ニュース
【連載】「艦これ」北上さま推し提督が挑む「鉄底海峡」全力日記・その3
艦娘轟沈、資源は枯渇! 絶望を見た「鉄底」の先にあったものとは?
(2013/11/21 00:00)
見事「武蔵」獲りまで到達したプレイガイド編を横目に、苦しむ筆者の姿があった。目の前にあるのは、第4海域の「鉄底海峡」こと「アイアンボトムサウンド」。質よりも数の勝負ということで、高速修復材もどんどん投入して全力で突っ込んだのはいいが……。
ハイパー北上さまに敬意を込めながらお送りする本連載3回目は、辛うじてクリアしたE-3「サンタクロース諸島海域」に引き続き、「アイアンボトムサウンド」へと挑戦する。なおエリアの詳細はプレイガイドに詳しく書かれているのでそちらをご覧いただきたい。E-3でも苦労した当艦隊に一抹の不安を感じつつ、240個ほどまで膨らませた高速修復材を頼りに猛アタックを試みた!
北上さまがめっぽう強い! 航空戦艦も投入してのブイブイ構成
当艦隊での特筆すべき事項としては、北上さまをはじめとする重雷装巡洋艦が夜戦で超強いということだ。これは途中で気づいたのだが、ひとたび出撃すれば、戦艦を差し置いてMVPをガンガン取りまくる。MVPを取りすぎて他の艦娘に回してくれてもいいんだけどな、と思うくらいに強いので、重雷装巡洋艦のメンバー入りはかなりオススメだ。
今回の挑戦は、戦艦(金剛型)×2、重雷装巡洋艦×2、重巡洋艦×2を中心とした布陣で挑んでいった。火力が期待できる順に構成していくという作戦で、途中で金剛型戦艦を増やしてみたところ思いっきり別ルートに進行してしまったので2隻に留まっている。なお火力は弱めだが、駆逐艦も何度か試しており、他の艦艇よりも弾を避けてくれる印象があったため困ったら駆逐艦を入れるようにしていた。
ちなみに艦艇のレベルは最高が金剛のレベル69、最低が鳥海のレベル32。重巡洋艦の準備不足が気になるところではある。
さて出撃中の状況だが、中破、大破の連続である。ボス以前の問題で、艦娘たちがボンボンと破壊されていく。もちろんキラ付けも順次行なっていったが、キラ付けした艦娘が1エリア目で大破するという場面も続出。これは苦心しそうなスタートだ……。
ただボス直前までのルートは固定されていたので、何度も出撃するうちに運が良ければボスまでたどり着くという場面が少しずつ出てきた。三式弾のさの字のも知らないこの頃は「全然ボスの体力が減らない……」と焦ったものだが、三式弾を戦艦に装備させてからようやく戦力ゲージを削り始めることができた。
ちなみに三式弾は急ごしらえに開発できた3つのみ。2つは戦艦に搭載するとして、あと1つはどうするか。重巡洋艦に載せても良いが、どうせならより高い火力を持った艦艇に載せたい。悩んだ末、航空戦艦の山城に登場願うことにした。
戦艦を増やすとルートへの影響が心配になるところだが、実際に試したところ問題なさそうな様子だったので、勢いでこの作戦を決行。まだまだ余る高速修復材にものを言わせてブイブイ行くぞ! ブイブイ!
利根逝く! 鋼材尽き果てたその先には……
ブイブイ言わせた結果、何が起きたか。「利根」が轟沈(ロスト)した……。
状況はボス戦、戦艦タ級のカットイン攻撃に沈んでいった。原因ははっきり言って筆者の怠慢で、直前のエリアで大破していたにも関わらず、強行出撃を試みたからだ。ブイブイ中だったため「利根なら轟沈しても仕方ない!」という打算がなかったわけではない。
しかし実際に失ってみると精神的に非常に辛い。利根とは初期の頃からの長い付き合いであり、見た目とギャップを感じさせる古臭い喋り方は嫌いじゃなかった。そんな思い出が蘇ってくる。利根さん、ごめんなさい。
利根が身を挺してくれたおかげでボスへのダメージは多少確保できたが、このようなギャンブルはいつまでも続けていられない。大事に育てきた艦娘を轟沈させてもいいことなんて1つもないと身に沁みてわかったので、応急修理要員をメンバーに装備させることにした。
今回の夜戦では、艦隊をしっかりと連撃仕様にしておくことが重要になっているため、砲撃を3つ積めずスロットが余る傾向がある。そこにダメージコントロールアイテムを当てはめるとぴったりなので、この処置はメリットが大きいと思う。
そんなこんなでボスのゲージも残り7分の1ほど。残りわずかなのだが、ここで再び問題発生。残りの鋼材が24となり、出撃が立ち行かなくなってしまった。原因を思い返せば、ブイブイ攻める直前に起用した山城だろう。戦艦系はとにかく修理に鋼材を消費するのだが、鋼材浪費のケアに思考が行かなかった。最後まで重巡洋艦を採用していれば、もう少し挑戦できたのではないだろうか。
この時点で、残り高速修復材は130個ほど。個数的にはまだまだ余裕がある分、資材が尽きての挑戦失敗は手痛い。
……しかし失った利根のためにも、ここで諦める訳にはいかない。余っている装備を廃棄し、艦娘を解体し、なんとか鋼材を絞りだす。絞り出した鋼材は500ほど。どう多く見積もっても、数回しか出撃できない状況だ。
できることはやろうと、疲労を抜き、キラ付けを行ない、三式弾を装備する艦娘を後半に位置させた。構成は重雷装巡洋艦×2、重巡洋艦×2、金剛型戦艦×2。夜戦では上から順番に攻撃していくため、後ろに配置していればその分攻撃が後回しになる。前半の艦娘が他の敵を片付けてくれれば、三式弾装備の艦娘が旗艦を狙い撃ちにしてくれる、という作戦だ。
そして結果を祈っていると……2連続で旗艦を撃破できた! 戦力ゲージは旗艦の撃破と共に破壊され、海域クリアと相成った。残り鋼材235。途中大きな休憩を挟んだが、挑戦に割いた時間は延べ8時間ほど。運の良い、そしてギリギリすぎる勝利だ。
装備もレベルも、作戦も不十分すぎたが、なんとか勝利を拾った。撃破ボーナスは潜水艦「伊8」。潜水艦といえば筆者は過去に伊168をよもやのミスで轟沈させているという悲しい過去があるのだが、それはまた別のお話。
多くの提督がご存知の通り、海域には続きがある。それが第5海域「サーモン海域最深部」だ。筆者はイベント期間延長の恩恵を確実に受けており、まずは資材を貯めるところから仕切り直したい。北上さま推し提督の全力出撃はまだ続く……。