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セール中の今こそ遊びたい! スクエニの名作「聖剣伝説」シリーズおすすめ作品ガイド

美麗なグラフィックの最新作からお手頃に遊べるスマホ版まで7作品の魅力をおさらい

【聖剣伝説35周年記念セール】
セール期間:6月17日~7月1日

 スクウェア・エニックスの看板シリーズの1つであるアクションRPG「聖剣伝説」の第一作目が1991年6月28日に発売され、今年でついに35周年を迎える。それを記念して6月17日より7月1日までセールが実施される。

 今回のセール対象作品は全7タイトル。これだけの数があるとどの作品をプレイするか悩ましいところだと思う。そこで弊誌では、4つのカテゴリーに分けて7作品の内容を紹介する。気になるタイトルが必ずあると思うのでチェックしてほしい。

「聖剣伝説35周年記念セール」開催概要

開催期間:6月17日~7月1日

「聖剣伝説35周年記念セール」のページ

対象タイトル/対象機種
・聖剣伝説コレクション(Nintendo Switch)
・聖剣伝説2 SECRET of MANA(プレイステーション4)
・聖剣伝説3 TRIALS of MANA(プレイステーション 4/Switch/Android/iOS)
・聖剣伝説 Legend of Mana(プレイステーション 4/Switch/Android/iOS)
・聖剣伝説 VISIONS of MANA(プレイステーション 5/プレイステーション 4)
・聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-(Android/iOS)
・聖剣伝説2(Android/iOS)

シリーズの原点からナンバリングタイトルをまとめて楽しみたいならコレ!

「聖剣伝説コレクション」(Nintendo Switch)

 初期の「聖剣伝説」シリーズをこの1本でまとめてプレイできる超お得なタイトルがNintendo Switch用ソフト「聖剣伝説コレクション」。「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」、「聖剣伝説2」、「聖剣伝説3」の3タイトルを収録している。

 本作で特筆すべきは、ゲームの内容に原作からほぼ手が加えられておらず、“当時そのままのゲーム体験が楽しめる”点だ。特に「聖剣伝説3」はリメイク作品が存在するものの、原作そのままの形ではこれまで1度も配信すらされたことがなく、本作が登場するまでは実機を用意するしかプレイする手段がなかった。それゆえにシリーズファンにとってはかなり貴重なコレクションとなっている。

オリジナル版をほぼそのままの形で3タイトル収録した、シリーズ入門にもうってつけのコレクション

 1991年にゲームボーイ用ソフトとして発売されたシリーズ1作目「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」は、見下ろし型視点のアクションRPGとなっている。「ファイナルファンタジー」と大きく異なる点として戦闘がリアルタイムなアクションゲームになっており、フィールド上の敵とのシームレスなバトルが楽しめる。

 戦闘にもRPGらしさが盛り込まれている。攻撃をしないと自動で溜まっていくゲージが存在し、ゲージ量が多いほど大きなダメージを与えられたり、強力なMAX攻撃などを繰り出せたりする。ただボタン連打でゴリ押すゲーム性ではなく、戦略性の高い戦闘システムとなっている。

【聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-】
コマンド制のバトルではなく本作はアクションの戦闘となっており、「ファイナルファンタジー」との差別化が図られている

 容量に限りのあるゲームボーイタイトルながら、装備や魔法、主人公と共に戦ってくれる仲間のNPCといったRPGには欠かせない要素がしっかり実装されており、当時のスクウェア(現スクウェア・エニックス)の作り込みが光る作品となっている。

シーンによって様々なキャラクターが加入して一緒に戦ってくれる

 2本目の収録タイトルは、1993年にスーパーファミコン用ソフトとしてリリースされた「聖剣伝説2」。当時としては新しかった、キャラクターを360度自由に動かして戦う「モーションバトル」システムを採用。さらに状況に応じてアイテムや魔法が使用できる「リングコマンド」と呼ばれるコマンドシステムが融合した、戦略性とアクション性が非常に高いゲームとなっている。

【聖剣伝説2】
ゲームボーイからスーパーファミコンになり、グラフィックスもシステムも進化している

 前作では場面によって仲間が1人加入するスタイルだったが、本作では3人固定のパーティ制となっている。仲間のNPCは基本的には勝手に行動して戦ってくれるが、操作キャラを切り替えて自分で動かすこともできるようになっている。

 シリーズでお馴染みの神獣「フラミー」も今作から初登場となり、広大なフィールドを自由に飛び回って冒険を楽しむことができる。

3人パーティになり、RPGの冒険感がさらに増した
フラミーが呼べるようになると、フィールド探索の自由度が格段に上がる

 最後のタイトルは、シリーズの中でも1、2を争う人気タイトル。1995年にスーパーファミコン用ソフトとして登場した「聖剣伝説3」。6人のキャラクターの中から、主人公1人と仲間を選択し、キャラクターの組み合わせで物語の展開が変わるという「トライアングルストーリー」を採用したことで、ゲームのボリュームはシリーズ随一である。

【聖剣伝説3】
主人公ごとに異なるストーリーが楽しめる。キャラクターを変えて何度もプレイしたくなる設計になっている

 モーションバトルやリングコマンドといった戦闘システムは前作を踏襲しつつ、強力な必殺技やオート操作などが新たに実装され、爽快なバトルが今作ではさらに進化を遂げている。

前作と比べて味方のCPUも賢くなっており、しっかりと的確な行動でプレーヤーを手助けしてくれる

 本作で1番の目玉のシステムに「クラスチェンジ」が存在する。キャラクターを成長させることで「光」と「闇」からどちらか1つを選択してクラスチェンジで強化が可能。

 クラスによってパラメーターはもちろん、覚える必殺技や魔法などもガラリと変わる。さらにキャラクターのビジュアルも全く異なるものに変化するという、当時のゲームの中ではトップクラスの作り込みとなっている。

クラスチェンジで格段に強くなるという設計は、当時プレイしていてワクワクさせられた

 ゲーム内容自体は原作を忠実に再現しているが、一部のバグの修正や、どこでもセーブとロードが可能になっていたりと遊びやすさの面ではしっかり手が加えられている。

 「聖剣伝説」シリーズを初めて遊ぶ人や、当時を懐かしみつつプレイしたい人にはおすすめの1本である。

クイックセーブやクイックロードなど、現代的なシステムが加わっている
当時の説明書も収録。当時の記憶が蘇ってくる
ミュージックモードも収録されており、作中のBGMを鑑賞できる

新しく生まれ変わった名作をプレイするならこの3タイトル!

「聖剣伝説2 SECRET of MANA」(プレイステーション 4/Steam)

 「聖剣伝説」シリーズは、往年の名作のリメイクやリマスター作品も数多くあり、それらのタイトルも今回のセールでお手頃な価格になっている。

 そんな作品の中から紹介するのは、プレイステーション 4/Steam向けにリリースされている「聖剣伝説2 SECRET of MANA」。こちらは先ほど紹介した「聖剣伝説2」のフルリメイク作品で、全編ビジュアルをリニューアルし、フィールドからキャラクターに至るまですべてが3Dになって再構築されている。

【聖剣伝説2 SECRET of MANA】
レトロ感を感じさせない美麗なビジュアルで、新規プレーヤーも入りやすい

 ビジュアルは3Dになって現代風に進化しつつ、原作をリスペクトした3Dリメイク作品となっている。

 ゲーム画面は原作版同様の俯瞰視点で、マップも原作を再現した地形となっている。BGMも原作の楽曲をアレンジしたものが収録されているが、コンフィグから懐かしの原曲に切り替えることもできる。新規のプレーヤーには現代風のゲームに映り、原作をプレイした人には懐かしさを感じられる作品になっている。

パッと見は全くの別物のようになっているが、原作の良さは随所に残っている

 リメイクで大きく進化したポイントは操作面だ。原作では上下左右の4方向にしか攻撃ができなかったが、このリメイク版では360度自由に攻撃できるようになっている。アクション性が上がったことでバトルがより快適なものになっている。

 演出面も強化されており、原作に登場する数々のシーンがトークイベントやムービーシーンとなってパワーアップしている。キャラクターボイスも新たに収録されており、原作ではテキストのみで展開されていたストーリーがよりドラマチックに描かれる。

全編フルボイス対応で、没入感がさらに増している

「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」(プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Windows/Switch/Android/iOS/Steam)

 原作から25年の時を経て待望のリメイク作品として話題となった「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」。スーパーファミコンのタイトルの中でもトップレベルに美麗であった2Dグラフィックスがフル3Dという形でリメイクされた。

【聖剣伝説3 TRIALS of MANA】
シリーズ中では1、2を争う人気作が満を持してリメイクされた

 6人のキャラクターからパーティを選択、組み合わせによって物語の展開が変化するという作品の軸である「トライアングルストーリー」はそのままに、本作はあらゆる面がパワーアップしている。原作を忠実に再現した「聖剣伝説2 SECRET of MANA」に対して、本作は現行タイトルと遜色のない作りにゲーム性を一新させた、まさに現代版リメイクといえる作りになっている。

 最も大きな点はアクション性の進化だ。原作は通常の攻撃は1種類のみであったが、本作では弱攻撃と強攻撃の2種類があり、弱と強の組み合わせによって多彩なコンボを繰り出すことができる。

 ゲーム画面も俯瞰視点で固定されたものから、3Dを活かした自由なカメラ操作が可能になっている。本格的な3Dのアクションになったことで、回避やジャンプといったアクションも新たに追加され、原作よりもさらに熱い戦闘が楽しめる。

原作同様、ゲームスタート時に3キャラクターを選択する
リメイク版ではアクション性が格段にアップしている

 成長システムも新しくなり、今作ではレベルが上がると獲得できる育成ポイントをパラメーターに割り振ることができるようになり、自分好みのキャラ育成ができるようになっている。

 他にもアビリティや新クラスの実装、エンディング後の追加エピソードなど、完全新作といっても過言ではないレベルのリメイク作品に仕上がっている。

ゲーム性が一新されただけではなく、様々な新要素が追加されているので原作ファンも新鮮な気持ちで楽しむことができる

「聖剣伝説 Legend of Mana」(プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Windows/Switch/Android/iOS/Steam)

 「聖剣伝説 Legend of Mana」は上記2作品とは違いリメイク作品ではなく、初代プレイステーション版から様々な部分に手が加えられたHDリマスター作品となっている。

 今作は「聖剣伝説3」までとはゲーム性を大きく変えた、挑戦的な作品となっている。これまでのシリーズのように1つの大きなストーリーを軸に広大な世界を冒険するというタイプではなく、ワールドマップからステージを選択し、独立している個々のストーリーを進めていくオムニバス形式となっている。

【聖剣伝説 Legend of Mana】
「アーティファクト」と呼ばれるアイテムを地図上に配置すると町やダンジョンなどが現われる

 バトルシステムも独自のものとなっており、過去作では4方向に攻撃が可能だったが本作では基本的に左右にしか攻撃ができなくなり、ベルトスクロールアクションに近いバトルシステムになっている。

 しかし、戦闘が単調になったわけではない。弱攻撃や強攻撃などの基本のアクションはもちろん、ジャンプやバックダッシュ、カウンターといったような多彩なアビリティ(アクション)が用意されている。必殺技や魔法といったアクションも豊富で、これまでの作品以上にバトルの深みが増した作りになっている。

これまでの作品ではシンプルだった戦闘部分が、かなり奥深い戦闘システムに進化した

 HDリマスター版では、背景やUIの一部が描き直され、グラフィックスが高解像度化されたことで、本作の絵本のような温かみのある映像がさらに美しくなっている。

 オートセーブにどこでもセーブ機能、さらに敵とのエンカウントをOFFにする機能の追加など、原作よりも格段に遊びやすい設計となっている。

 原作ではポケットステーション専用のミニゲームであった「リング・りんぐ・ランド」も本編内に実装されており、まさに「聖剣伝説 Legend of Mana」の完全版といえるだろう。

上が原作、下がリマスター版。高解像度になっただけでなく、描き直されている部分もあり
エンカウントOFFにすれば、物語をサクサク進めることができる
「リング・りんぐ・ランド」の収録は、当時ポケットステーションが入手困難でプレイできなかった人にはたまらない

美麗なグラフィックスで新たな「聖剣伝説」の物語を楽しみたい人へ!

「聖剣伝説 VISIONS of MANA」(プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Windows/Steam)

 17年ぶりのシリーズ最新作として2024年にリリースされた「聖剣伝説 VISIONS of MANA」もセール対象となっている。

 最新ハードの美しいグラフィックスで、精霊たちが息づく“聖剣伝説らしい”温かみのある世界やキャラクターたちを見事に表現している。

【聖剣伝説 VISIONS of MANA】
17年ぶりの完全新作だが、「聖剣伝説」シリーズの空気感はしっかり踏襲されている

 シリーズ初となるセミオープンフィールドを採用しており、どこまでも広がる広大な大地を駆け回り、自由に探索することができる。

 バトルや探索で使える「精霊器」と呼ばれる不思議な道具を使用することでフィールド上のさまざまなギミックを作動させることができ、探索できるエリアが拡大したりと、かなりやり込み度の高いゲーム性になっている。

移動を手助けしてくれる仲間や精霊たちの力を借りて、広大なフィールドを探索する楽しさが本作の魅力

 本作では3人パーティ制で、精霊と共に戦う全く新しいバトルシステムになっている。それぞれのキャラクターは精霊の力を宿した武器で戦う。性能はキャラクターごとに異なり、自身のプレイスタイルや状況に合わせて操作キャラをチェンジさせて応戦していく。

 過去作でもあったクラスチェンジも健在。今作では精霊器を付け替えることでいつでも自由にクラスチェンジすることができる。

 クラスによってビジュアルが変わるのはもちろん、武器や攻撃アクションまでもガラリと変化する。パーティメンバーとクラスの組み合わせで戦略の幅は無限大。奥深いバトルを堪能できるのだ。

本作では様々な状況や局面に合わせてクラスを自由に切り替えることができ、戦いを有利に進めることができる

隙間時間に気軽に遊べるスマートフォン作品もあり!

「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」(Android/iOS)

 いつでもどこでも「聖剣伝説」が遊べるスマートフォンアプリもAndroidとiOS向けに配信されている。

 まず1つはシリーズ第1作目となる「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」のリメイク作品である。「マナの樹」と「聖剣」を巡る物語が3Dとなって復活した。

【聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-】
当時のイメージを崩さず、シリーズの原点がフルリメイク

 ストーリーやゲームシステムなどは原作を踏襲しつつ、操作面や遊びやすさが現代向けに進化している。オリジナル版は上下左右の4方向にしか移動と攻撃ができなかったが、360度自由に移動と攻撃が可能となっている。

 本作はバーチャルパッドを搭載しており、タップやスライド操作でキャラクターを動かすことができる。バーチャルパッドの位置は固定されておらず、画面のどの部分をタップしても反応してくれるのでストレスのない直感的な操作でプレイできる。

原作と比べて操作面やアクション性が向上し、非常に遊びやすくなっている

 ベースがゲームボーイ用のソフトなだけに演出面やゲーム性は非常にシンプルだが、バトルだけではなく様々なアイテムを使った謎解き要素などもあり、ゲームとしての面白さは今でもしっかり感じられる。

 元はモノクロだった35年前の名作が色鮮やかな3Dグラフィックスでスマートフォンで手軽にプレイできる。それだけで非常に価値のあるアプリである。

原作をプレイした人も、そうでない人にもおすすめしたい1本だ

「聖剣伝説2」(Android/iOS)

 そしてスマートフォンで遊べるもう1つのタイトルは「聖剣伝説2」の移植作品である。

 またも「聖剣伝説2」なのだが、先に紹介したプレイステーション 4などでリリースされた3Dリメイクとは違い、こちらのアプリ版は原作を忠実に再現しながらも、タッチパネルの特性を活かしたシンプルな操作を実現している。

【聖剣伝説2】

 スマートフォン向けにメニュー画面をはじめとしたUI周りを一新。リングコマンドの画面ではキャラクターの顔が表示されるようになり、どのキャラクターのメニューを開いているかが一目で分かるようになっている。

今作向けに描き下ろされたキャラクターイラストがゲーム内に実装されている

 オリジナル版では十字キーによる8方向操作であったが、アプリ版はゲーム内のゲームパッドをタップして操作する形式となっているので360度方向にスムーズにキャラクターを動かすことができる。

 新たにショートカット機能も追加されている。ショートカットは最大4つセットでき、そこに魔法やアイテムなどを設定しておけばわざわざメニューを開かずとも瞬時に使用できてとても便利だ。

 レトロゲームの雰囲気を残しつつも映像やプレイ感は格段に向上している。原作の空気感を手軽に味わいたいならこちらをおすすめする。

ドットの味わい深さも感じられる、3Dリメイクとはまた違った良さが詰まっている

 作品ごとの主な特徴だけを今回は駆け足気味で紹介してきたが、今回触れられなかった世界観やストーリー、そしてキャラクターたちも非常に魅力的なシリーズとなっている。

 長きにわたってゲームファンから愛され続けている「聖剣伝説」シリーズをお手頃価格でまとめて楽しめるこのチャンスに、ぜひとも気になったタイトルをプレイしてもらいたい。