「AOU2010」セガブースレポート Part.2
「ボーダーブレイク Ver.1.5」、「UFO バランス キャッチャー」など新作を多数出展
2月19日、20日 開催(一般公開日は20日のみ) 会場:幕張メッセ 開場時間:10時~17時 入場料:当日券 大人、中高生1,000円(小学生以下、60才以上は無料) |
社団法人全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)は、2月19日、20日に、千葉・幕張メッセにて、アミューズメント機器の展示会「AOU2010 アミューズメント・エキスポ」を開催する。開催時間は10時から17時まで。一般入場は20日のみ。入場料は1,000円(特別割引券使用で700円)。小学生以下および60歳以上は無料。ここではセガブースレポートのPart.2をお届けする。
■ ボーダーブレイク Ver.1.5(映像出展)
最大20人による店舗間オンライン対戦を実現したハイスピードロボットバトルの最新バージョンが登場。マップ、ブラスト・ランナー、武器、装備などが大幅に追加されるほか、期間限定で開催される新モード「イベントバトルモード」では専用報酬が用意されるなど、プレイの幅がさらに広がるバージョンアップになる。
モバイルサービス「BB.NET」は、ネット上で機体カスタマイズが可能になる。専用キャラクターアイテムでは、同社作品「戦場のヴァルキュリア2」とのタイアップアイテムが登場。ICカード再発行機能、セキュリティ強化のための暗証番号機能も追加されるなど、さらなるサービスの拡充が図られる。当初は「この利用料で、このサービスか……」と感じられた人もいるだろうが、キャリア各社のモバイルサービスはそう簡単に値上げできないため、利用料は目標として想定されたクオリティを前提に決められることが多い。当然、BB.NETも“価格相応”のサービスを目指しており、Ver.1.5以降もユーザーの期待を裏切るものにはならないはずだ。個人的には、ICカードの再発行機能だけでも十二分に利用価値があると思っている。
出展筐体はVer.1.1だが、ブース横のモニターではVer.1.5の最新映像が常に流されている。新マップを疾走する新ブラスト・ランナーに、レーザー兵器、グレネード・ランチャーなど、数多の新要素がファンの視線を文字どおり釘付けにしている。プレイアブル出展がかなわなかったのは本当に残念だが、日々のテンションを高める意味でも、ファンの方々にはぜひ一度ご覧いただきたい。今春稼働予定。
【タイトルロゴ】 | 【筐体】 |
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【新マップ】 | |
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ダリーヤ遺跡群~廃都行軍~ | トラザ山岳基地~砂塵の死線~ |
【新ブラストランナー「E.D.G」】 | |
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【新アバター】 | |
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インテリタイプ | お嬢様タイプ |
【BB.Net】 | ||
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カード再発行. | 機体カスタマイズ | 専用アイテム |
【スクリーンショット】 | ||
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(C)SEGA
■ UFO バランス キャッチャー
従来のプライズマシンは「じっくり狙って取る」のが主流だったが、本作は“遊びながら景品をキャッチする”体感型UFOキャッチャー。足元にある不安定なコントロールボードに乗って、UFOメカを移動させるのがポイント。やりかたは、動かしたい方向にボードを傾けるだけ。ボードの入力は8方向に対応する。
面白いのは“制限時間制”が採用されていること。通常のUFOキャッチャーは1度失敗したらそれで終わりだが、本作は制限時間内なら何度でもやり直しがきく。アームを下ろすときは手前のパネルにあるボタンを押すが、下がっている間にコントロールボードを左右交互に連続で踏むと、手前画面にあるゲージが上昇し、MAXになると制限時間のカウントダウンが一定時間止まる「ストップモード」など、ここにも“遊び心”を刺激するフィーチャーが用意されている。
キャッチした景品を落し口に持っていくのも、プレーヤーの役割。ただし、試遊台には“おじゃま棒”と呼ばれる仕掛けがケース内にいくつかあり、これにぶつからないよう落し口に景品を持っていくのが、なかなか難しい。焦るとあらぬ方向に身体を傾けてしまい、その失敗がさらなる焦りを生み出す。なお、落し口に持っていく途中で制限時間がきても、一定時間内であればその状態からコンティニューが可能。こうしたソツのない作りは、プライズマシンの老舗らしい配慮といえる。
体重約0.1トンの筆者が乗ってもビクともしない頑強なコントロールボードは、稼働範囲の遊び具合も適度で、なかなかやりがいがある。唯一の問題は「とにかく景品が欲しい。確実にゲットしたい」というタイプには、恐らく見向きもされないであろうことだが……そういった意味では、カップルやファミリー層が多く訪れる店舗向けといえるかもしれない。7月稼働予定。
【イメージCG】 | |
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(C)SEGA
■ Arabian Jewel
カラフルなジュエル(ボール)が敷き詰められたフィールドが印象的なマスメダルプッシャーマシン。コインをシュートして、フィールド内にあるイエロー、グリーン、ピンク、パープルといった4種類のジュエルを落すのが基本。色ごとにボーナスが異なるため、どの色をどのタイミングで落せばいいかなど、戦略的なプレイが楽しめる。
ジュエルのなかには、通常よりもひと回り大きい「ビッグジュエル」がある。レッド、ブルー、イエローの3種類があり、こちらも色ごとに効果や演出が異なる。ジャックポットにはビッグジュエルが欠かせないが、それを獲得するためには、プレーヤー全員の真ん中に位置する「プッシャーフィールド」が鍵になる。中央のプッシャーフィールドは、いわば全員が共用する“ジュエル置き場”みたいなもので、ここからいかにビッグジュエルを引き込むかがポイント。スモールジュエルを使ったこまめな展開と、ビッグジュエルをゲットしたときのダイナミックさが、いいコントラストを生み出している。
「いきなり駆け引きなんて難しい」と思われる方もいそうだが、実際には「まずはスモールジュエルを落す」という基本ルールに沿ってプレイすれば、何の問題もなくゲームの核心部分にスッと入っていける。中央のフィールド云々よりも、まずは自分のフィールドにあるスモールジュエルを落すこと。そこから先は、焦ることなくジックリ覚えていけばいい。トゥーン調のキャラクターもキャッチーでいい雰囲気をかもしだしており、ロケーションでも人気の高い作品になりそうだ。今夏稼働予定。
【タイトルロゴ】 |
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【筐体】 |
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【スクリーンショット】 | ||
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(C)SEGA
■ アミNo.3
一貫してダジャレ風ネーミングを採用する大型ビデオメダルゲーム「アミー漁」シリーズ最新作。タイトルは「あみのさん」と読む。
今作のポイントは“もっと楽しく! もっと簡単に!”といい、従来シリーズで10個だったパールランプを5個に減らし、ジャックポットまでの過程を簡素化。ジャックポットは“ホワイト(物理演出)”と“ブラック(ビデオ演出)”の2系統にわけられ、それぞれ異なるダイナミックな展開が楽しめる。
漁獲量100kgで竜宮スロットに挑戦。大漁スロットは、パールだけでなく大漁メダル獲得のチャンスが拡大。いきなりパール獲得が狙える乙姫チャンス、メダルを減らすことなく漁獲量があげられるアミノサンタイム、網が外れてもメダルがもらえる網ゲージなど、数々の新イベントを搭載。サンゴ、アマゾン、海底遺跡、沈んだ海賊船などステージの美しさもさらにパワーアップ。シリーズのファンだけでなく、これまでプレイしていなかった人にもぜひご注目いただきたい。2010年稼働予定。
【タイトルロゴ】 | 【筐体】 |
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【スクリーンショット】 | ||
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(C)SEGA
■ ムシキングバトル 合虫ガッツ!!
セガと小学館が共同開発した同名の児童向けコンテンツをゲーム化。虫カード3枚を組み合わせ、合体=合虫させて戦うタッチパネルアクションゲーム。小学館発行の月刊誌「月刊コロコロコミック」とタイアップし相乗効果を狙う。
カードには、オリジン、ヨロイ、メカ、バイオ、メタル、クリスタルといった6種類の属性があり、それぞれ左上にアイコンで表記される。イメージ(カードのフレーム)カラーは、オリジンがグリーン、ヨロイがレッド、メカがイエロー、バイオがバイオレット、メタルがシルバー、クリスタルがライトブルー。強さレベルはカード右下に☆マークで3段階表示される。第一弾では、全部で49種類のカードがラインナップされる予定。
筐体は2画面すべてタッチパネルを採用。手前に味方3匹、上に敵3匹が表示され、攻撃するときは敵の虫を、防御するときは味方の虫をそれぞれタッチ。画面に出現する“ガッツ球”を最大まで溜め、合虫球を回して大きくすれば3匹が合体(合虫)して超合虫が降臨。ド派手な演出ともに必殺技が繰り出される。今春稼働予定。
【タイトルロゴ】 | 【筐体】 |
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【カード】 | ||
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[ARM] 剣豪甲華鎖須 | [BIO] ヴェノム=パラワン | [MEC] ファイアエンジン・アクティオン |
【単虫】 | ||
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剣豪甲華鎖須 | ヴェノム=パラワン | ファイアエンジン・アクティオン |
【超合虫】 | ||
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[OGN] ビートルナイト | [MTL] メガロイド | [ARM] ガーディガン.psd |
[MEC] タイガータンク | [BIO] ダイナザウルス | [CST] エレス・ルビー |
【スクリーンショット】 | |||
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(C)SEGA・小学館
■ その他の主な出展機種
(C)'08,'09 SANRIO/SEGA TOYS S・S/W・TVO・JLPC (C)SEGA
(C)SEGA・小学館・陣名まい
(C)小学館・SEGA
(C)SEGA
(C)TYPE-MOON/ECOLE,1999-2010
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
□セガのページ
http://sega.jp/
□セガ「AOU2010 アミューズメント・エキスポ」特設サイト
http://am-show.sega.jp/aou10/
□「AOU2010 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.konami.jp/aou/
(2010年 2月 19日)