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「MHF-G」、「G3」アップデートインタビュー
歌姫やパートナーにかけた思いとは? 「G4」の新武器種の情報も!
(2013/10/11 15:00)
「モンスターハンター フロンティアG」(MHF-G)の大型アップデート「G3」が10月16日に実施される。タイトルを改名してから3度目となる今回のアップデートでは、新モンスターの追加のほか、歌姫やパートナーといった新コンテンツの追加も予定されている。
「MHF-G」では、11月20日にプレイステーション 3版、12月11日にWii U版の狩猟解禁も予定している。これに加えて、PC版では3つあったサーバーを1つに統合する作業が9月に行なわれており、とても慌ただしい状況となっている。
これらの話題について、「MHF-G」プロデューサーの杉浦一徳氏と、ディレクターの木本龍己氏にインタビューを行なった。詳細なアップデート内容については、弊誌のニュースや公式プレビューサイトなどを参照していただきつつ、本稿をご覧いただければ幸いだ。
吸血に肉質変化、そして……。3体の新モンスターに注目!
――「G2」のインタビューでは「MHF-G」の厳しい状況が垣間見られましたが、実装からしばらく経って今の様子はいかがですか?
杉浦氏: 「G1」で5点だったものが、「G2」で50点くらいにはできたかなと思っています。そして「G3」で巻き返しを図り、来年の「G4」で真の「G1」にしたいと思います。「G3」でようやく歌姫が入るのですが、これが「G1」で用意できていればお客様の受ける印象もまた変わったのではないかなと思います。
――以前からずっと期待していて欲しいとおっしゃっていた新コンテンツが、この歌姫ということですよね。
杉浦氏: そうですね。それ以外にもう1つ、狩りに同行してくれる自分専用のラスタとして「パートナー」を用意しています。これはWii U版が発売後の12月にリリースしようと思っています。モンスターは当然見どころになるとして、歌姫とパートナーの2つが「G3」の目玉になると思います。そしてようやく「G4」で新武器種ですね。「G1」からスタートした方と、「G3」、「G4」からスタートした方では、ゲームに驚くような差が見えると思います。
――では早速「G3」の内容について伺います。まずは新モンスターについて教えてください。
木本氏: 新モンスターは今回、3体用意しています。1つは海竜種の「バルラガル」です。吸血を行なうモンスターで、管状になった舌を相手に突き刺して血を吸います。剛種とG級(☆7)に登場します。特徴は吸血した相手の属性を得ることで、「ドスイーオス」を吸うと毒の状態異常を持ちます。吸血は大型モンスターとハンターが対象で、ハンターの血を吸うと体表面が赤くなり、血を吸って鉄分を得たような印象で、武器の斬れ味を鈍らせたり、ガンナーが装填した弾をダメにする攻撃を繰り出します。
――吸血している最中は、他のハンターからは攻撃のチャンスに見えますね。
木本氏: 1人をエサに吸血させて他の3人が攻撃するというのもアリです。吸血した相手の特徴を得た「バルラガル」の攻撃を、どう避けて狩るかがポイントですね。あと「バルラガル」の防具には「吸血」スキルがあります。攻撃すると一定確率で体力が回復します。ガンナーにも付きますが、発動率は剣士と異なる予定です。
――2つ目の新モンスターは、「リオレウス」をベースにしたものですね。
木本氏: 「ゼルレウス」というモンスターです。ハンターが攻撃を加えると、その戦い方に応じて体の形態を変えるという特徴を持ちます。登場するのは剛種と、今回初めて実装される「烈種」です。SR帯におけるHC(ハードコア)モンスターの上位版が覇種とすると、「G2」で実装したG級HCモンスターの上位版が烈種となります。今のところ最高難易度の存在となります。
――極限征伐戦とは別の意味で、強いモンスターということですね。
木本氏: そうなります。「ゼルレウス」の防具には、「適応撃」というスキルが付きます。体力100以上限定で発動するもので、例えばハンマーを持って尾を攻撃した時、ある係数を掛けた上で斬属性や弾属性の方が高い場合は、そのダメージが通ります。部位破壊も通った属性のもので計算されるので、ハンマーで尻尾を切れることもあります。
――ハンマーで頭を殴った時に斬属性が通っていたら気絶させることができなくなりませんか?
木本氏: そこはいいとこ取りで、斬属性でダメージが通りつつ気絶も取れます。ダメージ計算はランスの特性に似ていますが、部位破壊や状態異常も狙えるのが大きな違いです。
――もう1つの新モンスターは何でしょう?
木本氏: シュレイド城に登場するモンスター、と言えば察しはつくと思います(笑)。極限征伐戦でのみ登場するモンスターになる予定です。ただし登場時期は「G3」から少し間が空いて、2014年1月からの予定です。それ以外ではG級対応モンスターとして、「グラビモス亜種」、「ドスガレオス」、「リオレイア希少種」、「ガノトトス」、「ディアブロス」、「ベルキュロス」、「ドスランポス」、「ドスゲネポス」、「ドスイーオス」が登場します。
特殊シジルや「烈種防具」の追加で武具の幅がさらに広がる
――武具関連では、新しいシジルが今までにない効果で面白いですね。
木本氏: 新シジルには技変化シリーズがあります。特定の技のグレードアップ版というもので、ランスの突進はヒット数が増えるドリル突進に、弓はオーラアローが多段ヒットする貫薙弓、片手剣は回転斬りで赤いエフェクトが飛び出る真空回転斬を使えます。他にも技の係数が上がる技強化シジルや、リーチを伸ばすシジルもあります。
――リーチを伸ばすシジルを極長の武器に付けるとどうなりますか?
木本氏: 極長の武器ではリーチは変化しません。
――G級覇種武具の強化派生が追加されるかどうかも気になります。
木本氏: それが今回追加する「烈種防具」です。ただし「G3」開始直後の段階では、「ゼルレウス」のものだけです。その後、順次追加する予定です。
――ということは、烈種防具はいきなり生産できないわけですか?
木本氏: はい。まずは剛種の「ゼルレウス」を倒して剛種防具を作るところからスタートです。
――あとG級防具の素材緩和を再びやるということですが、どういう形でしょうか?
木本氏: GX素材を緩和する予定です。こちらはプレビューサイトに詳細な情報を掲載します。
杉浦氏: HC素材を要求し過ぎではないかという声が相当届いたので、それに対応するという形です。現状でも配信クエストやイベントでHC素材を多めに配っているので、何も手を打っていなかったわけではありません。ただ一時しのぎなところもあったので、「G3」からはレシピを見直して調整を図ります。
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