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【特別企画】「The Sims 4」キャラメイクツール「The Sims 4 Create A Sim Demo」体験レポ

粘土細工のような新機軸のキャラメイクであの有名アニメ映画のヒロインを作ってみた

9月4日発売予定



価格:7,600円

 個性豊かなシムたちの人生をシミュレートするエレクトロニック・アーツの人気フランチャイズ「The Sims」の最新作「The Sims 4(ザ・シムズ 4)」が、エレクトロニック・アーツのゲームサービスOriginからPC用ダウンロードコンテンツとして2014年9月4日に日本でも発売される。

 「The Sims 4」のキャラメイクでは、過去のシリーズで採用されていたスライダーによる調整をなくし、粘土をいじるように直接キャラクターの造形を操作することができるようになっている。この新しいキャラメイクを一足先に体験できるWindows版「The Sims 4 Create A Sim Demo」が7月15日から招待者を対象に先行公開された。公式サイトで登録しておけば、今後は希望者全てが遊べるようになる予定だ。なお、遊ぶにはOriginのアカウントが必要になる。

 このレポートでは、「The Sims 4 Create A Sim Demo」を使ったキャラメイクの操作感などを、具体的なキャラクター作成例とともにお届けしたい。

調整したいパーツを直接掴んで動かすだけの直感的なキャラメイク

デフォルトのキャラクターメイク画面。非常にシンプルだ

 キャラメイクの初期画面は、グラデーションだけの背景にシムが立っているというシンプルなもの。画面左上には男女のマークと5種類の年齢層を示す人形のアイコンがある。「The Sims 4」では、幼児、子ども、青年、中年、高齢者という5つの年齢層のシムが作れるが、今回のデモでは青年の男女のみが解放されている。

 その下には歩き方を決めるボタンと、声質を決めるためのアイコンとスライダーがある。歩き方は9種類から選べる。声は「Lilted(軽快)」、「Merodic」、「Sweet」の3種類でそれぞれスライダーで、声のトーンが選べる。

 その下にある大きなクエスチョンマークは人生の願望を入れる。このデモでは10種類から選択できる。その横にある小さい3つのクエスチョンマークには、シムの性格を決定する特質が入る。こちらはデモ版では35種類の特質から選ぶことができる。

 左下にはその時作っているシムの顔がタブのように並ぶ。遺伝子でつながる家族を作ったり、恋人を作ったりと、1つの家に住む家族をまとめて管理することができる。右上にはシステムやソーシャルに関連したメニューがまとめられており、右下はセーブに使う。

 中央にいるシムの体をクリックすると、ボディのカスタマイズメニューがシムの右側に表示される。メニューの1番上はボディのプリセット、2つめからはすべてファッション関連だ。服装はこれまでのシリーズと同じようにシーンごとに設定することができる。ワンピースのような上下一体型の服、アクセサリー、靴、帽子が選べる。

 また、あらかじめコーディネートが完了した名前のついたファッションのプリセットもある。プリセットには「BETTY OOPS BLOOMER SET」とか「SPRING INTO SUMMER SUNDRESS」のように、コーディネートの意図がわかりやすい名前がついている。カラーもそれぞれで3種類ずつ用意してある。こちらも普段着、フォーマル、アスレチック、スリープ、パーティというシーンごとに何種類ずつかが用意されており、コーディネートに自信がないなら、とりあえずここでお気に入りを選んでしまってもよさそうだ。

【全身のコーディネート画面】
ボディのプリセットメニュー
タトゥのプリセットメニュー。複数を選ぶこともできる
プリセットのコーディネート画面
アクセサリー。このデモでは選べる種類はまだ少ない

顔のカスタマイズ画面

 これまでの「The Sims」シリーズでは、ボディや顔のカスタマイズにはスライダーを使っていた。目のサイズや頭の大きさなど動かしたい部分をスライダーで調整してきた。「The Sims 4」ではこのスタイダーがほぼ全廃され、代わりに粘土細工のようにキャラクターを直接いじって調整していくというまったく新しいカスタマイズ手法が取り入れられている。

 外見をカスタマイズするには、カスタマイズしたい体の部分をクリックする。全身が表示された状態で体をクリックすると、体やコスチュームのカスタマイズメニューが左側に表示される。右側にあるスライダーはダンベルのマークが筋肉量、楕円のマークが脂肪量だ。この設定以外にも、痩せ型から肥満体まで9種類の体型がプリセットで用意されていて、それをベースにカスタマイズすることもできる。皮膚の色は18種類だが、うち2色は青と緑でモンスターか宇宙人風になる。他に体のいろいろな場所にタトゥーを入れることもできる。

 顔をクリックすると、顔がアップになったカスタマイズ画面に入る。ここでも、カスタマイズしたいパーツをクリックすることで、そのパーツに応じたメニューが表示される。まずは気に入ったパーツを選んでクリックした後、こんどはそのパーツを直接いじる。パーツを選べるのは、顔では額、眉、目、鼻、口、頬、あご、あごの先、耳の9カ所だ。

 例えば目を“タレ目”にしたいなら、目頭辺りにマウスを近づけると、ポインタが回転マークに変わるので、そのままクリックで掴んでマウスを動かすことで回転することができる。上下に動かしたいなら瞳のあたり、拡大縮小なら目尻辺りを掴む。最初はとっつきが悪く感じるかもしれないが、その時どこが移動可能なのかは、その箇所全体が輝くとともにラインでも表示されるのですぐに慣れる。

 動かすことができるのは、顔全体の縦横のサイズ、目の大きさ、角度、目と目の感覚、目と眉の位置、眉の角度、鼻の高さ、鼻の頭の角度、小鼻の大きさ、鼻全体の大きさ、口の大きさと位置、あごの大きさと幅、ほお骨の高さ、ほおのこけ具合、あご骨の大きさ、首の太さなど。ボディも同様に、バストのサイズや太もも、膝下の太さ、足の大きさなどをパーツごとにいじることができる。

【顔のカスタマイズ画面】
顔のカスタマイズ画面
顔のディティールエディット仮面

(石井聡)