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【ソニー・コンピュータ・エンターテイメント】PlayStation Network

（2012/12/28 00:00）

【ソニー・コンピュータ・エンターテイメント】PlayStation Network

　PS3、PSP、PS Vitaはどれもインターネット接続に対応しており、ネットワークサービス「PlayStation Network」（PSN）を使って、ゲームや動画などが楽しめる。

　利用するには「Sony Entertainment Networkアカウント」（SENアカウント、旧 PlayStation Networkアカウント）の取得が必要。アカウント取得は無料で、1つ取得すればどの機種でも「PSN」が利用でき、有料コンテンツの支払いに必要なウォレットも、機種に関係なくアカウントで共通となる。

　PS3では、インターネット経由でのオンライン対戦/協力プレイが可能だが、PSPでは「アドホックモード」（ブロードバンドネットワーク環境を利用せず、その場にいるプレーヤーと通信プレイするモード）にしか対応していないタイトルが多い。しかし、その場合でも「アドホック・パーティ」（PS3用無料ソフト）を利用すればインターネット経由でのオンラインプレイが楽しめる。

　ただし、利用するにはPS3、アドホック・パーティ、SENアカウント、PSPが必要になる。PSP/PS Vita「ゴッドイーター２」(2013年発売予定)のように2機種でリリースされ、どちらの機種からでも「アドホックモード」にアクセスでき、機種に関係なく同じゲームが通信プレイできるタイトルもある。

PlayStation Store

　各機種からアクセスできる「PlayStation Store」（PSS）では、ゲームとビデオ、2つのカテゴリがあり、ゲームではパッケージで発売されているタイトルのDL版、DL専売のゲーム、追加アイテム、体験版、PVなどが、ビデオでは映画やアニメなどが用意されている。

　「PSS」にアクセスした際、各機種で表示されるコンテンツは異なるが、これは機種毎に利用できるコンテンツが異なるため。ただし、PS3の場合、PSPやPS Vitaのコンテンツも表示されダウンロードすることができる。プレイはできないが、PS3と各機種をUSB接続して、ダウンロードしたデータをコピーできる。無線LAN環境がなかったり、早くダウンロードしたい場合にはこの方法をとるといいだろう。

　ただし、コピーできるのはインストールする前のデータに限られる。もし、インストールしてしまっても再ダウンロードすればOKだ。PC用ソフト「Media Go」（無料）を使えば、PSPのゲームがダウンロードでき、こちらもUSB接続でデータが転送できる。さらに「Media Go」では、PSPのセーブデータをバックアップすることもできる。

　ちなみにデータをコピーして遊べるとはいっても、他人のダウンロードしたデータをもらってプレイすることは不正であり、実際プレイすることもできなくなっている。遊べるのは機器認証（PSSでダウンロードしたゲームやビデオなどを複数の機器で「SENアカウント」で利用できるようにチェックする機能）されている機器のみとなる。

PS3のPSSでダウンロードできる主なコンテンツ

  • パッケージ販売されているゲームのDL版
  • DL専売のゲーム
  • 追加アイテム
  • 体験版
  • 紹介映像
  • 「uke-torne」、「Skype」（PS Vita向け）などのアプリケーション
  • 映画やアニメなどの映像（レンタル/セル）

　PSPでは、DL版が発売されることが多くなったが、UMD版を持っている人に向けて、DL版を安価で購入できるサービス「UMD Passport」が提供されている。PSPで「UMD登録アプリケーション」（無料）を使いUMDを登録すると、「PSS」で登録タイトルが安く購入できるようになる。なお、全タイトルが「UMD Passport」に対応している訳ではないので注意して欲しい。

DL専売ゲームの中には、PS1、PS2、PC Engineのタイトルが遊べる「ゲームアーカイブス」がある。PSとPC EngineのタイトルはPS3、PSP、PS Vita向けに、PS2のタイトルはPS3向けに配信されている。ゲーム以外にも攻略本や写真集のデジタル版も配信されている
ビデオにはレンタルとセルがあり（レンタルだけの場合もある）、画質が選択できることも。同じ番組でもレンタル/セル、画質により価格が異なる

PlayStation Plus

　アカウントの取得やネットワークサービスは無料だが、有料定額制パッケージ「PlayStation Plus」という有料サービスもある。提供されるゲームを回数や時間の制限なくプレイできる「フリープレイ」、特定のコンテンツが割引価格で購入できる「ディスカウント」、オンラインストレージにPS3やPS Vitaのセーブデータをバックアップするといったサービスが利用できるパッケージだ。

　利用権は、30日(24時間×30)で500円、365日(24時間×365)で5,000円の2種類。

2012年は、「フリープレイ」では常時11タイトル以上、毎月更新しながら年間で55タイトル以上を提供し、PS Vitaにも対応した「PlayStation Plus」。現在、7日間無料体験できるチケットが配信されているので、ダウンロードしてみるといいだろう

課金方法

　有料コンテンツの支払い方法は以下の4つ。

  • 1：クレジットカード
  • 2：プレイステーション ネットワーク カード
  • 3：プレイステーション ネットワーク チケット
  • 4：Edy

　追加できる料金は、「1」と「4」が1,000円/3,000円/5,000円/10,000円/上限20,000円までの差分、「2」が3,000円/5,000円/10,000円、「3」が1,000円/3,000円/5,000円/10,000円。

　「2」は、ゲーム量販店やコンビニエンスストアなどで購入できる。

　「3」は、コンビニエンスストアや携帯サイトで購入できる。使い方や注意点に関しては前項と同様だ。

同じ「SENアカウント」であれば共通のウォレゥットから買い物、購入済みコンテンツがダウンロードできる。削除してしまっても追加料金なく再ダウンロードが可能だ。機器認証には台数制限があるが、そうそう越えることのない台数が設定されている
「SENアカウント」には、18才以上向けの「マスターアカウント」、17才以下向けの「サブアカウント」がある。「サブアカウント」は入金、年齢制限のあるコンテンツへのアクセスができず、「マスターアカウント」からチャット制限やウォレットの利用限度額などが設定できる

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※本稿に記載されている情報は執筆時点のものです。

（木原卓）