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「バイオ7」、恐怖の「ベイカー一家」と“気持ち悪い食べ物”の作り方公開!
実物をゲーム内に取り込む「RE ENGINE」のフォトスキャン機能も紹介
2016年9月15日 14:47
カプコンは、2017年1月26日に発売予定のプレイステーション 4/Xbox One/PC用サバイバルホラー「バイオハザード7 レジデント イービル」(バイオ7)のスペシャルステージを東京ゲームショウ2016で開催した。
ステージでは、「バイオ7」プロデューサーの川田将央氏と、マーケティングプロデューサーの神田剛氏が登壇し、CERO Z(18歳以上のみ対象)指定となる「グロテスクVer.」の発売決定や新トレーラーなどを公開した。
ゲームコンセプト、「RE ENGINE」の実力が公開
ステージの大きな発表となったのは、CERO Z版「グロテスクVer.」の発売決定。CERO D(17歳以上対象)となる通常版と並び、2種類が発売されることとなった。なお9月15日より予約が開始されている。
また初公開となった新トレーラー「TAPE-2 “ベイカー”」は、銃を使った戦闘シーンや、炎に包まれながらなお突進してくる男などのシーンが映された後、映画「悪魔のいけにえ」を髣髴とさせる狂気の食卓風景を見ることができる。食卓を囲むのは「ベイカー一家」とされ、ストーリー上重要な人物たちになるようだ。
発表会ではこのほか、「バイオ7」のコンセプトとして、「脱出」や「没入」、また「追求」といったものが話されていった。「脱出」は邸宅からの脱出を目的とすることで緊張感を持たせる狙いがあり、「アイソレートビュー」としたプレーヤーの視点を採用することで、ゲーム内への没入感を増している。
「アイソレートビュー」はカプコンの造語となるが、単なる1人称視点という以上に、「孤独」や「分離」といった意味を込め、恐怖を高めることを目指しているとした。
また「追求」とはフォトリアルな表現のこと。邸宅の埃や塵、サビ、そして木目など、「20年研究してきた怖い表現」が本作ではさらに追求されているという。今回代表例として出されたのは「食べ物」で、今回ゲームエンジンとして使用している「RE ENGINE」の話題も登場した。
「RE ENGINE」では、人物からオブジェクトに至るまでフォトスキャンが可能となっており、実物を撮影して「RE ENGINE」を経由させることで「短時間でモデルデータができる」という。完成したモデルデータはかなりの再現度で、ゲーム内に反映すると「バイオ」らしいグロテスクさが加わり、リアルでありながら生々しい「気持ち悪い食べ物」ができあがる。表現の緻密さと効率化を兼ね備えた「RE ENGINE」が、本作では大きな役割を果たしているようだ。
さらにゲームでは、「扉を開ける恐怖」、邸宅内の「探索」、ショットガンやハンドガンを使った「戦闘」、また「アイテムマネジメント」といった要素があるとした。
なおTGS2016の会場では、最新デモンストレーション「Lantern」がプレイできる。これはランタンを掲げた老婦人が、奇声を上げながら主人公を襲うというもの。試遊した人には、特製ショルダーバッグがプレゼントされる。内容についてはgamescom 2016出展版でのレポートをご覧いただきたい。
また9月15日より、PS4用の体験版「バイオハザード7 ティザー ~ビギニングアワー~」のアップデート版となる「Twilight Ver.」が、PS4ユーザー全員を対象として配信されている。アップデート版となるので、「ビギニングアワー」をプレイ済みの人も「Twilight Ver.」を立ち上げると「何かが変わっているかも」とのことだ。