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【ChinaJoy 2013】 ChinaJoy 2013ホビーレポート
コスプレ参加者も大幅増加、ワンピースのオフィシャルコーナーも登場
(2013/7/28 14:53)
ChinaJoy 2013の大きな特徴としては、販売コーナーを新たに設置したことだ。これまではゲームメーカーブースの脇で商品を販売している感じだったが、今回は1つの建物の半分が物販コーナーとして設定されていた。
このコーナーには「ChinaJoy Cosplay Carnival」の大きなステージがありここを中心にコスプレの会場と撮影スペースになっていた。来場者は様々なコスプレで作品への想いを主張しており、他の会場とは異なる雰囲気があった。
オフィシャルショップの登場で変化を感じさせた今年のChinaJoy
今回のChinaJoyで物販部分の中心は「ワンピース」をテーマにしたコーナーの存在だろう。集英社や東映アニメーションの権利表記を明記したオフィシャルのグッズを販売しており、コーナーの前では映画などの映像作品も放映していた。
このコーナーは半分が大きなキャラクターフィギュアを展示したコーナーになっていた。このコーナーではお気に入りのキャラクターと記念写真を撮ることができた。販売されてるグッズはコミックやパズル、フィギュアなど多彩だった。
この他にも、スクウェア・エニックスのアクションフィギュア「PLAY ARTS」シリーズを専門に扱っているショップがあった。専門性を感じさせるショップの存在はこれまでのChinaJoyにはなかったものだ。ChinaJoyだけでなく、中国市場そのものが変化していると感じさせた。
もちろん昨年までの雰囲気を受け継ぐところも多い。1番の要素はやはり“武器”の存在だ。ChinaJoyでは1メートル以上の剣の模型などが売っている。新商品としては彫刻が施された「弓」があった。MMORPGの高レベルキャラクターが持っていそうなデザインだ。また昨年は「聖闘士星矢」のクロスの箱が人気だったが、今年の人気はトゲを生やしたモンスター型の帽子で、会場のそこかしこでかぶっている人がいた。
物販コーナーと併設されていたコスプレステージと、その周辺のコスプレファン達も紹介したい。昨年も開催されていた「ChinaJoy Cosplay Carnival」は昨年以上に規模が大きかった。一般参加者だけでなく、メーカー側がバックアップしたオフィシャルなものや、シナリオが設定され劇が展開するものなど、出展の幅は非常に広い。ここは会期中ずっと黒山の人だかりで、ChinaJoyの中でも活気のある場所の1つだった。
面白いのは会場の横が「準備スペース」となっており、ここでも撮影が盛んだったこと。さらに出演が終わった人がそのままステージ周辺でも撮影会を行なっていた。ステージに参加しないコスプレーヤー達も多く、そこかしこで撮影会が行なわれていた。
グッズも、コスプレのテーマとしても、日本のアニメ・ゲームのキャラクターは本当に人気だ。ChinaJoyに来るくらいのファンだからこそかもしれないが、コンテンツに対する“愛情”を強く感じた。日本のキャラクター文化は中国でもしっかりと受け入れられている。今回のChinaJoyにワンピースのオフィシャルショップが出展されていたことは、中国市場の変化を予感させた。今後どのようになっていくかは見ていきたい。