バンダイナムコ、PSP「サモンナイト5」
フル3Dになった迫力のゲーム画面を公開!


発売日:未定

価格:未定


 バンダイナムコゲームスは、2006年にPS2用ソフトとして発売した「サモンナイト4」の続編となるPSP用シミュレーションRPG「サモンナイト5」の新情報を公開した。

 今回は、2Dから3Dに進化したビジュアルをはじめ、新キャラクターや世界観などの情報をお届けする。

 本作のイベントシーンは、飯塚武史氏が描いたイラストの魅力を100%活かすために「Live2D」と呼ばれる最新技術が使われている。Live2Dは、キャラクターをアニメのように動かせる技術で、飯塚氏のイラストそのままに登場キャラクターたちがアニメのように動き、喋るというもの。

【イベントシーン】
新技術の導入により会話シーンがより面白くなった。シリーズの特徴となっている夜会話もこれまで以上に楽しめる

【Live2D】
キャラクターがアニメのように動く姿は一見の価値あり

【戦闘シーン】
戦闘シーンでは巨大な敵、豪快な必殺技、華麗な召喚術など、迫力のフル3D演出によるこれまでのシリーズとは一味違った「サモンナイト」を楽しむことができる
主人公&スピネルの響命術発動時には派手な演出が用意されているようだ

 3Dで描かれたキャラクターは、その魅力を存分に楽しめるようにと「鑑賞モード」を搭載。下の画像はPSP実機画面のキャプチャデータで、かなりきれいなことが実感できる。

【鑑賞モード】
アルカの鑑賞画面
カゲロウの鑑賞画面
フォルスの鑑賞画面スピネルの鑑賞画面


■ キャラクター紹介

 新たに公開されたキャラクターは主人公の学生時代の後輩で、先輩に憧れる少女。

■ ルエリィ

「なんたって、センパイはわたしの目標ですから!」

 セイヴァールの街にある、「召喚師」をはじめとした、世界の架け橋となるような人物を育成することを目的に掲げる「学園」の学生で、卒業生である主人公の後輩。主人公のことを目標と定め、センパイと呼び慕っている。マイペースかつ無邪気な性格で、主人公が学園生だったころには小動物のようにちょこちょこ後ろを追いかけてきていた。

 趣味は下校時の甘味屋めぐり。街中のケーキ屋・喫茶店・パン屋などに出現し味の評価をしていくその様は、付き合わされる友人をして「執念を感じる」と言わしめるほど。山の上に突き刺さる遺跡「ナギミヤ(那岐宮)の街」の民の末裔で、フルネームを「ルエリィ・カミシロ(上代)」という。


■ 世界観の紹介

【序文】

 「異世界・リィンバウム」――――――そこは、さまざまな魂が出逢う場所。分かたれし4つの異界をつなぐ楔であり、悠久なる楽園の礎となるべき世界。

 界と界が相討つ哀しき戦いを経て、生きとし生けるものたちは「界の意思(エルゴ)」の庇護を離れるという道を選んだ。「響融化」によって結界という壁が取り払われ、交じり合ってゆく世界で彼らは、ぎこちないながらも共存共栄の道を歩みはじめる。

 古き召喚術の理(ことわり)は失われ、対等な形で結ばれる新たなる「誓約」。魂の絆で結ばれた者たちは「響友(クロス)」と呼ばれ、生涯の友として苦楽をともに生きていく。

 世界の架け橋となる彼らを見守り、また、異界間の諍いを調停する者たち。それが、「異世界調停機構(ユクロス)」に属する、新たなる「召喚師」である。


【時代設定・舞台について】

 明らかに、旧サモンナイトシリーズよりも未来のようだ。

 

 そして舞台となる街の名は界境都市「セイヴァール」……どこかで聞き覚えのあるような名前だが……過去作と何か関係があるのではないだろうか……?

【界と界が相討つ哀しき戦いを経て】

 旧シリーズと「5」との間に、何か世界を巻き込む大きな戦いがあったようだが……聖王国や帝国などといった国々は、そして異世界との関係はどうなってしまったのだろうか……?

【「響融化」によって結界という壁が取り払われ、交じり合ってゆく世界】
【ぎこちないながらも共存共栄の道を歩みはじめる】

 かつてそれぞれの異界間にあった強力な結界は、現在では力を失い、それぞれの世界を行き来することができる門が自然発生するなどの現象も起きているようだ。異世界間の交流が進む反面、様々な問題もおこっているらしい。主人公が属する「異世界調停機構(ユクロス)」は、そのような問題に対して調停を行なう組織らしいが……。

【古き召喚術の理(ことわり)は失われ、対等な形で結ばれる新たなる「誓約」】

 異世界から呼び出した存在を「使役」するかつての「召喚術」は、失われてしまったということなのだろう。「新たなる『誓約』」とは、伝説の「誓約者(リンカー)」が行なったといわれる「真の誓約」のようなものだろうか……?



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(2012年11月8日)

[Reported by 志賀康紀]