿之助。進軍画面では、プレイするたびにランダムで変化するという“各勢力の動向”が報告される。余談ながら、進軍する様子は、山中鹿之助であれば師匠の鹿「おやっさん」とともにひた走る鹿之助が、徳川家康であれば本多忠勝の上で仁王立ちのまま飛行など、キャラクターごとに“らしい”様子になっているのがポイント。天候や周囲の風景などもそのリアルタイムで変化していく。なお、進軍中の音声はスタートボタンを押せばいつでもリピートが可能だ。
戦闘パートの実演は、自由合戦モードを使用。ステージ(戦場)は薩摩・内城を選択。山中鹿之助の武器はヌンチャクで、初期状態の戦友は前田慶次。戦友は、ゲームを進めていくと他の武将も選べるようになるという。破天荒なキャラクターが居並ぶ「BASARA」シリーズだが、山中鹿之助とおやっさんの存在感は群を抜いている印象。おやっさんが口にくわえた鹿之助を振り回して敵に叩きつけたり、おやっさんと鹿之助でテニスのラリーよろしく連続で敵を攻撃したり、鹿之助が投げた“鹿せんべい”をおやっさんが追いかけてそのまま敵に突進などなど、まさにやりたい放題。ユーザーの部では、そんなおやっさんと鹿之助が「かわいい!」と大好評。ユーモラスな姿が映るたび、客席から歓声があがっていた。
戦友システムは、L2ボタンを押すと地面に“輪(リング)”が表示され、L2押しっぱなしもしくは右スティックで移動。ボタンを離した際、輪のなかに捉えた敵を自動攻撃してくれる。敵のザコや武将だけでなく、陣を指定して攻撃させることも可能。ここで敵の兵士たちが、陣形合体で鹿之助とおやっさんの行く手に立ちはだかる。背後で指示を出している軍師を倒せば陣形は崩れるが、小林氏によれば「陣形合体は見た目の面白さで、全然強くはない」といい、続けて山本氏が「合体する瞬間を狙うと(ヒット数を)稼ぎやすい」と攻略のポイントを教えてくれた。
山本氏によれば、出現する敵の数は前作の倍以上。武将と戦友だけでなく、砲台を使い敵を狙い撃ちするシューティングシーンなど、ステージごとに特色ある仕掛けが満載。薩摩・内城では、島津家が得意とした戦法「釣り野伏せ」が登場。BASRA風「釣り野伏せ」、はたしてどのようなものか……は製品版をプレイしてのお楽しみ。ちなみに、誘い込まれたときの状況はプレイの仕方によって変化するという。このあたりの“ステージ攻略の幅”も「戦国BASRA4」の重要なポイントといえる。
続いて披露されたのは、アーティスト「T.M.Revolution 西川貴教」さんとガールズバンド「SCANDAL」からのビデオレター。本作のオープニングテーマ「Count ZERO(T.M.Revolution)」、エンディングテーマ「Runners High(SCANDAL)」を収録したスプリットシングル「Count ZERO | Runners High ~戦国BASARA4 EP~」のリリースが決定。2014年2月12日発売予定で、価格は「戦国BASARA4」オリジナルムービーとT.M.RevolutionとSCANDAL撮り下ろしオリジナル番組が収録されたDVDつきの初回生産限定盤が1,800円、両アーティスト本人の絵柄ステッカー2枚組が封入された初回仕様限定盤が1,223円(税別、品番:ESCL 4158)。
既にチケットが完売となっている「戦国BASARA4 バサラ祭2014 ~新春の宴~」は、全国14館にて夜の部のライブビューイングを実施。2014年1月19日18時30分開演で、価格は3,000円(税込:全席指定)。一般先行購入抽選が12月13日10時~12月23日22時まで。一般発売は2014年1月6日10時~。石田三成役の関智一さんの参戦も決定。詳細はイベント特設サイト(http://www.tablier.co.jp/event/bm2014/)をチェックして欲しいとしている。
「戦国BASARA4 × 大江戸温泉物語 ~大江戸温泉に進軍!~」は、前回も好評を博した東京・お台場の温泉テーマパーク「大江戸温泉物語」とのコラボ企画。プレミアム特典つきスタンプラリー(500円:税込)を購入し武将とともに天下統一を目指すというもので、10種類以上の限定オリジナルグッズ、アトラクション、コラボフードを用意。期間は2014年1月18日~2月11日まで。利用には大江戸温泉物語(http://www.ooedoonsen.jp/daiba/)への入館料が別途必要になる。
トークセッションの最後には「戦国BASARA4」ダウンロード版の発売がアナウンスされた。PlayStation Storeにて、2014年1月9日~19日まで予約受付を開始。2014年1月23日発売予定で、価格は6,990円。
一足お先に「戦国BASARA4」製品版・戦国創世モードをプレイ!
本イベントでは、約40分と限られた時間ではあったが「戦国BASARA4」製品版の戦国創世モードをプレイすることができた。
戦国創世は、小林氏と山本氏のトークセッションでも触れられたとおり、プレイするたびに新たな展開が待ち受けるスルメのようなモード。一般的なアクションゲームは「一応クリアしちゃったし、もういいかな?」となりがちだが、本モードは武将それぞれのエピソードを掘り下げる「ドラマルート」、さらに一部武将は「アニメルート」まで用意されるといった念の入りようで、進軍ごとに難易度、恩賞、BGMなど自在にエディット可能。ボリュームに関する不安は、ほぼ皆無といっていい。
続いては、気になっていた戦友システムをチェック。既報の記事や公式サイトで事前情報はチェック済みながら「自分の武将を操作しながら、平行して戦友を自在に操れるものなのか? 実際やってみないとわからないよね」と思っていた……のだが、そんな疑念はすぐに氷解。
L2ボタンを押してリングを動かし、戦って欲しいターゲットが入ったら離すだけ。慣れてくると自分の攻撃タイミングにあわせて使えるようになり、コンボがぐんぐん伸びていく。簡単操作にも関わらず、使い方次第で凄まじい“伸び代”が期待できる。プレーヤー武将同様、戦友も戦闘中にレベルアップしていくため「使えば使うほど強くなる」という、実に「BASARA」シリーズらしいアグレッシブさがいい。試遊時間ではさすがに無理だったが、戦友のレベルが一定になると自分の武将と同様に操作できるようになる。武将と戦友を切り替えるコンビネーション攻撃は、凄まじいコンボを実現してくれそうだ。
公式サイトのムービーなどで見られる、キレッキレの武将たちのモーション。「難しそうなゲームだなぁ」と尻込みする人もいるかもしれないが、実際そんなことはない。極端な話、□ボタン連打だけでも凄まじい攻撃が畳み掛けるように繰り出されるし、慣れてきたらボタン長押しや△ボタンなどの発展パターンを少しずつ試していけばいい。
ステージ中に得た経験値ですぐにレベルアップしていく「リアルタイムレベルアップ」システムも秀逸の一言で、パワーアップの実感しやすさから、初心者でもグイグイ引っ張られるかのように気持ちよく遊べる。その一方で、武器の強化やステージごとの際立った特色のつけかたなど、中~上級者も十二分に楽しめるようきちんと深みが与えられている点も好印象。発売日が待ちきれない人は、12月21日~22日に開催される「ジャンプフェスタ2014」などプレイアブル出展の機会をぜひチェックしていただきたい。