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「CoD ワールドウォーII」新モード「ウォーモード」を試遊
没入感たっぷり。史実に基づくストーリー性のあるマルチプレイ
2017年8月24日 16:27
このレポートでは、プレイステーションのブースで試遊した、Activisionのシリーズ最新作「コール オブ デューティ ワールドウォーII」のプレイインプレッションをお届けしたい。本作は、その名の通り第二次世界大戦がテーマとなったシューティング。日本では、11月3日に発売予定で、8月26日からマルチプレーヤーモードの先行βテストが予定されている。
今回試遊できたのは、βテストで予定されているマルチプレーヤーで遊べるチームデスマッチと、新ゲームルール「ウォーモード」の舞台となる「Operation Breakout」の2つ。今作では、プレーヤーは第二次大戦を象徴する5つの「師団(ディビジョン)」のいずれかに所属して、その中で装備やスキルを拡充していく。
ゲームが始まると、5つのディビジョンそれぞれで、大戦当時の雰囲気で作られた師団長からのメッセージを見ることができる。師団は「歩兵師団(INFANTRY)」、「空挺師団(AIRBORNE)」、「機甲師団(ARMORED)」、「山岳師団(MOUNTAIN)」、「遠征軍(EXPEDTIONARY)」の5つ。師団を選ぶと、いかつい男たちが並ぶメンバーリストに移動する。師団員はみな持っている武器が違っており、好きな団員を選んでスタートする。
歩兵師団はあらゆる状況に対応できる万能タイプ。空挺師団はサイレンサー付きサブマシンガンを持ったスカウト的な兵種。機甲師団は軽機関銃を使うパワータイプ。遠征軍は、焼夷弾とショットガンを装備した近距離に強い兵種。そして、山岳師団はいわゆるスナイパーのクラス。今回使用したキャラクターもギリースーツを来たいかにも山岳兵らしい姿だった。
チームデスマッチのマップ「Aachen」は、「アーヘンの戦い」として知られるドイツの古都アーヘンをめぐる激戦がモデルになっている。廃墟と化した市街地での戦いは、史実に負けず劣らず激戦だった。どの建物も2階建て以上なので、スナイプし放題に見えるのだが、実際には階段ががれきで埋まっていたり、燃える梁で塞がれていたりするため上に登れる場所は限られた。
新モード「ウォーモード」は、6対6で攻撃側、防御側を交代しつつ戦う新しいマルチプレイのモード。プレーヤーは米軍を中心とする「Allies」とドイツ軍を中心にする「Axis」に分かれて、ノルマンディー上陸後に次の需要目標とされたサン=ローの西側にあるフランスの小さな村での攻防を繰り広げる。史実がベースにあるだけにストーリー性があり、刻々と変化する状況に対応するための戦略が求められるモードになっている。
Alliesの兵士は、トラックで邸宅の側まで進軍し、そこで散会する。邸宅はAxis側に接収されており、ナチスの旗が垂れている。邸宅の奥には林と壊れた橋があり、その先にはほとんど廃墟となった小さな町がある。邸宅の占拠に成功すると、次は敵の攻撃をしのぎつつ、橋を架けて戦車の通り道を作る。橋が架かると、戦車が動かせるようになり、周辺の兵士は戦車を護衛しつつ街のはずれにある教会を目指す。ここには最終目標である対空砲がある。
作戦部隊の隊長からは、通信でずっと状況が伝えられる。その指示に従って、橋を直したり、戦車を護衛したりするのだが、特に防衛側で劣勢になっていると「敵が橋を直している」、「戦車が進んでいる」と何度も報告が入るので、ついつい焦って阻止に向かい倒されてしまった。
戦車が動き出すと、Alliesがかなり有利になるが、バズーカ砲などで戦車を破壊してしまえば一発逆転もありうる。教会まで無事に戦車を送り届けるとAlliesの勝利となり、戦車が対空砲を破壊して飛行機が無事通過していく。失敗すると、対空砲で飛行機が撃墜される。
登場する武器は、ライフルやショットガン、ハンドガン以外にマシンガンやヘビーマシンガン、バズーカ砲、火炎放射器と史実に沿った様々な武器を使うことができる。さらに、防御側では拠点を護るために壊された壁やオブジェクトを直すこともできる。ただ撃ち合うだけではなく、色々と作戦を練って相談しつつ攻略するのが楽しそうなモードだった。
26日から始まるPS4版のβテストの参加方法はテスト用特設サイトを参照して欲しい。武器や装備、風景など第二次大戦中の時代考証に細部までこだわって作られた本作。FPSが好きな人はもちろん、第二次大戦中の兵士になりきって、歴史を体感してみたいという人にもおすすめだ。
Gamescomでは、ゲームを楽しむためのソーシャルスペース「ヘッドクォーター」のゲームプレイを垣間見ることができるトレーラーが公開されたので、こちらもぜひご覧になってみて欲しい。
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