「GTAV」、ゲームプレイトレーラーを初公開

　米Rockstar Gamesは、今秋発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360用クライムアクション「グランド・セフト・オートV」（GTAV）のゲームプレイトレーラーを公開した。

高度的にも広がっている世界

ネームタグの付いたプレーヤーが動き回る様子が見られる

　トレーラーは約5分に渡り、ゲームプレイ映像を使って「GTAV」で遊べる内容が紹介されている。何よりも楽しそうなのは、そのロケーションの豊富さだ。トレーラーでは夜の都会、ビル群を遠方に眺める穏やかな住宅街といった都市部から、太陽の照りつけるビーチ、道路がまっすぐに伸びる砂っぽい郊外、山岳地帯、荒れた工業地など、様々な顔を持つ「GTAV」の世界が見られる。

　その広大さは、山肌を滑るように降りていくスカイダイビング部分で如実に感じられる。山はかなりの高さになっており、平面だけでなく高度的にもサンドボックスが広がった世界だと言えるだろう。

　トレーラー内で目を引いたのは、ヘリからロープを伝ってビルの窓に貼り付き、窓を蹴破って中へ侵入するというミッション。どうやらターゲットを誘拐するというミッションのようで、窓から中へ侵入すると、銃撃戦になりながらもターゲットを直接羽交い締めにしてそのまま連れ去っていく。

　トレバーはヘリの操作、誘拐はマイケルが担当し、フランクリンはスナイパー役として違うビルから援護射撃を行なう。主な操作はマイケルだが、主役をスイッチしてフランクリンを操作することもできる。トレーラー内では一度フランクリンにスイッチした後、再びマイケルに戻している。プレーヤーが1人を操作している間、他の2人はそれぞれ自由に行動している。

　操作をマイケルに戻したときすでに人質を抱えて外に出ているのはそういう理由からで、刻々と変化するミッションをコントロールする力が必要になってくる。なお3人にはそれぞれステータスのようなものがあり、成長要素があるようだ。追っ手のヘリと派手な銃撃戦もできるようで、より広大になった空中での戦闘も見所の1つとなるだろう。

　また宝石店強盗のシーンもあり、睡眠ガスを換気口から侵入させて店員を眠らせたり、正面から堂々と侵入し、銃で脅しつけたりと、プレーヤーによって様々な方法が選択できることが示されていた。

　ほかにもテニス、サイクルレース、射撃場、インターネットを使った株価売買や住宅の購入など、様々なアクティビティが待っている。トレーラーの最後にはオンラインのゲーム画面も登場し、ネームタグの付いたプレーヤーが街の中を自由に動き回る様子が収められている。