セガ、PS3/Xbox 360「VANQUISH」
空と陸の王者「バザード」と個性的な武器を紹介


発売中(10月21日)

価格:7,980円

CEROレーティング:D(17歳以上対象)


 株式会社セガは、本日(10月21日)に発売となったプレイステーション 3/Xbox 360用シューティング・アクション「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」の新情報を公開した。

 「VANQUISH」は、アクションとシューティングが融合したハイスピード&ハイテンションシューティングアクションゲーム。プラチナゲームズが開発を手がける本作は、プロデューサーを稲葉敦志氏、ディレクターを三上真司氏が担当することでも話題を集めている。いよいよ発売となった今回は、3種類の武器と「空と陸の王者」巨大兵器バザードの情報を紹介する。

 紹介する3種類の武器は、いずれも個性的な近未来兵器。実弾を持たない武器など、クセはあるものの強烈な破壊力を持っている。

■ ディスクランチャー(DISK LAUNCHER)

 BLADEシステムの一形態で、民間で使用されているディスクグラインダーを改良、スキャンしている。各地の紛争に現われた新型機械歩兵に通常兵器が効かないとの報告を受け、対抗する兵器の開発が軍部よりDARPAに依頼された。敵機械歩兵の装甲サンプル研究の結果、ある種の電磁フィールドが施されていることがわかった。

 これに対抗するべく様々な兵器が試されたが、最初に打ち破ったものは意外にも「宇宙空間での建材の切断及び研磨に使用される撃ち出し式ディスクグラインダー」であった。装甲と同じく電磁フィールドを発生させ、易々とチタン複合材を切り裂く内部機構はその後の対機械歩兵兵器に大きく影響を与えた。

 市販品の改造のためファイアーパターンがペイントされたこの工具は、兵器に転用するため発射機構を無理矢理強化している。そのため弾道は奇妙な弧を描き扱いにくいが、「ロボットキラー」としての真価はARSリアクターに直結して行なわれる接近攻撃にある。

【ディスクランチャー】
本来は建築作業に使われていたディスクランチャーを改良した武器。破壊力は折り紙つき!グラインダーが敵の装甲を易々と切り刻むことから、付いたあだ名は“ロボットキラー”放出されたグラインダーを狙ったところに命中させることができれば、装甲を一刀両断!

■ LFE(ローフリケンシーエネルギー:低周波)ガン(LFE GUN)

 DARPA製特殊兵器で、巨大な超低周波エネルギーの塊を前方に放つ。元々、領海侵犯の船などに使う低周波電磁界を利用した非致死性兵器であったが「防護されていない障害物を貫通して対象に影響を与える」という特性にDARPAが目を付けた。以来、新兵器開発計画の一環として長らく研究、改良が続けられていた。

 新型機械歩兵の装甲に対する試験でエントリーに加えられた際、低周波エネルギー塊が機械歩兵の新型電磁装甲に極めて有効であることが発見され、BLADEシステムの候補に加えられた。欠点として距離によるエネルギー減衰が大きく、新型装甲の電磁界に負けてしまうと全く影響を与えられないということが挙げられる。また、コンデンサに高電荷をかけるまでの時間が長く、連続発射には向かない。

【LFEガン】
巨大な超低周波エネルギー弾を放つ、LFEガン。飛翔する速度は遅いが破壊力は高い!エネルギー塊という特性を利用することで、ミサイル群への防御壁として使うことも可能だ実体を持たない低周波エネルギー塊ゆえに、物理的な障害物によって遮られることがない

■ ロックオンレーザー(LOCK-ON LASER)

 DARPA製の特殊兵器で、遠隔操作が可能な粒子入りのビームを放つ小型荷電粒子砲。BLADEシステムを構築している「プログラム可能素子」はDARPA原子操作技術の結晶である。この素子は「電荷状態変更による体積と密度の操作」を初めとし、今までの兵器素材に無い様々な特徴を持っていた。

 電波を介してある程度の遠隔操作を行なえることもその1つであり、誘導兵器の弾頭などに使用されていたが、大胆にもこの素子自体に破壊力を持たせ、「ベクトルを自由に変えられるビーム」として撃つという兵器プランが立案された。開発は難航したが誘導用小型コアの周りに荷電状態の粒子に分解された素子をまとわりつかせ、電磁誘導で打ち出すというやや強引な方法で解決した。

 BLADEコアとARSリアクターの両方を使って粒子を加速させており、命中率が高い優秀な兵器だが、誘導電波の都合上、数本を同時に発射するのが限界である。

【ロックオンレーザー】
ロックオンレーザーは、一定範囲の敵を自動的にロックオンして追尾するという能力を持っている。放出されたレーザーは敵の頭上で急降下するため、遮蔽物の裏に隠れた敵にも当てやすい


■ バザード(Buzzard)

飛行形態
地上形態

 ウォレヌス社がS・クレイ エレクトロニクス社との協力の下、戦略兵器のポテンシャルを秘めた戦術兵器として開発した大型UAV。

 MBT、攻撃ヘリのレベルの大きさのフレームに、戦艦レベルのレーザーキャノン砲を搭載、空中・地上両対応が可能な変形機構と機能面のポテンシャルは非常に高いがコストがバカ高く、また量産の難しい特殊なパーツや構成のため、専属の技師(しかもスペシャリスト級)がつかなければまともな運用は非常に厳しい機体。

【バザード】
飛行形態のバザードは上空から襲い掛かってくる。巨大な体躯からは想像できないほどの機動性を誇り、サムを追い詰める。前面のハッチからはガトリング砲、頭部からはレーザーを放ってくるため、狭い場所では攻撃を回避するタイミングが難しい
地上形態でもガトリング砲は健在。連射速度が速いため、撃ち始めてから避けても手遅れに地上形態では、両腕の部分で薙ぎ払いやパンチを仕掛けてくる。接近戦においても隙がない攻め入りにくそうに見えるバザードにも弱点はある。僅かな隙を狙って着実に攻撃を当てよう
巨大な体躯で壁際に追い詰められてしまうと、逃げ場を失ってしまう。ただ動くだけでなく安全を確保する場所取りも忘れずに両腕から放つ巨大なレーザーは一撃必殺の破壊力を持っている。この攻撃だけは絶対に食らってはいけない!


(C) SEGA

(2010年 10月 21日)

[Reported by 志賀康紀]