EA、「アリス マッドネス リターンズ」最新スクリーンショット公開
美しく、怖いワンダーランドでのアリスの冒険再び


7月21日 発売予定

価格:7,665円(PS3/Xbox 360)
   オープンプライス(Windows)

CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)


 エレクトロニック・アーツ株式会社は、7月21日発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360/Windows用アクションゲーム「アリス マッドネス リターンズ」の最新スクリーンショットを公開した。本作は7月21日に発売予定で価格はPS3版とXbox 360版が7,665円、PC版がオープンプライス。CEROレーティングはZ(18歳以上対象)。

ジャンプアクションは本作の基本。スカートを広げて滑空することもできる
ナイフで敵に斬りつける。激しい戦いが繰り広げられる

 本作は2000年にPC向けに発売された「アリス イン ナイトメア」の続編にあたる。前作に引き続き、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を原作にしており、不気味で恐ろしく、それでいながら美しいワンダーランドを舞台に、鋭いナイフを手にしたアリスが活躍する。シニアクリエイティブディレクターのAmerican McGee氏を中心とした開発スタッフのセンスが光るアクションゲームだ。

 「アリス マッドネス リターンズ」の主人公アリスは火事で家族を亡くし、1人だけ生き残る。その深い心の傷のために彼女は正気を失い、精神病院に収監されてしまう。それから10年、アリスは日常的な生活を送れるまでに回復して精神病院を退院したものの、未だに過去の悪夢に悩み続けていた。アリスは現実とワンダーランドをさまよいながら自分の記憶を取り戻し、家族の死の真相を明らかにするために、事件の記憶のかけらを集めていく。

 「アリス マッドネス リターンズ」は前作同様、白ウサギ、チェシャ猫、マッドハッター、ハートの女王など「不思議の国のアリス」のキャラクターが登場する。彼らやワンダーランドは、傷を負ったアリスの心を現わすかのように不気味に歪んでいて、独得の世界観を作り出している。アリスはナイフやコショウの弾を発射するペッパーミル、敵に熱湯をかけるティーポットなどを武器に戦っていく。

 ワンダーランドでのアリスは、ドレスのスカートを広げて滑空したり、体を小さくして隠れた通路を進んだり、反対に体を大きくしたりと、様々な不思議な力を使える。ステージはパズル要素のあるギミックや、リズムアクション要素など多彩な要素が詰め込まれている。

 本作の最大の魅力はビジュアルとサウンドである。不気味さ、恐ろしさをたたえながら、思わず引き込まれてしまう美しさを持ったワンダーランド、そして世界を彩るサウンドは強い魅力を持っている。怖くて、美しいワンダーランドをぜひ訪れて欲しい。


アリスはナイフやペッパーミルなどの武器で戦う。右は敵を殴るホビーホース
美しく、不気味で、怖いワンダーランド。右下は東洋の要素が入ったステージ
ワンダーランドではエキサイティングな戦いが待っている。時には巨大化することも
「不思議の国のアリス」を原作にしながらも、開発者の独得のセンスが強く出た作品だ。右はチェシャ猫

(C) 2011 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo and Alice: Madness Returns are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.


(2011年 7月 18日)

[Reported by 勝田哲也]