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【連載】「艦これ」北上さま推し提督が挑む「鉄底海峡」全力日記・最終回
E-5「サーモン海域」惨敗記念! 「鉄底海峡」大反省スペシャル
(2013/11/28 13:03)
11月27日、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」の秋の特別イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」が終了した。
北上さまを愛でつつ半端なスペックで「鉄底海峡」に全力突入を敢行するという本連載。筆者は奇跡の第4海域「アイアンボトムサウンド」クリアを果たした前回に引き続き、鼻息を荒くして第5海域「サーモン海域最深部」へと挑んでいった。
結果から申し上げると、これが大惨敗を喫した。E-4をクリアできればE-5は楽勝という噂がまことしやかに囁かれている中で、なぜ敗戦を喫することになったのか。今回は大反省スペシャルということで、敗戦の原因を泣きながら考察しつつ、「鉄底海峡」全体も振り返ってみたい。
なおきっちり「武蔵」を獲得したプレイガイド第4回に「サーモン海域最深部」の全貌が書かれているので、細かい内容についてはこちらを参照していただきたい。
昼戦スタートのボスエリアに撃沈した反省の弁をどうぞ
「サーモン海域最深部」は、夜戦から始まる「夜戦突入」の海域となっている。今回のイベントで夜戦突入には慣れたものだったが、ボスエリアを始めとした終着エリアで昼戦からスタートすることがこの海域での最大の特徴となっていた。
夜戦での砲撃戦をかいくぐってボスエリアにたどり着くのが運勝負であるというのはイベントで何度も経験していることであったが、最終的にはこのボスエリアが超えられない壁として立ちはだかった印象がある。
というのも、夜戦では究極的には1発の砲撃勝負を順番に行なっていくため、相手艦隊への砲撃順序さえ良ければ完全勝利も十分にありえる。これによってE-4までは多少のスペック差をごまかしつつボス撃破までたどり着くことも可能だったかもしれないが、裏を返せば昼戦スタートではこの“ごまかし”が全く効かない。
今回主力となったのは、金剛型戦艦×2、重巡洋艦×2、重雷装巡洋艦×2という組み合わせ。対戦回数3回の中央ルートよりも2回でボスまで到達できる北ルートの方が生き残る可能性が高かったので、こちらを選択した。
艦隊の負けパターンとなっていたのは、道中での大破撤退に加えて、ボスエリアでの大破続出だ。支援艦隊が到着しようがしまいが、敵艦隊の砲撃によって最低でも1隻から2隻が大破し、続く夜戦で攻撃回数が減ってしまう(大破すると夜戦で攻撃参加できない)という現象が非常に多く起きた。
これらの状況を踏まえた上で、反省点として挙げられるのは以下の2つだ。
○反省点その1:資材の準備不足
まず第1の反省点としては、資材の準備不足が挙げられる。これは鋼材を使いきって勝利したE-4がクリティカルに影響しているのだが、すり減らした資材を十分に回復させることができなかったことが原因だ。
E-4クリアからE-5挑戦までは1周間という期間があったが、E-4での鋼材が豪快に減っていった記憶に引きずられ、遠征では主に鋼材を増やすものを回していた。おかげで鋼材は18,000以上になったが、燃料は15,000ほどに留まる。燃料21,000を費やしたというプレイガイド編を鑑みればせめて回復上限値くらいまでには伸ばしたかった。
この海域では支援艦隊がキーとなっていて燃料を消費しやすく、実際最終的には燃料が底を突くという幕切れだったので、資材確保の準備からミスはあったと言える。
○反省点その2:とにかく艦隊のレベルがアダ
そして艦隊全体のレベルが低いというのが何と言っても最大の敗因。金剛改二はレベル77で及第点として、重巡洋艦が最大でレベル40ほどの衣笠しかいなかったというのが非常に辛い。特に重巡洋艦が道中で大破することが多く、その度に帰還し、キラキラはなくなり、支援艦隊は無駄になり……という悪循環がグルグルと回り続けていた。
さらに上記のようにボス戦で大破が量産され、結果として燃料が大量に消失、ボスへの大ダメージが見込めないままズルズルと敗戦に追い込まれていく、いわゆるジリ貧状態となっていた。その挑戦時間、のべ9時間ほど。北上さまが最後まで最強だったのが救いだった。
というわけで、「あわよくば武蔵も取れるのでは」とニヤついていた筆者の表情は突入開始直後より凍りついたまま一切回復することなく、工夫したらどうにかなるというレベルにも至らず、そのまま「戦艦棲姫」になぶられるようにして鉄底海峡に沈んでいったのでした。辛い体験だった……。
「阿賀野」ゲットなど「鉄底海峡」では得るものもあった
終了したものをうだうだ言っていても仕方ないので、E-5を含め、イベント全体で良かった点にも触れておきたい。
○「阿賀野」を獲得できた
E-5で唯一良かったのは、ドロップで阿賀野型軽巡洋艦一番艦「阿賀野」が手に入ったこと。武蔵こそ獲得ならなかったものの、それ以外のイベントの最初に告知された新艦娘はすべて揃ったことになる。地獄で仏に会ったような気持ちになり、挑戦中のストレスがだいぶ解消されたように思う。
○ついでに「伊58」と「夕雲」を獲得できた
非常に個人的な話になるが、なかなか珍しい「伊58」と「夕雲」がイベント中にゲットできた。特に「伊58」は手持ち3隻目の潜水艦となり、潜水艦が必要な新しい任務を達成できたのが嬉しい。以前も少し触れた「伊168」がいれば4隻揃うが……轟沈させて手元にいない。
話が逸れるが、「伊168」は完全なるミスでの轟沈だった。E-4での「利根」轟沈とは全く状況が違い、進撃・撤退の選択画面のままちょっと席を外している間に「伊168」大破を忘れ、まさかの大破進撃を敢行。もはやどの海域かも覚えていないが、開戦してみてびっくり、赤く染まっている「伊168」をそこで初めて思い出した。そして「伊168」は敵艦隊の集中砲撃をくらい……あとは言わずもがな。
見慣れないアクションが起きたと思ったら「艦娘轟沈」の4文字が画面に現われ「伊168」が去った。「伊168」は夏のイベントで手に入れており、以降建造を繰り返しているが、「伊168」に再会する気配がない。そこに来ての「伊58」ゲットということで、嬉しくもありながら「伊168」轟沈が悲しく思い出されることとなった。
○艦隊のレベルがだいぶ底上げされた
気付けば北上さまと大井っち、また金剛も改二になり、北上さまについてはいつの間にかレベル72になっていた。司令部レベルも突入直後の61から70とジャンプアップし、濃密なイベント集中が艦隊全体に大きな経験値をもたらしたことを感じさせる。
○ボーキサイトが余りまくった
振り返れば昼戦でスタートするE-3以外ほとんど活躍する場面のなかった空母。おかげでボーキサイトはまったく消費せず、むしろ増えるという事態に。これから通常進行に戻ることを考えると、増えにくいボーキサイトが余っているのは良い点と言えるだろう。
全体の総括としては、とにかく消耗が激しいイベントだったということ。戦力ゲージが回復するということで思わず焦り、提督自身が連続して時間を割ける環境にないとなかなか攻略が厳しいというものになっていた。
全力突入した経験からすれば、そんな時間もクリアすればオールOK&いい思い出、敗北すればひたすら辛いという両極端な感想が残る。武蔵以外は全部獲得できた筆者は、全体として楽しいイベントだったなと思う一方で、これが毎回だと辛いものがあると感じているのが正直なところだ。
今回のイベントで利根を失ったことが遺恨として残るが、これはもう自分のせいとしか言い様がないので真摯に捉え、これからの提督ライフを邁進したいと思う。まだまだやり残していることはたくさんあるので、今後もじっくりと艦娘を育てていきたい。その前に、まずは休憩させてください……。