ニュース
「バットマン:アーカム・ビギンズ」、多彩な新要素が明らかに
新装備ショックグローブやリモートクローで強敵に立ち向かえ!
(2013/9/21 02:26)
ワーナー・ホーム・ビデオは、東京ゲームショウの会期中に12月5日発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360/Wii U用アクション「バットマン:アーカム・ビギンズ」のプレス向け説明会を行なった。
説明会では本作のディレクターを務めるWarner Bros GAMESのEric Holmes氏より、ゲームの基本要素や、前作に比べパワーアップしている要素などが語られた。「バットマン:アーカム・ビギンズ」ははこれまで発売された「アーカム」シリーズより前の時代を描いている。バットマンやヴィランは前作より若く設定されており、ファンにとっては彼らのキャラクター表現は大きな楽しみとなる。
アーカム(ゴッサム)シティは前作以上に美しく、大きなゲームフィールドとなった。敵さらに手強くなり、バットマンも様々な新装備を繰り出して対抗するという、魅力たっぷりの作品となっている。
市民が息を潜めるアーカムシティで、壮絶な戦いの幕が上がる
今回の舞台となるアーカムシティは前作で刑務所と化してしまったが、過去を描く本作では犯罪が多いが華やかさも感じられる街となっている。クリスマスイブでアーカムシティには雪が降っている。
バットマンは実業家としての顔も持つブラックマスクから多額の賞金をかけられ、多くのヴィランから狙われることとなる。またこの時期のバットマンはゴードン警部との付き合いも浅く、警察からも追われる存在だ。敵だらけの状況の中、バットマンはブラックマスクと決着をつけるべく、夜が迫るアーカムシティの空を飛ぶ。
デモの内容は前半はE3でのプレゼンテーションと同じため細かい展開に関しては、こちらを参考にして欲しい。E3と異なる点は、今回は日本語版でデモが行なわれたというところだ。ローカライズに関しては、本作はこれまでと同様、英語音声日本語字幕となる。
「バットマン:アーカム・ビギンズ」では敵がパワーアップしている。様々な場所で敵が待ち受けているだけでなく、爆弾魔が街のあちこちに爆弾を仕掛けているなど、サブクエストの要素も充実している。敵は鎧を着けていたり、こちらの攻撃にカウンターを仕掛けてきたりと、より駆け引きが楽しめるようになっている。
また、「捜査モード」も強化され、敵の武器を把握し戦いを有利に進める事も可能となった。さらにバットコンピュータと連動させることで状況を巻き戻したり早送りした映像をゴーグルに映し出すことが可能になり、さらに複雑な分析と調査が可能となった。
そして何よりも広大なアーカムシティが楽しい。今作は前作の2倍の広さを持ち、街の明かりも美しい。ただし建物の外を歩いている人は少ない。ブラックマスクが大きくバットマンへ賞金を掛けたことを宣伝したため巻き込まれる事を恐れた市民は扉や窓を固く閉ざしてしまっているという。
犯罪者があちこちでバットマンを待ちかまえており、警察もバットマンを追いかけている中で、市民はバットマンが巻き起こした戦いに怯えている。街に平和をもたらそうと活動しているバットマンだが、彼の存在が市民を圧迫しているという事実は、彼の心に重くのしかかってくると言う。
アーカムシティを探索したり、進化した捜査モードを活用して事件の謎を解き明かす要素は、プレイステーションブースの「バットマン:アーカム・ビギンズ」の試遊台で体験できる。ぜひプレイして欲しい。
今回のデモでは更なる要素が明らかになった。1つが「リモートクロー」これは鍵爪とロープを発射するワイヤーガンに似た装備で敵同士をワイヤーで繋げてぶつけたり、壁からつり下げたり、障害物と敵をぶつけたりできる。活用すれば、これまで以上にバットマンの戦いが楽になる。
また「ショックグローブ」も興味深い新兵器だ。衝撃でエネルギーをチャージする能力があり、コンボを繋げると充電させ、パンチに電撃ダメージを加えられるようになる。敵が強力になっている中で、心強い武器となりそうだ。コンボを繋げないと発動しないという、テクニカルなところも本作らしい。
デモの後半では空飛ぶ放火魔「ファイアフライ」との対決になる。今回は対決寸前、というところでデモは終了したが、これまでは地上の敵が多かったが、彼との戦いは空中戦の要素も多分に盛りこまれそうである。
今回改めてデモを見て「バットマン:アーカム・ビギンズ」の待ちの作りこみや進化したコンバットシステム、新たなガジェットが確認でき本作を早くプレイしたい、という気持ちが強くなった。これまでの作品以上にテクニカルなところを感じさせるが、うまく活用できれば、かなりカッコイイゲームプレイができそうである。発売が楽しみである。