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PS4版「オーバーウォッチ」オープンβテストレポート
21人のヒーローすべて紹介! 君はどのヒーローを選ぶ?
(2016/5/11 00:00)
Blizzardが開発を手掛け、PS4版はスクウェア・エニックスの「EXTREME EDGES」ブランドにて販売されるFPS「オーバーウォッチ(Overwatch)」。本作のオープンβテスト(以下、OBT)が、日本時間の5月3~9日にかけて行なわれた。
今回のOBTは、PS4がネットワークに接続できていれば、PS Plus未加入者でも参加できたこともあり、多くのプレーヤーが参加したのではないだろうか。弊誌では以前にもクローズドβテストや、メディア体験会などでレポートしているが、今回はさらにシステム周りや登場キャラクターの手触りなどについて掘り下げていく。
今回は特に、21人のキャラクターすべての特徴を紹介していきたい。本作ではゲーム中でスキルは確認できるが実際に使ってみないとヒーローの具体的なイメージがつかみにくい。今回のレポートでヒーロー達の戦い方を把握し、発売後に始まる“本当の戦い”に備えて欲しい。
テストバージョンとは思えないほどの充実したゲームモード
今回配信されたOBTバージョンは、テストとは思えないほど充実した内容となっていた。ゲームのチュートリアルを含めた3つのモードが用意された「トレーニング」のほか、ゲーム本編となる「プレイ」にも4つのモードがあり、それぞれ違った設定でマッチが楽しめるようになっていた。
注目度の高いタイトルだけに参加者も多かったようで、フレンドとチームを組まなくとも、いわゆる「野良」のプレーヤーとのマッチングも比較的短時間で成立した。マッチング時は経過時間とともに、マッチングされるまでの予測時間が表示されるのもなかなか面白いところだ。なお公式サイトの情報によると、グローバルサーバー経由により国内外問わずにマッチングされるが、回線状況など考慮し、できるだけ近いプレーヤーが優先されるとのこと。
今回体験できたゲームルールはすべて6対6のチーム戦で、“ペイロード”と呼ばれる車両を特定の地点まで移動させる「エスコート」、指定された地点を巡る攻防が展開する「アサルト」、ラウンド制で指定の地点を奪い合う「コントロール」の3つの基本ルール(ゲーム中にルール名は表示されない)のもと、「攻撃」と「防衛」のチームわかれて対戦を行なうこととなる。攻撃側は制限時間内に目的を達成し、防衛側は制限時間いっぱい守りきることで勝利が決定する。
なお「コントロール」には攻防チームに分かれる概念がなく、指定された地点を99カウント支配すれば勝利となり、2ラウンド先取で勝利となるルールだ。参加するプレーヤーの攻防における苦手意識があまり出ないこのルールは個人的には1番面白かったが、これだけでは飽きてしまいそうな印象もあり、ちょうどいい加減にルールがチョイスされていると感じた。
そしてこのOBTではもう1つ、プレイモードに「ウィークリー・バトル」なる項目が用意されていて、それを選ぶと「ミステリー・ヒーロー」というルールでのプレイができるようになっていた。これはヒーローがランダムで選ばれ、バトル中は変更できないるというモードだ。ヒーローはリスポーンごとに変更され、後述の「アルティメットアビリティ」のゲージもリセットされるため、多少なりゲームに慣れた人向けのモードといえるだろう。
能力も非常に個性的なヒーローが21人すべてを紹介!
21人のヒーローはその肩書き通り、アメコミやカートゥーンアニメに出てくるような容姿で、持っている能力(アビリティ)も非常に個性的だ。一般的なFPSの「ライフル・ハンドガン・グレネード」といったオーソドックスな攻撃手段が当てはまるキャラクターは1人もいないので、それぞれがどんな能力を持っているのか、マッチの前にトレーニングモードなどで練習はしておきたいところだ。
それぞれは「オフェンス」、「ディフェンス」、「タンク」、「サポート」というロールごとに分類されていて、一部のモードを除いてゲーム開始時と自陣のリスポーン地点にいるときは変更が可能。ヒーローはどれを選ぶのも自由で、同キャラでの編成も可能だが、チーム内でのロールのバランスは本作においてかなり重要なので、編成によっては普段使っているものとは別のヒーローを選ばなくてはならないこともあるかもしれない。臨機応変に選ぶのも、それはそれで面白いプレイスタイルで、OBTでのマッチングでも、チームの編成がある程度決まってからヒーローを選ぶ人も少なからず見受けられた。
ヒーローは基本的に、L2とR2にアサインされた通常攻撃的な扱いのアビリティと、L1とR1にアサインされ、使用すると一定時間のクールダウンが必要な特殊攻撃的なアビリティを3~4種類持っている。またキャラクター性能としての「パッシブ」のアビリティを持っている者もいて、それらは状況に応じて発揮される仕組みだ。
また全員が必ず持っている「アルティメットアビリティ」(以下、アルティメットと略)は、時間経過でチャージされるゲージが一杯になったときに△ボタンで発動できる必殺技で、非常に高い効果を持っている。
では、今回使うことができたヒーローの手触りなどについて触れてみたい。全部で21人もいるので、細かく紹介しているときりがないので、プレイした感覚などを中心に簡単に紹介していこう。ゲーム中に表示されるヒーローの難易度についても参考までに表記しておく。
オフェンス:前線に出て戦う、扱いやすいヒーローが揃う
攻撃を重視したヒーローで、主に前線での戦いに向いている。持っているアビリティの多くが敵を攻撃したり、前線へと移動したりするもので、普段からFPSをプレイしているプレーヤーならばまず彼らを選んでみるといいかもしれない。
ゲンジ 難易度:★★★
全身を外骨格で覆う忍者のようなヒーロー。武器の「手裏剣」は1度に3つ投げる攻撃で、威力と範囲は申し分ないが弾幕は張れないので、撃ち合いには向かない。それよりも彼の彼の真価は、刀を使った近接戦で発揮される。
敵の飛び道具をはね返す「木の葉返し」や前方に斬り込む「風斬り」は敵との間合いを詰める技としても効果的で、R3での格闘攻撃や、アルティメットの「龍撃剣」で敵を斬り刻むのだ。乱戦よりも敵と1対1になったときに強さを発揮できるヒーローのようで、ややテクニカルなキャラという印象だった。
ソルジャー76 難易度:★
ライフルを持った未来の戦士というイメージで、バランスのいい力を持っている。弾幕を張れる「ヘビー・パルス・ライフル」と強力な「ヘリックス・ロケット」という、強さの異なる武器に加え、使用に制限のない高速移動「スプリント」で前線復帰も早い。
さらには足元に展開する「バイオティック・フィールド」で範囲内の味方を回復ができるなど、万能な能力を持っている。FPSが得意ならば、まずこのヒーローを選ぶべきかもしれない。
トレーサー 難易度:★★
動きの素早い女性のヒーローで、アビリティも移動に関するものだ。進行方向へ瞬間的にテレポートする「ブリンク」は連続で3回まで使用でき、さらに時間をさかのぼり直前の状態までライフと位置を戻す「リコール」も、相手からは消えるように見えるため、戦っている敵の目を攪乱することが得意だ。
ブリンクで敵の集団に突入し、アルティメットの「パルス・ボム」を置いてリコールで離れるというコンビネーションは、OBTでは当たり前のように使われていた。
ファラ 難易度:★
ジャンプ中にホバリングができるスーツを着込んだ女性で、高い攻撃力を持つ「ロケット・ランチャー」を装備している。連射ができないため近距離での撃ち合いは苦手だが、上空へと飛び上がる「ジャンプ・ジェット」で一気に離脱したり、左腕から撃ち出す榴弾「コンカッシブ・ブラスト」で敵を吹っ飛ばしたりして、相手を近づかせない戦い方が可能だ。
持ち味を発揮できるのはやはり高さを利用した戦術で、空中を自在に動けるようになれば、かなり強いヒーローになりそうだ。
マクリー 難易度:★★
テンガロンハットのガンマン。彼の戦い方は、1発の威力が高い6連発のリボルバー「ピースキーパー」を、いかにして敵にヒットさせるかにかかっている。L2で一気に6発撃ち尽くしても、「コンバット・ロール」で前転しながらリロードすれば瞬時に次弾を撃つことができる。
前方に投げる「フラッシュバン」でスタンさせてから撃ってもいい。L2の全弾撃ちは、撃っている最中にレティクルがかなり跳ね上がるので、足元から狙う必要があるなど、操作にはややクセがあるが、そのぶん上手く扱えると気持ちがいいヒーローだった。
リーパー 難易度:★
死神のような姿のヒーローで、武器は両手にもった「ヘルファイア・ショットガン」。ショットガンだけあって射程は短めながら、連射が可能で敵に攻撃をヒットさせやすい。指定した場所にテレポートする「シャドウ・ステップ」で、敵の背後に回るなど神出鬼没の戦い方が可能だ。
彼が戦場にいるとき、自身または味方が敵を倒すと「ソウル・グローブ」が出現し、取れば体力を回復するというパッシブアビリティを持っている。見た目に反して、非常に扱いやすいヒーローだった。
ディフェンス:防衛に向いた特殊な攻撃を持つヒーローたち
主に防衛に向いたヒーローで、全員が特殊なアビリティを持っている。オフェンスのヒーローよりクセが強いが、上手く扱えればオフェンス以上に攻撃的な戦い方ができるだろう。
ウィドウメイカー 難易度:★★
特定の位置からの狙撃を得意とするヒーローで、持っている武器「ウィドウズ・キス」は、近距離攻撃用のアサルトライフルと、遠距離狙撃用のスナイパーライフルの2つのモードを切り替えて戦える。後者での攻撃は1発で3発ぶんの弾丸を消費するが、それでも最大10発の連射が可能だ。
腕から撃ち出す「グラップリング・フック」を使えば、ジャンプなどでは届かない高所にも移動ができ、狙撃地点の確保に役立つ。後方からの援護のほか、アルティメットの「インフラサイト」で味方に敵の位置を知らせることができるなど、チームにいると非常に頼りになる存在だ。
ジャンクラット 難易度:★★
「コンカッションマイン」と「スティール・トラップ」の2つのワナで敵を足止めするのが得意なトラッパー的存在。武器の「フラグ・ランチャー」は、撃つと床や壁で跳ね回り当たると爆発するグレネードを撃ち出すことができ、敵のいそうなところに撃ち続けているだけでも、相手にとってはかなりイヤな存在となるだろう。
遠隔操作で大爆発するタイヤを転がすアルティメット「RIPタイヤ」は、敵にヒットさせるとかなり気持ちのいい攻撃だが、発動中は身動きが取れなくなるので、安全な場所の確保が必要だ。
トールビョーン 難易度:★★
L1で設置できる強力なタレットが最大の武器となる。設置したタレットは破壊されるまで正確に敵を狙って攻撃してくれるので、味方チームにとっても心強い存在となる。敵の死角や移動するペイロードの上など、設置する場所を考えるのも彼を使う楽しさのひとつとなる。
設置後のタレットは装備切り替え(方向キー→)で持ち替えた「フォージ・ハンマー」で叩くことでアップグレードや、タレットのライフの回復も可能だ。敵を倒すと出現するスクラップを取ることで、味方にアーマーを付与する「アーマー・パック」なるアイテムをばらまけるなど、後方支援タイプのヒーローとして活躍できる。
ハンゾー 難易度★★★
ゲンジの兄であるハンゾーは、手にした「嵐ノ弓」による遠距離攻撃を得意とする。L2を長押しして弓を引ききってから放つことで、より強力で遠くまで届く矢を放てるのだ。
矢を四散させる「矢散五裂」と、着弾後に広がるソナーで敵の位置を知らせる「鳴響矢水」の2つのアビリティと、龍の精霊を宿らせた矢で前方の敵に大ダメージを与えるアルティメット「龍撃波」の全てが弓による攻撃と徹底している。常に敵との距離を取り、正確なサイティングが必要となる、扱うのが少々難しいヒーローだ。
バスティオン 難易度:★
自身を“砲台”に変形できるロボット。通常は「偵察モード」で戦うが、L1での「モード変更」で「セントリー・モード」に変形することでその場から動けなくなる代わりに、ガトリングによる圧倒的な火力を持って味方を支援する。
動けなくなる点をタンク系やサポート系のヒーローがカバーすることで、より強固な固定砲台として活躍する。また自らのライフを少しずつ回復する「自己修復」も持っているので、単独でもある程度活動ができるという、攻守に優れたヒーローといえるだろう。
メイ 難易度:★★★
ぶ厚い防寒服に身を包んだメガネっ娘で、数々の氷のアビリティを使って敵の動きを制限する攻撃を得意とする。「凍結ブラスター」での攻撃は、敵を少しずつ凍らせながらダメージを与え、最終的に完全に動かなくすることが可能だ。
指定した場所に氷の壁を瞬間的に作り出す「アイス・ウォール」は、敵の移動、攻撃、視界を遮る障壁となり、やられるほうにとってはかなり厄介な存在となるはず。ジャンクラット以上に敵ににストレスを与える存在でもあり、個人的に使っていてなかなか面白いヒーローだった。
タンク:高い体力を持ち、最前線を切り開く存在
全員が高い体力や防御手段を持っていて、敵の攻撃の壁となって前線を切り開いていく。役割的に全員の体格が大きめなのも特徴だ。サポート系のヒーローとコンビを組むことで、さらに強固な存在となるだろう。
D.VA 難易度:★★
「メック」という2足歩行のパワードスーツに乗ったヒーロー。メックのメインとなる攻撃は、リロードなしで撃ち続けられ、ショットガンのような広い判定を持つ「フュージョン・キャノン」だ。しかしこのキャノンは、射撃時は移動速度が極端に落ちるという短所もある。
メックが破壊されると脱出して、生身の人間の姿で戦うことになるが、このときは戦闘力が大きく下がってしまう。アルティメットの「メック召喚」で再びメックに乗れるまでは前線に出ないのが賢明だ。またメックに乗った状態でアルティメットの「自爆」を発動すると、降りたメックが自爆し周囲の敵に大きなダメージを与えられるが、素早くその場から離れないと爆発に自身が巻き込まれてダメージを受けてしまうというデメリットも意識しておきたい。
ウィンストン 難易度:★★
メガネをかけた知性あふれるなゴリラ。巨大な体躯に反して軽快に動き回り、驚異的な跳躍力を発揮する「ジャンプ・パック」で、相手との距離を一気に詰めたり、ジャンプでは届かない高所へ上がったりするなど、独自の移動力を発揮する。
アルティメットの「プライマル・レイジ」は発動するとライフが倍の1000まで上昇。このときは攻撃がパンチのみとなるが、敵集団の中に飛び込むことで大暴れすることで一気に蹴散らすことができるのが痛快だ。敵の攻撃を防ぐドームを展開する「バリア・プロジェクター」で自身や味方を守る手段も持つ、優秀なタンク系ヒーローである。
ザリア 難易度:★★★
ビーム砲を持って戦う巨漢の女性。彼女の持つ「パーティクル・バリア」と「バリア・ショット」は、自身や味方にバリアを発生させるアビリティで、これによってブロックしたダメージを、自身の持つ武器「パーティクル・キャノン」の攻撃力に還元するというパッシブアビリティを持っている。
積極的に味方を守ることが、敵に大きなダメージを与える布石になるというわけだ。ライフはタンク系ヒーローの中で1番低いが、これはバリアを使うことでカバーできるだろう。
ラインハルト 難易度:★
鎧に身を包んだ騎士で、巨大な近接武器「ロケット・ハンマー」を持っている。その最大の特徴は、自身の前方に展開する「バリア・フィールド」。敵からのダメージを最大2000まで防ぐことができるバリアで、味方はこの後ろに位置することで安全に攻撃を行なうことができる。
先頭に立ってバリアを張って進むだけでも頼りになるので、初心者にも扱いやすいタンク系ヒーローと言えるだろう。ただしバリアを張っている間は攻撃ができず、後方からは無防備になるので、味方によるバックアップを頼りにしたい。前方に高速で突進して敵を巻き込む「チャージ」を移動手段として使うのもありだろう。
ロードホッグ 難易度:★
ガスマスクがトレードマークの巨漢。全ヒーローの中でも最も高い600のライフを持ち、さらに自身の体力を大幅に回復する「テイク・ア・ブリーザー」により、敵にとって厄介な存在となる高い耐久力を誇っている。
ショットガンと炸裂弾の2つの攻撃手段を持つ「スクラップ・ガン」と、敵を引き寄せて動きを止める「チェイン・フック」も扱いやすく、特異なルックスに反して、攻守のバランスに優れた扱いやすいヒーローという印象だ。
サポート:回復や後方支援で味方をバックアップする
味方のライフを回復したり、後方から援護したりするサポート役のヒーロー。攻撃能力は低めながら、味方にとっては心強い存在となる。特に回復系のアビリティを持つヒーローは、味方のライフに気を配っておきたい。
シンメトラ 難易度:★★
独自のサポート能力を発揮する女性のヒーロー。壁や床、天井などあらゆるところに設置できる「セントリー・タレット」は、範囲内に入った敵の動きを遅くしつつダメージを与える特殊なタレットで、死角にセットしておくことで効果を発揮する。
トールビョーンのタレットと比べて耐久力は低いが、戦場に6つまで設置できるのが強み。アルティメットの「テレポーター」は、リスポーンエリアに直結したワープホールを設置するもので、戦闘を優位に持ち込むことができる。テレポーターの存在は敵にも知らされるので、これも敵の死角に設置することが重要だ。
ゼニヤッタ 難易度:★★★
僧侶のようなルックスのサイボーグ。味方のライフを回復する「調和のオーブ」と、敵の受けるダメージを増加させる「不和のオーブ」を、敵味方に飛ばしてサポートする。これらのオーブは、別の対象に使うか、対象が倒れるまで効果があるので、敵にとってはかなり厄介な存在となる。
「破壊のオーブ」で攻撃も可能なので、事前に不和のオーブを飛ばしておくことで、敵と対等の戦いができるようになるわけだ。ただしライフは最小クラスなので、無理は禁物だ。
マーシー 難易度:★
回復役のヒーラーとして存在感を発揮できる天使のようなヒーロー。その手に持つ「カデュケウス・スタッフ」により、対象1人の回復、または攻撃力増加の効果をもたらす。カデュケウス・スタッフにはホーミング性があり、対象を捉えていれば、自身は壁などに隠れても効果は持続する。
またヒーローの中で唯一、味方を蘇生させるアルティメット「リザレクト」を持っている。効果範囲内のリスポーン待機中の味方全員を蘇生できるので、彼女がチームにいるときは、倒れた後の展開にも期待できるのだ。
ルシオ 難易度:★★
インラインスケートを履いたヒーローで、彼の周りに流れる音楽は、味方に回復(ヒーリング・ブースト)または移動速度上昇(スピード・ブースト)の効果をもたらす。特に後者は、開戦時やリスポーン時など、全員で特定の場所を目指すときに、高い効果を発揮する。
「アンプ・イット・アップ」でブーストの効果を高め、味方の周りをうろついているだけでもチームをサポートできるのだ。戦闘力は低めながら、ブーストは自身にも効果があるので、移動速度の速さを絡めることで、そこそこに戦える存在となる。
まずは色々なヒーローで遊んでみて、自分のプレイスタイルを見極めよう
今回のOBTは、製品版かと見まがうほど盛りだくさんな内容で、さらにゴールデンウィーク期間に重なったこともあって、参加した人は十分に満足できる内容だったのではないだろうか。
ヒーロー全員をそれなりに時間をかけてプレイしてみると、どのロールが自分に合っているのか自ずと分かってくるつくりになっているのが、本作の興味深いところだった。筆者にはやはりディフェンス系やサポート系のヒーローが向いているようで、特にジャンクラット、メイ、マーシー、ルシオといった、相手にとって「うざい」存在のキャラクターが楽しかったという事実は、筆者の性格が浮き彫りにされたようで妙な気分でもある。
まだプレイし足りないところもあるので、このテストを経てどの程度のバランス調整が入るのかも含めて、製品版を楽しみに待つことにしたい。
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