セガ、PS3/Xbox 360「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」
アクションシステムとストーリーを紹介


2010年冬 発売予定

価格:未定


イメージアート

 株式会社セガは、プレイステーション 3/Xbox 360用シューティング・アクション「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」を2010年冬に発売する。価格は未定。

 「VANQUISH」は、アクションとシューティングが融合したハイスピード&ハイテンションシューティングアクションゲーム。プレーヤーは政府機関「DARPA」のエージェント「サム」となり、最新鋭のバトルスーツARS(※Augmented Reaction Suit Systemの略)を装着してスペースコロニーに向かうところからゲームがスタートする。本作の特徴にもなっているバトルスーツARSを装着することによって、銃撃はもちろん、敵に接近した場合にはパンチやキックといった多彩なアクションで敵を倒すことができるという。

※Augmented Reaction Suit System:カーボンナノチューブを繊維のように縫った素材を採用。その強度は鋼よりも堅く、重さは空気よりわずかに重い程度。最新MBT(主力戦闘車)に匹敵する攻撃力・機動力・情報処理能力・戦術性を一歩兵にて実現させることができる。

 また、アクションシステムの1つとして「ARモード」(Augmented Reactionの略)を搭載している。ARモードは特定の条件で発動し、発動中は時間の流れがスローになる。時間の流れがスローになることによって、動いているロボットの弱点を的確に狙うことができるようだ。移動は通常移動に加えて、高速移動を可能にする「ブースト」が用意されている。ブーストは、銃弾が飛び交う中をすり抜けて遮蔽物に隠れたり、敵の背後に回りこんで攻撃するなどといった行動に利用することができる。



【スクリーンショット】
プレーヤーの視点は、典型的なシューターファンにはおなじみのタイプとなっているので、戸惑うことなく遊べるだろう銃撃はブースト中でも可能。ブーストを利用し、敵のすぐ脇をすり抜けざまに倒すといった芸当もできるようだどんなに強力な敵でも弱点は必ずある。歩行兵器は操縦手を狙い攻撃を仕掛けると正面から戦うよりも楽に倒せる
降り注ぐ銃弾の中に自ら飛び込み、銃弾を回避すると同時に敵を撃破していく。ハイテンションバトルの真骨頂だ!撃墜された巨大戦艦が頭上から落ちてくるという、スケールのデカイ演出も本作の魅力の1つとなっている高所から攻撃を仕掛けてくる狙撃手だろうか。これだけの距離があっても、しっかり狙えば倒すことができるという


【ストーリー】

 

未来は夢に溢れているはずだった……。

 宇宙に浮かぶ米国51番目の州プロビデンス。太陽光発電の拠点として建造されたシリンダー型のコロニーだ。巨大な発電施設では、電力をマイクロウェーブに変換し地球に送電している。

 しかし、そのプロビデンスが何者かに占領され、発電施設は大量破壊兵器と化してしまった。敵は、送電用のマイクロウェーブを増幅し、サンフランシスコに照射。一瞬にして50万人の命が奪われた……。

 一方、ワシントンでは、『ロシアの星』による宣戦布告を受けていた。ロシアでクーデターを起こしたばかりの組織だ。彼らの要求は、米国の即時無条件降伏。さもなくば次はニューヨークを攻撃すると脅してきた。

 この米国最大の危機に救世主として指名されたのは、あのバーンズ。3度の戦争を経験し、シルバースターと海軍殊勲十字章を受章した英雄だ。すでに彼の艦隊は、コロニー付近まで接近している。

 この艦隊には、大統領と国防長官の直轄機関であるDARPA(国防高等研究計画局)から、1人の男が派遣されていた。今作の主人公サムだ。名目上は新型バトルスーツARSの性能テストということでの同行だが、別の密命も受けている。

 「ロシアの星」によるニューヨーク攻撃まで、残された時間はあと僅か。

 それぞれの思惑が交錯する中、米国の存亡をかけた戦いがいま始まろうとしていた。


【イメージシーン】
「VANQUISH」公式サイトでは、本作の世界観を知ることができるトレーラームービーを公開しているので、気になる人はチェックしてみるといいだろう。トレーラーの制作を担当するのは、「メタルギア4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」のオープニングムービーを手掛ける映像クリエイターALEXEI TYLEVICH氏率いるLOGAN PRODUCTION


【スクリーンショット】
障害物に身を隠しつつ反撃に転じるタイミングをうかがう。仲間と共に戦う高揚感、緊張感を味わうこともできるという派手なアクションで敵を吹っ飛ばす。離れた位置から敵を撃つだけのゲームではなく、接近時の立ち回りがポイントにARモードを使いこなせば、どんなに激しい乱戦の中であっても着実に敵を仕留めることができる
ブーストと回避を使いこなすことができれば、敵の背後に回り込んでからの銃撃も可能になる。大型の敵の背中に見える赤いコアが弱点だ!敵の懐に飛び込みざまARモードを発動。ARモードには落ち着いて敵を狙い撃てるというだけでなく、ここ1番での集中砲火にも利用できる大型の敵を相手にするときは、一瞬の油断が命取りになるという。ヒット&アウェイで敵との距離を保つことも時には重要となる
四足歩行の巨大ロボットとのバトルシーン。ボスクラスの敵だろうか、巨大な敵を相手にダイナミックなアクションで大立ち回りを繰り広げいている様子がわかる連続写真だ。常人ではありえない動きで敵をぶちのめす爽快感がここにある


(C)SEGA

(2010年 4月 28日)

[Reported by 志賀康紀]