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【特別企画】Nintendo Switchのシーカーストーン型ケースに一目惚れ!
北米版「ゼルダの伝説 BotW」の「Special Edition」購入記
2017年4月3日 10:47
3月3日にNintendo Switch本体とともに「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下、BotW)」が発売されて約1カ月が経過した。購入された方々は果たしてどこまで進められたのだろうか。筆者はつい先日エンディングを迎えたが、その後も「ハイラル図鑑」の完成を目指し、ハイラルを放浪し続けている。プレイ時間は170時間を超え、仕事でプレイした約40時間を足すとゆうに210時間をオーバーするわけだが、未だに新しい発見があるのが本当に凄い作品だと思った。
そんな本作は、3月3日に全世界同時発売となったわけだが、その中でも北米で発売された限定版には、日本で発売されたものとは違う特典が付属していたことをご存じだろうか。特製のNintendo Switchケースなど、ファン垂涎の特典が付属したこの「ゼルダの伝説 BotW」の北米版の限定版「Special Edition」(正式名称は「The Legend of Zelda Breath of Wild Special Edition」)を、今回筆者が個人的に入手したので、その内容について紹介してみたい。
なおここで紹介しているのは北米(アメリカ、カナダ)にて販売されたものを筆者が個人で購入したもので、日本では販売されていない。またサポートなども対象外なので注意いただきたい。
発売後1週間経過も……どうしても欲しくて入手!
筆者がこの北米版「Special Edition」について知ったのは、Twitterのタイムラインにたまたま流れてきた「北米の限定版『Special Edition』には、シーカーストーンの形をしたNintendo Switchのケースが付属する」という情報だった。
本作に登場する「シーカーストーン」は、彼の旅をサポートする古代のガジェットで、そのサイズや常に腰に下げている様子から、「シーカーストーンの形をしたスマホかSwitchのケースが欲しい」と思った人は多いはず。この北米限定版の特典はそれを叶えるものとなった任天堂製のオフィシャルグッズで、すでに発売から1週間ほど経っていたが、既に本作にどっぷりはまっていた筆者が、欲しくならないわけがなかった。
早速個人輸入などでなんとか入手できないかとチェックしてみたが、その時点で、これまでゲームソフトを個人輸入した経験のある北米のいくつかのショップも軒並み売り切れ状態。北米Amazonがマーケットプレイスも全て定価(99.99ドル)以上の出品で、しかもそのほとんどが日本への発送がNGだった。そこで次に見てみたのが、オークションサイトのeBayだ。ここは多くの出品者が海外発送に対応していて、競らずに即決購入できる物件も多く、PayPalで決済できる手軽さもあるため、筆者もレトロゲームなどを入手するのに時折利用している。
eBayの検索窓で「Breath of Wild Special Edition」を「Price+Shipping : lowest first」(価格+日本へ発送可能な送料:安い順)で検索してみると、その時点で500件以上の出品があり、定価の100ドル以下のものは全てオークション品、または特典やソフト個別の販売で、即決品の相場はやはり定価以上。その中に定価より少し高めだが即決品があり、予算などの関係から今回はこれを入手することにした。幸いフットワークの軽い出品者で、送金手続きをした数時間後にはもう発送完了の連絡が来ていて、約10日で荷物が到着。ここからは「開封の儀」として、その内容をお届けしたい。
この「The Legend of Zelda Breath of Wild Special Edition」の内容は、北米版のゲームソフトの他、Nintendo Switchのケース「Nintendo Switch Sheikah Slate carrying case」、シーカー族のマークが刻印されたコイン「Sheikah Eye collectible coin」、特製マップ「Relic of Hyrule: Calamity Ganon tapestry and weather-worn map」、本作のBGMが収録されたサントラCD「The Legend of Zelda: Breath of the Wild Sound Selection CD」となっている。
Nintendo Switch Sheikah Slate carrying case
今回の筆者の目的でもある「シーカーストーン」型のNintendo Switchのケース。Joy-Conを装着した本体を、そのまま保存できるものだ。サイズは14×27×5cm(縦×横×厚さ)とやや大きめで、開けると中には仕切り板があり、それを挟んで一方に本体を、もう一方に小さめの周辺機器などをいられる入れられるメッシュポケットが付いている。純正のACアダプターはちょっときついが、Joy-Conストラップなどは余裕で入れられる大きさなのは嬉しい。またメッシュポケット側の仕切り板にはソフトを12枚も入れられるポケットも付いている。
印刷だと思っていたシーカーストーンの模様は、硬質のゴムで成型されたしっかりしたもので、使っていて模様が薄れていくような心配はない。キャリングハンドルもあるのでそのまま持ち歩いて使用できるようになっている。弊誌で掲載しているNintendo Switchのケース特集で扱われているものともまた違った設計で、少なくとも日本国内で発売されているケースのOEMではないということもわかった。
Sheikah Eye collectible coin
こちらも北米版のオリジナル特典。劇中には登場しない、シーカー族のシンボルの瞳の模様があしらわれたメダルで、プラスチックのケースに入っている。一方には本作の北米版ロゴマークのZがある。
Relic of Hyrule: Calamity Ganon tapestry and weather-worn map
ハイラルのワールドマップだが、あくまでディスプレイ用のもので、祠や村などの位置はこれではわからない。裏には劇中にも登場したガノンと4体の神獣、姫と勇者の伝説を描いた絵が印刷されている。紙ではなく、薄いウレタンのような素材で高級感がある仕様だ。
The Legend of Zelda: Breath of the Wild Sound Selection CD
ゲーム中に流れる主要なサウンドを収録したCDで、収録曲を確認した限りは、国内で発売された限定版「Collector's Edition」に付属したものと同じ内容のようだ。ジャケット裏にはリンク、内ジャケットにはゼルダのイラストがある。
おまけにソフト本編の「リージョンフリー」仕様もチェック
またこれは余談となるが、本作を入手した際には試してみたいと思っていたのが、国内版のハードで海外版のソフトを使用したときの動作についてだ。
リージョンフリーとの情報は出ていたものの、それが実際どのような形で働くのか気になっていたのだが、蓋を開けてみれば何ということはなく、北米版は日本版のソフトとまったく同じものだった。言語や音声は本体の言語設定に依存していて、北米版だからといって英語が優先されることもない。さらにセーブデータも、国内版で進めていたものがそのまま読み込まれるという仕様だ。つまり本作に限っては、日本版も北米版も同じソフトというわけである。このあたりはもしかすると、世界同時発売のソフトだからこその仕様なのかもしれない。
国内版とはまったく異なる「ゼルダ」シリーズらしい特典が用意されたこの北米版。国内で発売されないのが何とも残念な限りだったが、各国で限定版の仕様は異なるため、これは仕方ないことだろう。願わくばこうした遊び心のあるケースなどが、国内でも発売されることに期待したいところだ。
また今回入手手段として紹介した個人輸入や海外オークションの取引は、荷物の未着や商品状態などにおけるトラブル発生のリスクもあるので、もしこれから手に入れようと考えた人は、くれぐれも慎重に行なっていただければと思う。
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