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「コール オブ デューティ ワールドウォーII」開発者カンファレンス
原点回帰を目指し、戦争の記憶を後世に伝える作品に!
2017年9月23日 15:28
ソニー・インタラクティブエンタテンメントジャパンアジアは「コール オブ デューティ ワールドウォーII(以下、「CoD:WWII」)」において、プレスカンファレンスを行なった。「CoD:WWII」のナラティブディレクターである、Sledgehammer GamesのScott Whitney氏により、ゲームの特徴が語られた。
「CoD:WWII」の開発の“目的”の1つは、「原点回帰」だという。ゲームとしての感触、FPSとしてのプレイ感を原点を本作で追求する。「地に足がついた」ゲーム性を実現させたかったとWhitney氏は語った。
そして、第2次大戦という悲惨で過酷な戦いがあったことを後世に伝えたい、というのも本作の大きな目的だという。キャンペーンでは1944年のノルマンディ上陸作戦でのオハマビーチから始まり、ドイツへの進軍までの戦いが描かれる。中心となるのは歩兵部隊。彼らの戦場での軌跡を語っていく。
そのストーリーは「フィルターを通さない戦争」を描くという。正義の連合軍対悪のドイツという戯画化された姿ではなく、生々しい兵士達のドラマを描いていく。登場人物も兵士だけではなく、戦争に巻き込まれる一般の人、女性や子供なども登場する。「忘れることができない物語」が描かれると、Whitney氏は語った。
中心となるのは若い兵士である。彼は栄誉を目的として銃を持ち、戦っていくが「目的のための犠牲」が重くのしかかってくる。「真の英雄とは何か」、「真の友情とは何か」を問う物語が展開するという。
Whitney氏はさらに「マルチプレーヤー」モード、「ゾンビモード」の説明も行なった。マルチプレーヤーではリアルな戦場の怖さ、過酷さを体験できる。様々なモードがあるが今回特にムービーで紹介したのが「司令部(ヘッドクォーター)」だ。オンライン対戦に新しい要素を加えるコミュニティスペースである。
司令部は数十人で空間を共有でき、エモートやボイスチャットで交流できる。「特定のモードをプレイしろ」といったクエストをクリアしたり、1対1での対戦が行なえる「ピット」なども準備されるという。
そして「ゾンビモード」はこれまで以上のおぞましいモードとなる。実際のナチスの要素も取り入れられた恐ろしいモードになるとWhitney氏は語った。
カンファレンスでの情報はこれまでの情報を整理された流れたものだった。また、世界各地のメディアが集まったためか、予定されていた質疑応答も省略されてしまい、もう少し情報が欲しかったな、という感想も持った。しかし改めて本作の目指す方向性、意義が開発チームメンバーから聞くことができ、ゲームへの期待感が高まったカンファレンスだった。
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